中戦車

USA M4A3E8 Sherman Easy Eight

KIT : 1/48 TAMIYA U.S.MEDIUM TANK M4A3E8 SHERMAN “EASY EIGHT” MM NO.95

M4中戦車(M4ちゅうせんしゃ、Medium Tank M4)は、第二次世界大戦時にアメリカ合衆国で開発・製造された中戦車(30トン級)で、通称はシャーマン (Sherman)。高い機動力と火力を誇るアメリカの代表的な戦車である。
第二次世界大戦が勃発した1939年、アメリカ陸軍は戦車保有数が少なく、唯一の中戦車であるM2中戦車も時代遅れで、陸上戦力には不安があった。これは、アメリカがヨーロッパから大西洋を隔てていた事や、当初は中立的な立場(孤立主義)を採っていた事にも起因するが、ナチス・ドイツにより欧州の連合国が次々と陥落し、さらに東南アジアに進出した日本との関係悪化などから、1940年頃には連合各国へのレンドリース法を適用した支援やアメリカ自身の参戦に備えて、全周旋回砲塔に大型砲を搭載した戦車が必要と認識された。しかし、当時のアメリカでは大直径の砲塔リングを量産できる体制がなかったことから、M4が開発されるまでの繋ぎとして車体に75mm砲を搭載するM3中戦車(25トン級)が先行生産された。
その後、M3のシャーシをベースに75mm砲を搭載した大型砲塔を持つ新戦車T6の開発と同時に、航空・自動車産業を中心に生産体制の整備が急ピッチで行われた。1941年10月にM4中戦車として制式採用されたが、鋳造生産能力の不足からT6と同じ鋳造一体構造の上部車体を持つM4A1と板金溶接車体のM4とが同時に量産される事になり、M4A1はアメリカ参戦直後の1942年2月から量産が開始され、M4は1942年7月から量産が開始された。
第二次世界大戦の連合国の主力戦車で、アメリカの高い工業力で大量生産された。生産に携わった主要企業は11社にも及び、1945年までに全車種で49,234輌を生産した。各生産拠点に適したエンジン形式や生産方法を採る形で並行生産させたため、多くのバリエーションを持つが、構成部品を統一して互換性を持たせることにより高い信頼性や良好な運用効率が保たれていた。車輌単体での戦闘力はドイツ軍のV号戦車パンターやVI号戦車などに劣るが、数的優位を利用したチームワーク戦法で対抗した。
ただ、信頼性・生産性など工業製品としての完成度は高かったが、兵器としては当時としても平凡な性能であり、アメリカ軍自身の戦車戦の経験不足もあって問題点も多かった。とくに経験豊富なドイツ軍が相手では一方的に撃破されることも珍しくなく、ドイツ軍重戦車の正面装甲をゼロ距離射ですら貫通できないこともあり、イギリス軍ではファイアフライへの改造が進められたほどである。戦闘能力の不足はアメリカ軍の上層部にも理解している者もいたが、AGF(Army Ground Force/陸軍地上軍管理本部)が性能を過信しており、兵器の数を揃えつつ種類を統一して稼働率を上げ、物量で押し切ることとしたドクトリンにより、より強力な新型戦車の導入は遅らされ、M4の大量配備が優先された。その一方で戦場からの要望に伴い、順次改良(装填手用ハッチ追加、全周ビジョンブロック付き車長用キューポラの導入、弾薬庫の移動および弾薬誘爆を防ぐ湿式弾薬庫の採用、76mm砲と新型徹甲弾の導入など)が施されている。
北アフリカおよびヨーロッパに加えて太平洋戦争にも投入された。また、イギリス、カナダ、オーストラリアなどイギリス連邦加盟国のほか、ソビエト連邦に4,000輌以上、自由フランス軍やポーランド亡命政府軍にもレンドリースされた。「M4の75mm砲は理想の武器」「敵重戦車も76mm砲で撃破できる」とするAGFの判断はM26パーシングの配備を遅らせ、終戦まで連合国軍の主力戦車として活躍した。
第二次世界大戦後も朝鮮戦争や印パ戦争、中東戦争などで使用され、特にイスラエル国防軍はM4の中古・スクラップを大量に収集再生し、初期の地上戦力の中核として活用、その後独自の改良により「最強のシャーマン」と呼ばれるM50/M51スーパーシャーマンを生み出している。第一線を退いた後も装甲回収車などの支援車両に改造され、最近まで各国で使用されていた。M4A3E8型はMSA協定により日本の陸上自衛隊にも供与されて1970年代半ばまで使用され、同年代末に61式戦車と交代する形で全車が退役した。21世紀を迎えてもなお少数が運用されていたが、2018年にパラグアイで運用されていたM4A3の最後の3輌が退役し、これをもって正規軍で使用されていたM4は全車輌が退役した。

Wikiより GFDL上の著作権表示
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SPECIFICATIONS :
TYPE : TANK
CLASS : MIDDLE CLASS
NAME : SHERMAN, EASY EIGHT
COMMISSIONED : 1941
LENGTH : 5.84m, WIDTH : 2.62m, HEIGHT : 2.67m, WEIGHT : 30.3t
ARMAMENT :

PRIMARY GUN1×76mm Canon
SECONDARY GUN1×12.7mm Heavy MG
AA GUN
AA MG
MG1×7.62mm MG
ROCKET LAUNCHER
OTHERS

CREW : 5
ENGINE : Continental R975 C4 9-cylinders Air-coolerd Radial Engine 400hp
MAX SPEED : 48km/h
FERRY RANGE : 193km

ADDITIONAL :

DESIGNATIONS :
M4A3E8
E8とはHVSS装備時に付加される型式名だが、大戦中の兵站品目名では「M4A3(76mm 24インチ幅履帯)」と呼ばれており、「イージーエイト」の通称は戦後になってから広まったものである。 デトロイト戦車工廠製。M4系列のアメリカ軍での最終型で、バルジの戦いの後半から登場した。1944年8月-1945年9月までに2,539輌が生産された。元になったM4A3(76)Wは、試作戦車T23から流用された砲塔に52口径76.2mm戦車砲M1A2を搭載している。車体も前面装甲を一枚板にして生産性と対弾性能を向上させ、湿式弾薬庫を備える後期型である。大戦末期、ドイツ国内に侵攻した第3軍所属車輌には、撃破されたシャーマンのスクラップから剥ぎ取った装甲を溶接し車体前面の防御力を強化した物が多く見られる。 懸架装置はそれまでのVVSSからHVSSに変更され履帯幅も広くなり、併せてフェンダーが増設されている。戦後になってから他国に供与されたA1-A4型の多くも同様にHVSSのE8に改修されている。朝鮮戦争ではT-34-85と交戦、同じエンジンで重いM26より、山がちな地形の朝鮮では機動性が高いことから再評価された。1954年からは陸上自衛隊に、また、他のNATO諸国など親米国家にも供与された。イスラエルでも少数が使われているが、時期的にアメリカ軍からの供与ではなく、スクラップヤードや各国の余剰品から寄せ集めた中のM4A3(76)WをE8化したものと思われる。 なお、“イージーエイト”の呼称について「操作が簡単(Easy)だから」とするのは誤り。NATOフォネティックコードを採用する以前のアメリカ軍式フォネティックコードの“E”の読みが“イージー”であり、それに基づく読みというのが正しい。

PARTS LIST :
1/700 タミヤ製 M4A3E8 シャーマン イージーエイト MM No.95
軍艦堂 アンカーチェーン
銅線0.3mm
フライホーク製 ストレッチリギング

PAINT LIST :
MC215 ダークアイアン (履帯、機銃砲身)
C38 オリーブドラブ(2) シャーシ―ボディー等
X-17 レッド
X-11 クロームシルバー
XF-1 フラットブラック
XF-15 フラットフレッシュ
XF-56 メタリックグレイ
XF-57 バフ
XF-59 デザートイエロー
XF-60 ダークイエロー
XF-64 レッドブラウン
XF-85 ラバーブラック

模型サイズ:
全長: 約12.5cm, 全幅: 約6.2cm, 全高: 約6.8cm (全てアンテナを除く)

製作年月:
2020年7月 製作
REF.#A-002-011

編集 鴣囃子裕二@軍艦堂 トップへ

第5機甲師団 1945年4月 ドイツ国内

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