局地戦闘機

IJN Kawanishi N1K1-Jb George

KIT : 1/48 HASEGAWA KAWANISHI N1K1-JB SHIDEN (GEORGE) TYPE 11 OTSU ‘ROLLOUT’

局地戦闘機紫電11型乙
日本海軍の搭乗員からは「紫電」と「紫電改」の呼称の他に、紫電が「J」、紫電改が「J改」と呼称されることもあった。343空の戦時日記でも「紫電改」「紫電二一型」の両方の記述があり、呼称は統一されていなかった。
連合軍側のコードネームは”George”。紫電改は正面から見ると低翼であることがわかるため、紫電一一型とは別機と認識され、さらに戦時中には情報不足から、疾風や零戦などの他機種と誤認報告されており、戦後になってから紫電がGeorge11、紫電改がGeorge21と分類されて呼ばれた。
1941年(昭和16年)末、川西航空機(以下、川西)は水上機の需要減少を見込み、川西龍三社長の下、次機種制作を討議した。川西社内で二式大艇の陸上攻撃機化、新型艦上攻撃機開発、川西十五試水上戦闘機(「強風」)の陸上戦闘機化の三案を検討した結果、十五試水上戦機陸戦案が決まった。川西の菊原静男設計技師は12月28日に海軍航空本部を訪れ、技術本部長多田力三少将に計画を提案。三菱で開発の進められていた局地戦闘機「雷電」と零戦の後継機「烈風」の開発遅延に悩んでいた日本海軍は川西の提案を歓迎し、その場で承認された。しかし海軍技術者から陸上機製作の経験が浅い川西の技術力に対して疑問の声があがったため審議会が開かれ、1942年(昭和17年)4月15日に「仮称一号局地戦闘機」として試作許可を受けた。
完成を急ぐため可能な限り水上戦闘機「強風」の機体を流用することになっていたが、実際には発動機を「火星」から大馬力かつ小直径の「誉」へ換装したこと、尾輪を装備したことなどから、機首部の絞り込みや機体後部が大幅に変更されており、そのまま使用できたのは操縦席付近のみであった。しかし主翼については、車輪収容部分を加えた他はほぼ原型のままで、翼型も航空研究所で開発されたLB翼型(層流翼)が強風より引き継がれている。自動空戦フラップも装備していたが、初期段階ではトラブルに見舞われた。
1942年(昭和17年)12月27日に試作一号機が完成し、12月31日に伊丹飛行場(現在の大阪国際空港)で初飛行を行ったが、当初から「誉」の不調に悩まされた。川西は「紫電ではなくエンジンの実験だ」という不満を抱き、志賀淑雄少佐(テストパイロット)も「完成していなかった『ル』(誉の略称)の幻を追って設計された」と述べている。搭乗員の岩下邦夫大尉はエンジンの不調と共に紫電の操縦席に排気ガスが入ってきて苦労したという。
紫電は「強風」の中翼形式を継承しており、降着装置の主脚にある程度の長さを必要としていたが、長すぎると格納時に多くの空間を占有するのが問題となった。そこで主脚を二段式とし油圧で伸縮する機構を採用した。試作型では主脚を縮めるのに1-2分かかり、後に20秒に改善された。ブレーキの効きが左右で違うこともあり、ベテランパイロットであっても安心して着陸できなかった。脚部収納にかかる時間は、零戦が12秒に対し紫電改は9秒と若干短縮されている。
また着陸時には引き込み脚部のトラブルにより、343空戦闘301隊では1945年(昭和20年)1月1日から8日にかけて、3日に1機の割合で脚部故障により紫電を失っている。
離着陸時の事故の多発、前方視界不良、米軍新鋭機に対する速度不足などの問題は紫電につきまとった。計画では最高速度653.8km/hを出すはずだったが、実測値は高度5,000mで570.4km/hであった。上昇力は6,000mまで5分36秒、航続距離(増槽なし)全力30分+巡航(高度3,000m、360km/h)で2.8時間という性能だった。速度低下の原因は、オクタン価が100の燃料を節約するため92オクタンで代用したこと、翼下面に20mm機銃をおさめたポッドを装着したことによる抵抗力の増大等が指摘される。しかし試作機は、問題未解決のまま1943年(昭和18年)7月24日に軍に領収され、8月10日に「紫電一一型」として量産が命じられた。これは、従来の海軍主力戦闘機である零戦では米英軍の新鋭戦闘機に太刀打ちできなくなってきたこと、ようやく完成した雷電の実戦配備が遅れていたことが主な原因である。だが、紫電の操縦参考書には「紫電は強風を急速に陸上戦闘機に改設計したものだから、計画と設計の不備により、改善の余地大なり」と記されていた。

Wikiより GFDL上の著作権表示
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SPECIFICATIONS :
ROLE : INTERCEPTER
CODE : N1K1-JB
NAME : SHIDEN, GEORGE
FIRST FLIGHT : 1942 (PROTOTYPE)
MANUFACTURER : KAWANISHI
LENGTH : 8.885m WINGSPAN : 11.99m HEIGHT : 4.058m EMPTY WEIGHT : 2,897kg
ARMAMENT :

NOSE2×7.7mm MG
INSIDE WING4×20mm MG
BEHIND
SIDE
BODY
UNDER WING 2×250kg or 4×60kg

CREW : 1
ENGINE : Homare Type21 18-cylinder, air-cooled, twin-row radial engine 1,990hp
MAX SPEED : 583km/h
FERRY RANGE : 1,432km
SERVICE CEILING :12,500m

補足情報:

派生型:
紫電一一型乙(N1K1-Jb)
翼下ガンポッド内の20mm機銃を廃止して翼内に20mm機銃4挺を内蔵した型。増速用火薬ロケット6本装着の機体存在。

考証:

使用部品:
1/48 ハセガワ製 川西 N1K1-Jb 局地戦闘機 紫電11型乙 “ロールアウト” 07449
軍艦堂 紫電用 マスキングセット GK48099
ニッケルチタン線ストレッチ線
真鍮線0.2mm, 0.3mm, 0.5mm
その他汎用エッチングパーツ

特色:


模型サイズ:
全長: 約18cm, 全幅: 約24.5cm, 全高: 約8cm強 (プロペラを×を十字にした場合)

製作年月:
2020年6月~7月 製作

編集 鴣囃子裕二@軍艦堂 トップへ

元山海軍航空隊 所属機 朝鮮 元山基地 1945年4月

エンジンはアルミ線0.3mm 0.5mm 銅線0.3mm 赤被服銅線 0.3mmを使用してパイピングしました。
機体リベット打ち出来状態です。資料は学研の紫電改の資料の中の紫電11型を参考にしました。
一応描画されていた通り打ってみましたが、完全な資料ではなく、マーキング図でした(;’∀’)
同じく主翼です。向こうが翼下、手前2枚が上面です。
こちらは資料がなく、紫電改のものを参考にしました。

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