KIT : 1/48 TAMIYA M6A1 SEIRAN 61054
M6A1
晴嵐(せいらん)は、大日本帝国海軍が第二次世界大戦中に開発した水上攻撃機。設計生産は愛知航空機、略符号はM6A1。
伊四百型潜水艦による戦略爆撃の目的で開発された、小型軽量の急降下爆撃が可能な潜水艦搭載用の水上攻撃機(海軍での分類は特殊攻撃機)。
昭和18年(1943年)11月に初号機完成。だが1944年9月でも実験飛行の段階だった。
第六三一海軍航空隊(1944年12月15日編制)で運用された。
太平洋戦争開戦後の1942年(昭和17年)1月、鈴木義尾軍令部第2部長から艦政本部に対し「新型潜水艦」について照会があった。同年5月、水上攻撃機2機(昭和19年初頭、3機に改訂)・航続距離三・三万浬・連続行動可能期間四ヶ月以上という「特型潜水艦」の艦型が決定した。この特型潜水艦が伊四百型潜水艦であり、水上攻撃機が晴嵐である。
構想そのものは山本五十六(当時、聯合艦隊司令長官)に依る。
太平洋戦争後半、伊四百型に搭載する晴嵐の機数は、2機から3機に増やされた。同時に、伊十三型潜水艦も搭載機を「偵察機1」から「攻撃機2」に変更することになり、改造計画を実施した。
晴嵐は伊四百型潜水艦(のちに伊十三型潜水艦をも加える)を母艦として、浮上した潜水艦からカタパルトで射出され、戦略的な目的での攻撃に使用されるために計画された特殊攻撃機である。
「潜水空母」伊四百型潜水艦に搭載するため、愛知航空機において母艦と同時期に開発に着手され、昭和18年11月に試作第一号機が完成した。
実戦における攻撃時には、エンジン出力の関係から大型爆弾の場合はフロートを装着しない仕様になっており、攻撃後は艦近くの海面に着水、又は搭乗員を落下傘降下させ乗員のみを収容する予定だった。一方、潜水艦には予備魚雷と予備爆弾が装備され、状態によって再出撃も可能であった。ただし、唯一にして最後の出撃時は特攻が予定されていた。
晴嵐は伊四百型の飛行機格納筒に納めるため、主翼はピン1本外すと前縁を下に90度回転して後方に(鳥が歩行時に羽を胴につけているイメージ)・水平尾翼は下方に、垂直尾翼上端は右横に折りたためる。
フロートは取り外されているが、機体近くに置かれており短時間で装着できるようになっている。また、暖機のかわりに、加温した潤滑油・冷却水を注入できるなどの工夫で、作業開始後約3分以内で発進可能と言われている。伊四百型は晴嵐を3機搭載でき、潜水艦搭載時には既に雷装、爆装していた。ただし、飛行機格納筒の一番奥に収納された3番機は潜水艦甲板上での整備スペースが限られているため、1番機・2番機の整備および射出完了後に、発進諸準備を開始する。
世界中で(極端な話、北極や南極でも)使用を可能にするためジャイロスコープを装備するなど、非常に『凝った』造りの機体であった上に製造数も少なかったため1機あたりのコストも高く、零戦50機分に相当すると言われた。
晴嵐と晴嵐改はいずれも「試製」の冠称がついた実験機[法令 1]としての扱いに変化が無いまま敗戦を迎えており、実施部隊の認識はともかく省としては兵器に採用する法令を施行していない。 また、1945年(昭和20年)7月に海軍航空本部が調製した「海軍現用機性能要目表」においても、それぞれ「試製晴嵐」「試製晴嵐改」の機名が記されていたとされる。
晴嵐には戦時国際法違反を承知で米軍の星マークがつけられ、米軍機と同じ銀色に塗装されていた[法令 5]。伊四百搭載晴嵐1号機の高橋は「誰の入れ知恵だかわからなかったが、卑怯で情けない」と評している。
「晴嵐」が特攻に出撃することはなかった。晴嵐は、エンジン始動状態、翼を折りたたんだまま無人で射出され、洋上廃棄された。伊四百では、3機をわずか10分で組み立てたという。その際に搭乗員のたっての希望により、星マークが塗りつぶされ日の丸が塗装されたとされる。
Wikiより GFDL上の著作権表示
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
SPECIFICATIONS :
ROLE : ATTACKER
CODE : M6A1
NAME : SEIRAN
FIRST FLIGHT : 1943 (PROTOTYPE)
MANUFACTURER : AICHI
LENGTH : 10.64m WINGSPAN : 12.26m HEIGHT : 4.58m EMPTY WEIGHT : -kg FULL LOAD WEIGHT : 4,250kg
ARMAMENT :
NOSE | – |
INSIDE WING | – |
BEHIND | 1×13.0MM MG |
SIDE | – |
BODY | MAX 800kg OR TORPEDO |
UNDER WING | MAX 450kg OR 6×UNGUIDED ROCKET |
CREW : 1
ENGINE : Atsuta 32 Water-coolant V12 engine 1,400hp
MAX SPEED : 474km/h (w/o Float)
FERRY RANGE : 1,540km
SERVICE CEILING :9,640m
ADDITIONAL :
–
REVISION DESCRIPTION :
–
PARTS LIST :
1/48 タミヤ製 愛知 M6A1 晴嵐 傑作機シリーズ No.54
1/48 軍艦堂 日本海軍 爆装アクセサリ I GK48002
ニッケルチタン線、ストレッチ線
真鍮線0.2mm, 0.3mm, 0.5mm
その他汎用エッチングパーツ
SPECIAL COLOR :
機体上面色 クレオス C128 暗緑色 (三菱系)
機体下面色 クレオス C35 明灰白色 (三菱系)
プロペラ クレオス C131 赤褐色
ドーリー クレオス C29 艦底色、C22 ダークアース、C137 タイヤブラック
国籍マーク、フロートプロペラ警告帯 クレオス C385 紅色 (日本海軍用)
国籍マークふち、機番 クレオス C62 つや消しホワイト
味方識別帯、プロペラ警告帯 クレオス C58 黄橙色
排気管 クレオス MC214 ダークアイアン (磨き加工)
ピトー管先端 タミヤエナメル XF-16 フラットアルミ
爆弾 クレオス C331 ダークシーグレー BS381C/638
編隊灯、翼端灯 ベース タミヤアクリル XF-2 ホワイト、以降エナメル 右舷 X-23 クリアブルー 左舷 X-27 クリアレッド
トップコート ガイアノーツ Ex-10 Ex-フラットクリアープレミアム[フッ素入]
TIME LINE :
2023年2月26日 製作開始
2023年3月10日 完成
REF.#A-002-09
POST CSRIPT :
–
編集 鴣囃子裕二@軍艦堂 トップへ
第631海軍航空隊所属機