カタパルトといえば印象は1つしかなく、伊勢も日向も大和も巡洋艦も同じでは?
細かいですが、違うのです。
ややこしいので、まとめてみました。
■萱場式艦発促進装置
スプリング式。1929年から1933年にかけ、一基の試験装置を「五十鈴」と「由良」で実験。
実装艦無し
■呉式一号射出機一型 (呉式1号1型)
空気式。1928年、「衣笠」で実用実験にて同装備を備えた初の日本海軍艦艇となった。
■呉式一号射出機四型 (呉式1号4型)
伊8、甲型、乙型潜水艦
■呉式二号射出機一型 (呉式2号1型)
火薬式での最初の実用射出機。
実装艦無し
■呉式二号射出機三型 (呉式2号3型)
火薬式。約3,000kgの機体を加速させる能力を持つ。
高雄型重巡洋艦、改装前の金剛型戦艦(改装後は呉式2号5型)
■呉式二号射出機五型 (呉式2号5型)
火薬式。全長19.4m。約4,000kgの機体を加速させる能力を持つ。
開戦時には艦艇の射出機のほとんどがこの型だった。
形状や搭載艦の事情に合わせた改造で、後に「改2」「改5」といった数字がつく。
■一式二号射出機一一型 (一式2号11型)
火薬式。全長25.5m。約5,000kgの機体を100km/hまで加速させる能力を持つ。
日進、速吸、航空戦艦伊勢、航空戦艦日向
■二式一号射出機一〇型 (二式1号10型)
空気式。全長44m。約5,000kgの機体を150km/hまで加速させる能力を持つ。
大淀 (後に呉式2号5型へと改装)
■四式一号射出機一〇型 (四式1号10型)
空気式。全長26m。約5,000kgの機体を発射間隔4分で発射できる能力を持つ。
伊400型、改甲型潜水艦