輸送艦

IJA S-Class AP Sasakomaru

KIT : 1/700 FUJIMI TRANSPORT SHIP SASAKOMARU / SAKURAMARU TOKU-60


笹子丸
防空基幹船(ぼうくうきかんせん)または略して防空船(ぼうくうせん)とは、日本陸軍が護送船団を航空機から防衛するために対空兵器を集中配備した軍隊輸送船のことである。
太平洋戦争開戦時に8隻が準備されたが、武装を他の船に移したり、防空基幹船と呼称されないまま武装強化された船が増えたりして、大戦中期までには一般の輸送船と区別されなくなった。
太平洋戦争時の日本では、陸軍が軍隊輸送船などとして徴用した商船の自衛武装は、海軍ではなく陸軍が担当することになっていた。そのため、日本陸軍は、陸軍徴用船に乗船して自衛火器を操作する部隊として開戦時点で2個の船舶高射砲連隊を編成し、計440門の火砲を配備していた。しかし、装備火砲のうち航空機に対抗するための高射砲は48門しかなく、南方作戦での上陸戦時に予想される連合国軍の空襲に対して、十分な防御力があるとは言えなかった。そこで、考案されたのが、対空火器を一部の輸送船に集中配備して他の輸送船を護衛させるという戦術で、この重武装船を防空基幹船と呼称することにした。
太平洋戦争勃発4か月前の1941年(昭和16年)8月9日、日本陸軍は、陸軍省保有の「神州丸」を含む8隻の輸送船を防空基幹船として武装させるよう指示した。選ばれたのは優秀船が中心であるが、「ありぞな丸」のような旧式船も混じっており、分散使用を前提に同型船の無い船が選ばれる傾向もあった。標準武装は船首と船尾に八八式七糎野戦高射砲を1組ずつ4門、九八式二十粍高射機関砲を船首と船尾に1組ずつ4門・船橋後方に両舷3門ずつ、船首に三八式野砲1門とされたが、実際の武装は異なっていたとみられる。八八式七糎野戦高射砲は、支給弾薬の種類から、水平射撃も可能な要塞配備用の「マル特」と呼ばれる仕様であったと推定される。陸軍による船舶への武装は、海軍の軍艦のように固定的なものではなく、船舶高射砲連隊から分遣された船砲隊が臨時に布陣する流動的な方式だった。そのため、砲座などの設備も木材などでできた簡易なものであった。防空基幹船の場合も同様で、戦況に応じて他船に武装を移動した例がある。
太平洋戦争が始まると、防空基幹船はマレー作戦およびフィリピン攻略作戦の上陸作戦に投入された。そのうち「佐倉丸」はイギリス空軍の空襲を受けて応戦したが、輸送船「淡路山丸」を守り切れず、自身も被爆損傷している。
最初の上陸作戦を終えた後の防空基幹船は、必ずしも上陸戦に投入されたわけでもなく、分散使用された。防空基幹船(防空船)という呼称も、遅くとも南方作戦終了までには用いられなくなったと考えられる。ただし、蘭印作戦でのジャワ島上陸時(1942年3月)には、緒戦で空襲による被害が続出した戦訓をふまえ、実質的に防空基幹船に相当する高射砲6門装備の輸送船2隻とこれに準ずる高射砲4門装備船7隻が追加されている。1942年8月以降のガダルカナル島の戦いでは強行輸送船団の陸軍輸送船全てに2-8門の高射砲が装備されており、特定船への集中配備という戦術は消えていた。
笹子丸行動略歴1941年7月8日 日本陸軍に徴傭 1941年12月8日 シンゴラ上陸作戦 1942年2月18日 マカッサル出撃。バリ島攻略戦 1942年3月2日 蘭印作戦 1942年10月12日 ラバウル出撃。第一次ガダルカナル島向け強行輸送 1942年10月15日 ガダルカナル島タサファロングで強行揚陸中、爆撃を受けて擱坐

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SPECIFICATIONS :
TYPE : TRANSPORT SHIP
COMMISSINED : 1941 FATE : 1942 WENT AGROUND OFF GUADALCANAL BY AIR RAID
CLASS : S-CLASS TRANSPORT SHIP 6TH SHIP
NAME : SASAKOMARU PLACE NAME
DISPLACEMENT : STANDARD 7,189t, TEST -t, FULL LOAD 9,258t
LENGTH : 145m BEAM : 19m
ARMAMENT :

PRIMARY GUN
SECONDARY GUN
AA GUN8×Type88 7.5cm AA Gun
AA MG8×Type98 20mm AA MG
MG
ROCKET LAUNCHER
TORPEDO
DEPTH CHARGE
OTHERS

AIRCRAFT : N/A

補足情報:

同型艦:
崎戸丸 | 讃岐丸 | 佐渡丸 | 佐倉丸 | 相模丸 | 相良丸

使用部品:
1/700 フジミ製 防空基幹船 笹子丸/佐倉丸 特-60
アオシマ製 特設水上機母艦用エッチングセット 009727 (一部流用)
YX-MODEL 見張台 YXN700-005
軍艦堂 短艇キャンバス GK70009
真鍮線 0.2mm, 0.3mm, 0.5mm
銅線 0.3mm

特色:

製作年月:
2020年5月 製作

あとがき:

編集 鴣囃子裕二@軍艦堂 トップへ

1942


2020/05/17
船体はあらかじめケガいて後半継ぎ目を再現し、組んだ後、パテで修正です。
迷彩は船体自体が曲線なので、マスキングはすべて直線で行いました。これで船体のカーブに沿ったアールが自然に出ます。迷彩は資料がないので、箱絵を参考にしています。
短艇は素っ気無いので短艇キャンバスシートをバフとマットホワイトで塗装してテグスで巻いてあります。
甲板はタン、タンとウッドブラウンの混色、タンとウッドブラウンと明灰白色の混色の3色を0.4mmのマスキングシートを使い塗分け、ブラウンでウォッシングしました。
エッチングは、アオシマ製の水上機母艦用を流用して製作しています。なにかと充実しているので、商船系の艦船を製作するのには都合がいいです(笑)

2020/05/20
機銃は正確には違いますが、部品が存在しないので、25mm単装機銃エッチングを使用しました。7.5cm陸軍野戦砲も部品がないのでサードパーティー製の14cm砲をとおもったのですが、倍近いものってのもと思い、キットのものを使用しました。
デリックは規則性をあえて持たせず、あるものは立状態、あるものはハの字に開きあるものは斜位置にしました。
収納状態(倒状態)はエッチングの索の長さが足らぬので無しです。

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