KIT : 1/48 TAMIYA FOCKE WULF FW190 D9 61041
Fw190 D-9
Fw190 ヴュルガー(Focke-Wulf Fw190 Würger )は、ドイツのフォッケウルフ社が開発し、第二次世界大戦時にドイツ空軍などで運用された戦闘機。 愛称の「ヴュルガー(Würger)」はモズの意。設計責任者はクルト・タンクで、メッサーシュミット社が開発したBf109戦闘機とともに第二次世界大戦におけるドイツ航空戦力の主力を担った。 本機は「液冷王国」であった当時のドイツ空軍にあって、初期型が唯一強力な空冷エンジンを搭載した主力戦闘機として優れた飛行性能を見せたほか、機体が頑丈で発展性に余裕があり、戦闘爆撃機型や対爆撃機型、高速偵察機型など様々な派生型が生産され、また機体の整備・運用の手間に要するコストも比較的少なく、第一次世界大戦への従軍経験のあるタンクの設計コンセプトが具現化し、よく過酷な戦場に耐えて大戦を戦い抜いた。1944年には不足していた高高度性能を改善するため、エンジンを液冷エンジンのJumo213Aに換装したFw190D-9型が登場した。 大戦末期に開発されたさらなる改良型は、設計者であるタンクの名称を取ってTa152と命名された。 シリーズの総生産数は20,000機以上。うち、戦闘爆撃機型は6,600機強。
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SPECIFICATIONS :
ROLE : FIGHTER
CODE : Fw190 D9
NAME : WÜRGER DORA
FIRST FLIGHT : 1944 (PROTOTYPE)
MANUFACTURER : FOCKE-WULF
LENGTH : 10.192m WINGSPAN : 10.506m HEIGHT : 3.36m FULL-LOAD WEIGHT : 4,840kg
ARMAMENT :
NOSE | 2×13mm MG131 MG (A8) |
INSIDE WING | 2×20mm MG151/20 MG |
BEHIND | – |
SIDE | – |
BODY | MAX 500kg |
UNDER WING | – |
CREW : 1
ENGINE : JUNKERS JUMO A-1 1,770hp (2,240hp w/MW50)
MAX SPEED : 698km/h (732km/h w/MW50)
FERRY RANGE : 810km
SERVICE CEILING :-m
ADDITIONAL :
–
REVISION DESCRIPTION :
D-9
D型は液冷12気筒エンジンJumo213A-1を装備。それに伴い機首(50cm)および胴体後部(49cm)を延長し全長を8.95mから10.192mと改め、垂直尾翼も増積。また機首右側面には過給器空気取り入れ口が突出している。液冷エンジンに不可欠なラジエーターはエンジンの前面に環状に配置(環状ラジエーター)され空気抵抗の増加を避け、さらに改造箇所を極力機首のみに限定するという効果をもたらした。初飛行は1942年9月である。やはり排気タービン過給器(ターボチャージャー)は装備しておらず、また最終的に与圧キャビンは装備しておらず本格的な高々度戦闘機とは評価しがたいが、A型のような高空での急激な出力低下は見られなかった。1944年6月末には2機のプロトタイプが完成、こうして1944年8月以降、Fw190D-9、愛称ドーラ(Dora、ドーラ9、長鼻ドーラ)、が量産されることとなった。この量産の影では、C型と同様に与圧キャビンの無いD-1型、与圧キャビンを装備したD-2型がA-0型やC型からの転用も含め用意された。だが、量産型が何故D-3型ではなくD-9型であるのかは不明である。最終的にカタログスペックでは高度6,400mで698km/h、高度6,200mでMW50を使用して732km/h、上昇限度13,200mの性能を発揮している。なお初期にランゲンハーゲン工場またはコトブスで生産された300機は従来型と同様のキャノピーを装備していたが、それ以降は視界を向上させたガーラント・ハウベを装備した。また胴体下面にはETC501またはETC504爆弾ラックを装備し、爆装も可能である。またパイロットの背面に12mmの防弾鋼板を装備し、前面の防弾ガラスは50mmの厚さのものである。 武装は機首にMG131 13mm機関銃×2(弾数各475発)、主翼内翼にMG151/20 20mm機関砲×2(弾数各250発)を装備していた。D-9にもいくつかの改修型が計画されたが、1944年末に完成したキャノピー除霜装置、FuG125「Hermine」無線航法装置/着陸誘導装置、LGWK23進路指示計、PKS12自動操縦装置を装備した全天候仕様R11以外は、実戦では全く、またはほぼ使われていない。D-9およびD-9/R11は約750機が生産されたが、並行してA型の生産も続けられていた。なおD型合計で1,805機とする資料もある。なお、一説にはD-9型は1826機が生産されたが、実戦に投入されたのは300機程度にすぎないという説もある。ただしタンクにとってはD型は暫定的・中継ぎ的な存在であり、本命は次のタイプ、Ta 152であった。だがこれを大いに公言してしまったため、配属部隊の士気がどうにもあがらなかった、との逸話も伝えられている。 Fw190D-9「ドーラ」はBMWの工場が爆撃に遭いA型の生産が落ち込んでしまったため、予定を繰り上げて1944年8月頃から生産が開始された。1944年11月頃から前線に配備されはじめ、いくつかの飛行隊が機種改編された。12月には実戦に投入されたが、しかしドイツ空軍の戦闘機隊は12月中にラインの護り作戦に投入され、大きく損耗してしまう。Fw190D-9は連合軍の新鋭戦闘機とも十分に渡り合える性能を持っていたと思われるが、上述の説明のようにドイツ空軍には最早ベテランパイロットは少なく、また物量差も圧倒的で、本機の登場が戦況を覆すには至らなかった。なお40-50km/hの速度向上と引き替えに横転性能が低下し武装が弱体化してしまっていたが、慣れてしまえば多くのパイロットには好評であったようである。 野原 & 塩飽 (1990)では、空力的に洗練されている上に馬力の割に重量が軽いことなどから、単純な空戦性能であればP-51マスタングを凌駕していたのではないかとし、また野原 (2003)では、全体的な空力学的な洗練度では劣るものの環状ラジエータを採用した空力学的有利があり、またエンジンの離昇出力が1450馬力対1750馬力と、20%も優勢だったことも、単純に機体自体の性能であれば十分に対抗できたはずであろうことの根拠としている。歴史群像 (2010) では、ドイツ側は本機をP-51Dに匹敵する機体であるとしていたと紹介しながらも、世の中に出回っている本機のカタログスペックは「推算値」であり、実際の性能は連合国の新鋭機に比べてやや劣っていたとしている。
PARTS LIST :
1/48 タミヤ製 フォッケウルフ Fw190 D-9 傑作機シリーズ No.41
1/48 軍艦堂製 レバー 回転式 GK48009
1/48 軍艦堂製 ドイツ空軍シートベルトI GK48018 (発売前テストショット使用)
ニッケルチタン線、ストレッチ線
真鍮線0.2mm, 0.3mm, 0.5mm
SPECIAL COLOR :
機体上面色 : AS-24 DARK GREEN (LUFTWAFFE) > C123 RLM83 DARK GREEN, AS-4 GRAY VIOLET (LUFTWAFFE) > C37 RLM75 GRAY VIOLET
機体下面色 : AS-5 LIGHT BLUE (LUFTWAFFE) > C117 RLM76 LIGHT BLUE 1941~
機体内部色 : XF-22 RLM GRAY > C60 RLM02 GRAY
コクピット内部色 : XF-63 GERMAN GRAY > C40 GERMAN GRAY
プロペラ : X-18 SEMI-GROSS BLACK > C92 SEMI-GROSS BLACK, XF-27 BLACK GREEN > C18 RLM70 BLACK GREEN 他指示通り
国籍マーク : C33 FLAT BLACK
部隊帯 : C113 RLM04 YELLOW, C114 RLM23 RED
排気管 : XF-56 METALLIC GRAY > MC214 DARK IRON (磨き加工)
翼端灯 : ベース XF-2 WHITE, 右舷 X-23 CLEAR BLUE, 左舷 X-27 CLEAR RED
他、指示通り
トップコート : ガイアノーツ Ex-10 Ex-フラットクリアープレミアム[フッ素入]
TIME LINE :
2024年04月05日 完成 REF.#A-003-02
2024年03月28日 製作開始
POST CSRIPT :
水冷エンジンなのに空冷エンジンのような見た目と独特のながっぱな
資料はいつもA/F/Gで括られDは異端児扱いのD9です。
工作点はリベット打ち、コクピット内レバー類レジン使用、シートベルトレジン使用、ピトー管真鍮パイプ2層構造、アンテナ線、下部アンテナ0.3mm真鍮線で設置(FuG25IFFロッドアンテナ)、ブレーキホースをシルバー線(銅線シルバーメッキ)で設置、レビ16Bリフレクター板の0.2mm透明プラ板加工、ステンシル類、プロペラ渦、部隊識別マーク(ー)を除くマーキングの全塗装での再現(国籍マーク、ハーケンクロイツ、15、黄帯、赤帯)
編集 鴣囃子裕二@軍艦堂 トップへ
第31戦闘航空団第II飛行隊第4中隊機 1945年 ドイツ バイエルン・シュトラウビング