KIT : 1/48 EDUARD P-51D MUSTANG ROYAL CLASS DUAL COMBO R0020
P-51D-5
P-51 マスタング(North American P-51 Mustang)は、アメリカ合衆国のノースアメリカン社が開発しアメリカ陸軍航空軍などで運用されたレシプロ単発単座戦闘機である。
第二次世界大戦では同世代機を圧倒する速力に加え、充分な運動性と積載量を有しつつ戦闘機としては長い航続距離や安定した高高度性能により、爆撃機の護衛や対地攻撃で活躍した。アメリカ海軍が採用したF8Fベアキャット戦闘機と並び、最強のレシプロ戦闘機・第二次大戦中の最優秀戦闘機と評される。
愛称の「マスタング(Mustang)」とは、スペイン人によって北アメリカ大陸に持ち込まれ野生化した小型の馬のことである。日本語ではムスタングと表記する場合もあるが、本項ではより発音の近いマスタングに統一する。
形状は機首にV型エンジンを搭載した単発、主翼は低翼配置、尾翼は⊥型という当時の戦闘機で主流の設計である。翼型やラジエーターの配置に工夫が施されたが、初期型は凡庸な性能に加え、諸事情により短期間の設計であったため複数の問題も抱えていた。第二次世界大戦の半ばにイギリスのロールス・ロイスが開発したマーリンエンジンを搭載した後は性能が大幅に向上、それまで主力だったカーチス製のP-40 ウォーホークの後継機として導入が進んだ。実戦では航続力と高高度性能を生かしボマーエスコート(爆撃機の護衛)の主力として活躍した。また実戦配備後もパイロットの意見を取り入れた改良により完成度が高まっていった。
マスタングは様々な局面に対応できたことから最強の万能戦闘機、史上最高のレシプロ戦闘機とも評され、アメリカ軍でも第二次世界大戦中に使用した機体で最高と評価している。ただしマスタングが投入された時点で航続距離、高高度性能、加速性、運動性、火力のいずれにおいても同等もしくは上回る機体は存在していた。また最高速度はレシプロ機では最高クラスであったが、既に世界初のジェット戦闘機であるメッサーシュミット Me262が実用化されており『同世代機で最強』とされる性能はない。しかしマスタングはこれらを一定水準で満たしながらより低コストであり、なおかつアメリカ軍が必要とした時期に登場したことが『最優秀』と云われる所以である。
航空業界では後発だったノースアメリカンは、練習機としてアメリカ陸軍航空隊のほか数カ国に採用されたNA-16の開発により、単発機の開発能力は証明されていたものの、戦闘機の自社設計は初めてであった。P-51の成功により躍進し、第二次世界大戦後もアメリカ軍に練習機や戦闘機を多数納品した。
Wikiより GFDL上の著作権表示
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SPECIFICATIONS :
ROLE : FIGHTER
CODE : P-51D
NAME : MUSTANG
FIRST FLIGHT : 1940 (PROTOTYPE)
MANUFACTURER : NORTH AMERICAN
LENGTH : 9.83m WINGSPAN : 11.28m HEIGHT : 4.08m EMPTY WEIGHT : 3,465kg
ARMAMENT :
NOSE | – |
INSIDE WING | 6×12.7mm M2 BROWNING MG |
BEHIND | – |
SIDE | – |
BODY | – |
UNDER WING | MAX 460kg OR 6×UNGUIDED ROCKET |
CREW : 1
ENGINE : Rolls Royce V-1650-7 Merlin 12-cylinder liquid cooled engine 1,490hp
MAX SPEED : 708km/h
FERRY RANGE : 2,656km (w/TANK)
SERVICE CEILING :12,800m
補足情報:
–
派生型:
P-51D
エンジン供給問題を解決するためマーリン 66をV-1650-7として製造するためのライセンスがアメリカのパッカードに売却された。パッカードでは一段過給器型のV-1650-1が生産されていたが、パッカードでの生産のシリーズ60相当への転換に合わせV-1650-7を積んだマスタングの生産は1943年5月(C型は3ヶ月遅れて)から開始された。 D型は課題となっていた後方視界について、コックピット後部胴体を低くし、新たにホーカー タイフーンで採用されていた枠の無い水滴型キャノピー(バブルキャノピー)を取りつけた。これにより優れた全周視界を提供した。その一方でコクピット後部の胴体断面積が減少し、横方向の安定性が低下した。これを改善するため、D-10でドーサルフィン(垂直尾翼前側に設置する安定翼)が追加された。こうした背面の設計変更は乱流の増加による速度低下をもたらした。対策としてリベットをパテで埋め、機体表面を磨きあげる仕上げを採用した。 火力不足を補うため新たに2丁の12.7 mm機関銃を増設し、計6丁の機関銃を主翼に装備した。D-25(K-10)では翼下にレールを追加したことで127mmロケット弾を携行できるようになり、対地攻撃で成果を発揮した。 C型までは濃緑色の迷彩と形状からメッサーシュミット Bf109に類似しており、友軍の対空砲火に誤射されたり他機種で編成された友軍機に攻撃される事件があった。D型でバブルキャノピーへ換装された後は、塗装をクリアドープにしたことでインベイジョン・ストライプが目立ったこともあり、フレンドリー・ファイアも無くなった。なおイギリス空軍は濃緑と灰色の2色迷彩を採用した。 陸軍航空隊はプロペラの生産が追いつかないことを懸念し、D型と偵察機型F-6Dは、シリーズ中で最も生産機数の多いタイプとなった。この新型は1943年7月にP-51D型と命名され空軍により2500機の発注がなされ、前線への配備は1944年3月から開始されたため、同年6月6日からのノルマンディー上陸作戦にちょうど間に合った。イギリス空軍でも1945年からD/K型が配備されマスタング Mk.IVと呼称された。
考証:
–
使用部品:
1/48 エデュアルド製 ROYAL CLASS P-51D MUSTANG DUAL COMBO R0020
ニッケルチタン線、ストレッチ線
真鍮線0.2mm, 0.3mm, 0.5mm
その他汎用エッチングパーツ
特色:
–
製作年月:
2020年5月 製作
編集 鴣囃子裕二@軍艦堂 トップへ
44-13317, Capt. Donald R. Emerson, 336th FS, 4th FG, 8th AF, Debden, UK., Sept. 1944