KIT : 1/48 TAMIYA GERMAN TIGER I LATE PRODUCTION MM NO.75
ティーガーI(ドイツ語: Tiger I、ティーガー アイン(ツ))は、第二次世界大戦期のナチス・ドイツで開発された重戦車(55トン級)である。制式名称は何度か変更されており、最終的にはVI号戦車ティーガーE型(Panzerkampfwagen VI Tiger Ausführung E、パンツァーカンプ(フ)ヴァーゲン ゼクス ティーガー アウスフュールンク エー)と呼ばれていた。 書籍における日本語表記は「六号重戦車」「虎号戦車」「虎戦車」に始まり、英語読みの「タイガー」やドイツ語での発音の1つ(舞台ドイツ語)である「ティーゲル」が多く見られたが、1970年代後半頃から、現代ドイツ語の音に近い「ティーガー」が見られるようになり、現代ではこの読みで記されることが多い。 VI号戦車にはI型とII型の2種類が存在し、それぞれティーガーI、ティーガーII と呼ばれる。またドイツ戦車はティーガーをつけることが多くヤークトティーガーやシュトゥルムティーガーなどもある。 IV号戦車の前面装甲は初期型で20mm、強化されたF型でも50mmに過ぎない。対してティーガーIの車体前面装甲は100mm、鋳造製の砲塔前面防盾は120mm、側面と後面装甲の厚さも80mm、側面下部は60mm、上面と底部の装甲の厚さは25mmである。後に砲塔の天蓋の装甲は40mmに強化された。車体、砲塔とも、装甲の接合にはリベットではなく、同時期の他のドイツ戦車同様の溶接による高品質のものであった。IV号戦車では車体の構成に際し、基本フレームに装甲板を組みつけていく方法をとったが、ティーガーIでは基本フレームを用いず、装甲板同士を直接嵌合し、溶接して組む構成であった。 ティーガーIに採用された主砲の砲尾と点火機構は、有名なドイツ軍の8.8 cm 高射砲のものが用いられた。8.8 cm Kwk 36L/56砲はティーガーIのための改造版であり、ティーガーIIの8.8 cm Kwk 43L/71とともに第二次世界大戦半ばまでは最も威力があり、終戦まで連合軍に恐れられた戦車砲であった。 機関にはガソリンエンジンを採用した。これは排気量21リットル、シリンダーが60度に配置されたV12型液冷エンジンのマイバッハHL210P45で、最高出力は650馬力であるが57トンのこの巨体には充分でなかった。この機関は250両目に生産されたティーガーIから換装され、最高出力が700馬力に改良されたHL230P45が搭載された。エンジンのエアフィルターには油性湿式のものが用いられた。ほか、北アフリカ戦線やロシア南部に配備された車両には乾式のファイフェル型フィルターが装備された。これは機関室リアパネルの外側上部に取り付けられており、冷却用吸気口とパイプで接続している。この乾式フィルターは1944年初頭に廃止された。 ガソリンエンジンはディーゼルエンジンにくらべて燃料が発火しやすく、防御上極めて不利だが、当時、ドイツは優勢な英海軍に海洋封鎖されて石油の輸入に困難があり、国産化学合成石油のフィッシャー・トロプシュ法石炭液化油は、当時の鉄系触媒ではガソリン留分の含有が多く、軽油を多く含む人造原油を化学合成できる白金触媒が開発成功したのは戦後だった。そして希少な軽油留分は、燃料兵站計画上、大西洋の米英ソ兵站線の切断で活動し、長大な航続距離と揮発しない燃料油が必要だったUボートに回さざるを得なかったため、ドイツ戦車のエンジンにはガソリンエンジンが選択され続けた。ガソリンエンジンは軽量大出力で、機動性能は同等の排気量のディーゼルエンジン戦車より良好で、振動も少なく初弾命中率向上に効果的でもあった。エンジンの始動には車体のリアパネルに設けられた穴を通して、クランク、またはシュビムワーゲンの後部のプロペラシャフトと連結、もしくは小型の始動用の外部エンジンで始動した。エンジンの交換は、機関室上面に設けられた、グリルのあるハッチを開いて機関を吊り上げ、車外に搬出した。火災に備えて機関室には自動消火装置が装備された。電気検知式の温度センサーを備えており、摂氏160度以上で作動、消火剤を約7秒間放出する。 ティーガーIの57トンの重量は、当時のほとんどの橋梁の荷重制限を超えていた。このため本車は4メートルの深さまで水中を走行できるよう設計された。水中でのエンジンの吸気と冷却のため、機関室後部上面に高さ3メートルの伸縮式吸気筒を装備し、ハッチと各種接合部には防水シールが施された。潜水は2時間半程度まで可能だった。車内への漏水は汚水排出用ポンプで排出された。この潜水機能の獲得のためには車体に完全な水密構造が求められ、生産に手間がかかった。さらに水中走行の準備には30分かかり、砲塔と主砲は真正面の位置に固定し、開口部には防水カバーや栓、また隙間にはゴムによる密閉を行い、車体背面にはシュノーケルを立てる必要があった。この潜水機構は495両生産された極初期型に搭載されたが、ごく一部のみの装備にとどまり、後の生産型では廃止された。潜水装置を用いない渡渉では1.6メートルないし1.2メートルまでの深さを渡ることができた。 ティーガーIの機械的信頼性は、その57トンの車重により大きく損なわれた。この過大な重量は、サスペンションに負荷をかけたが、これは複雑で修理が困難だった。複雑な変速器と操向装置は、実戦で大きな負荷をかけると壊れやすかった。そのため、移動は基本的に列車で行われた。もし、行軍の必要がある場合は、低速で行動しなければ、ブレーキやトランスミッションが著しく消耗し、肝心の戦闘ができなくなった。適切なオーバーホールや整備を受けない車輛は、簡単に故障を起こして使用不能となった。 また、巨大な重量を受ける履帯、転輪、起動輪、変速機は、消耗が大きかった。重量過大なことから履帯は破損しやすく、粗い運転や不適切な地形での走行で屈曲、切断などの故障を起こした。大重量を駆動させるエンジンも損耗が激しく、しばしば過熱や火災を起こした。後に、機関室には温度の上昇を検知して自動的に作動する自動消火装置が装備された。これらの故障、整備に対して要する労働と時間は乗員や整備大隊を大きく拘束した。 ティーガーIは、第二次世界大戦に投入された戦車において、重装甲かつ強力な砲を持つ戦車の一つであり、連合軍戦車の強敵だったが、設計は保守的でいくつかの重大な不利があった。車体とその装甲板は、避弾経始の概念が採用される前の設計のため、ソ連のT-34やパンターのような傾斜を取り入れないほぼ垂直の面構成で作られた。そこで充分な防御力を与えるために、厚くて重いものとなった。さらに、生産コストが非常に高かった。第二次世界大戦中に50,000両弱のアメリカのシャーマン戦車と、58,000両のソ連のT-34戦車が生産されたのに比べ、ティーガーIはわずか1,350両、ティーガーIIは480両(1945年1月までに417両)程度に過ぎない。ドイツ戦車の設計は複雑で、連合軍戦車に比べ生産コストの面でいずれも高くついたが、ティーガーIはパンターの約2倍、III号戦車の約3倍、III号突撃砲の約4倍も高価だった。
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SPECIFICATIONS :
TYPE : TANK
CLASS : HEAVY CLASS
NAME : TIGER I
COMMISSIONED : 1942
LENGTH : 8.45m, WIDTH : 3.705m, HEIGHT : 3m, WEIGHT : 57t
ARMAMENT :
PRIMARY GUN | 1×88mm KwK 36 L/56 Canon |
SECONDARY GUN | 2×7.92mm MG34 MG |
AA GUN | – |
AA MG | – |
MG | – |
ROCKET LAUNCHER | – |
OTHERS | – |
CREW : 5
ENGINE : Maybach HL230 P45 V12 700hp
MAX SPEED : 40km/h
FERRY RANGE : 100km
ADDITIONAL :
–
DESIGNATIONS :
後期生産型
1944年2月~1944年3月生産。
- 鋼製転輪の採用
- 転輪配置の変更
- 転輪数の削減
後期型から鋼製転輪(ポルシェティーガーで経験済みのゴムリング板を2枚のプレス鋼板でサンドイッチした構造の大転輪。それまでのゴム縁(ゴムリム)付き転輪と同等の緩衝効果があり、戦略物資であるゴムの節約もできる優れ物だったが、走行音は大きくなった)が採用された。同時に転輪の配置も変更されており、トーションバー・サスペンション方式で、1本のトーションバーに複数の転輪を取り付けるという千鳥足配列(オーバーラップ転輪)は変わっていないが、これより前の型とは配列が異なる。それに伴い転輪の数も、それまで1本のバーに片側3枚ついていた転輪が2枚に減っており、サスペンションの負荷が減る、メンテナンスやトラブル時に外す転輪の数が減る、鉄道輸送用の520 mm幅の履帯(通常は725 mm)を装着する際に、外側の4枚の転輪を外す手間が省ける、コストダウン、生産性向上、といった利点があった。
PARTS LIST :
タミヤ製 1/48 ドイツ重戦車 タイガーI 後期生産型 MM No.75
アライアンスモデルワーク製 0.5mm 角折メッシュ TW012
0.2mm真鍮線
PAINT LIST :
C39 DARK YELLOW
C70 DARK GREEN
C41 RED BROWN
WC03 STAIN BROWN
WC08 RUST ORANGE
WC14 WHITE DUST
WC18 SHADE BROWN
MC214 DARK IRON (履帯) 磨き
MC212 IRIN (露出金属部分) 磨き
XF-52 FLAT EARTH (木部下地)
XF-64 RED BROWN (木部斑)
XF-1 FLAT BLACK
XF-15 FLAT FRESH
XF-65 FIELD GRAY
SIZE OF MODEL :
全長: 約-cm, 全幅: 約-cm, 全高: 約-cm
TIME LINE :
2023年9月28日 製作開始
REF.#A-002-00x
POST SCRIPT:
–
編集 鴣囃子裕二@軍艦堂 トップへ
武装親衛隊第101重戦車大隊第二中隊所属211号車
23/09/28 シャーシ―です。追加作業はツインメリットコーティングとウェザリングです。
ツインメリットコーティングはヒートペンを使用しました。
23/09/29 転輪設置です。よくある転輪の縁のラバー部塗装がないのはちょっぴり楽でした。
死角に入る部分もあるので、ある程度のウェザリングをやっておきました。
(PAINT LISTに使用色を掲載)
23/09/30 ツインメリットコーティング作業です。ヒートペンでコツコツコツコツ….と
位置はキットのバックグランドインフォメーション通りです。
23/10/01 シャーシー、砲塔、ボディーそれぞれ迷彩塗装後組んで細部塗装です。
明細>ガイアノーツプレミアムマットコート(ウェザリング保険笑)>細部塗装の順で行いました。
23/10/02 小物類の設置、塗装、細部レタッチ、デカール貼付、履帯設置やってます。
デカールは糊剤、ソフター、圧着を行って密着させました。履帯がボディー設置後だとムズい⤵
23/10/03 履帯作業継続中上面が車輪から浮かない様に接着中でティッシュ挟んでます。最後の最後で履帯が合わないことを祈りつつ笑