KIT : 1/700 FUJIMI SHIRATSUYU/HARUSAME TOKU-55
白露
白露(しらつゆ)は、日本海軍の駆逐艦。1944年(昭和19年)6月中旬、マリアナ沖海戦を目前にタンカーと衝突して爆沈した。
本艦は一等駆逐艦白露型の1番艦である。この名を持つ日本海軍の艦船としては神風型駆逐艦 (初代)「白露」に続いて2隻目。『白露』とは露の美称の事で、小倉百人一首第37番には文屋朝康の作として「白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける」が収められている。
「白露」は佐世保工廠で1933年(昭和8年)11月14日に起工。同年12月15日、初春型駆逐艦「有明、夕暮」は初春型から除かれ、『一等駆逐艦有明型』が登録された。同日附で建造中の有明型3隻に対しそれぞれ「白露(シラツユ)」、「時雨(シグレ)」「村雨(ムラサメ)」の艦名が与えられる。1934年(昭和9年)11月19日、有明型駆逐艦は登録を抹消されて「有明、夕暮」は初春型に戻り、あらたに白露型駆逐艦が新設、有明型3番艦だった「白露」は同型の1番艦(ネームシップ)となった。1935年(昭和10年)4月5日に進水。1936年(昭和11年)8月20日に竣工した。
太平洋戦争緒戦は第1艦隊第1水雷戦隊(司令官大森仙太郎少将:旗艦阿武隈)に属し、柱島泊地に所在していた。山本五十六連合艦隊司令長官の座乗する戦艦「長門」「陸奥」等と共に小笠原近海まで進出している。
台湾方面への輸送船団を護衛、珊瑚海海戦に参加、ミッドウェー海戦では中途まで出撃。
ソロモン海の戦いの後、ブナ輸送作戦にてB-17型爆撃機の空襲を受け、「白露」は直撃弾と至近弾により前部が大破し、船体切断の危機に瀕した。戦死者6名。
修理完成後の「白露」は再びソロモン諸島方面に進出、1944年(昭和19年)1月以降、船団護衛等に従事。2月には大和型戦艦「武蔵」の護衛を複数回にわたって行う。
1944年6月15日未明、輸送船団(タンカー3隻)を護衛していた「白露」は船団中を不用意に旋回運動を行い、油槽船「清洋丸」と衝突。爆雷誘爆により約3分で沈没した。
「白露」の生存者は第17駆逐隊「浜風」等に救助された。「浜風」によれば、スコールを抜けたところ「白露」の姿がなく騒動となり、「浜風」は補給部隊司令官の命令により反転救助へ向かう。すると白露水雷長が投げ込んだ訓練用魚雷(魚雷頭部に発光装置がある)の明かりを発見、午前6時以降全力で救助作業を行ったという。生存者准士官以上12名、下士官兵143名(浜風報告では141名だが、清洋丸に2名救助されている)。
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SPECIFICATIONS:
分類:駆逐艦
起工:1933年起工 竣工:1936年竣工
等級:白露型 1番艦
艦名:白露 気象 「露」の美称
排水量:基準排水量:1,685トン 公試排水量:-,—トン 満載排水量:-,—トン
全長:111m 全幅:9.5m
兵装:
竣工時 | 最終時 |
50口径12.7cm連装砲×2 | 50口径12.7cm連装砲×2 |
50口径12.7cm単装砲×1 | 50口径12.7cm単装砲×1 |
40mm単装機銃×2 | 撤去 |
– | 25mm連装機銃×1 |
– | 25mm三連装機銃×2 |
61cm4連装魚雷発射管×2 | 61cm4連装魚雷発射管×2 |
爆雷投射機×2 | 爆雷投射機×2 |
爆雷×16 | 爆雷×16 |
搭載機(常用+補用):なし
ADDITIONAL:
–
LIST OF SHIPS:
白露型 時雨 | 村雨 | 夕立 | 春雨 | 五月雨
改白露型 海風 | 山風 | 江風 | 涼風
PARTS LIST:
1/700 フジミ製 日本海軍 駆逐艦 白露・春雨セット(前期型武装強化時)特-55
1/700 YX MODEL製 超極細密 レジン製 アンカーチェーン YXN700-001
レインボーモデル製 白露型エッチングセット Rb7080
フライホークモデル製 日本海軍手摺 FH700019
海魂製 サーチライト H083
フライホーク製 リギング FH100001
フライホーク製 弾薬筐 FH700011
海魂製 窓枠セット H036
海魂製 艦尾艦名板セット H111
他金属素材、プラスチックインジェクションパーツ等使用
SPECIAL COLOR:
CREOS C32+C62 50%-50% : ウェザリング、下地ブラック考慮のため、1:1で混色
CREOS C41 : Replace SC06リノリウム塗装部分に使用 (リノリウム色は明るすぎるため)
TIMELINE:
2019年6月1日 起工
2019年6月6日 竣工
POSTSCRIPT:
–
1944