戦闘機

RAF Supermarine Spitfire Mk.IX

KIT : 1/48 HASEGAWA SUPERMARINE SPITFIRE MK.IX 07997

第二次世界大戦においてイギリス空軍を始めとする連合軍で使用された1940年のイギリス防空戦(バトル・オブ・ブリテン)の際に活躍したため、イギリスをドイツ空軍から救った「救国戦闘機」とも呼ばれる。 格闘戦を重視し旋回性能を向上させるため楕円形で薄い主翼を採用しているのが特徴である。主任設計技師であるR.J.ミッチェル(1937年死去)とジョセフ・スミスを始めとするミッチェルの後継者たちによって設計されたスピットファイアは、パイロットたちからの支持は厚く、第二次世界大戦のさまざまな状況で活躍した。基本設計が優秀であったことと、戦況に応じたエンジンの出力向上(しかも排気量はグリフォン・エンジンまで変化していない)によって長期間にわたり活躍し、ライセンス生産など含め23,000機あまりが生産され、1950年代まで使用された。

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性能諸元:
分類:戦闘機
機体略号:Mk.IX
初飛行:1936年(プロトタイプ)
名称:スピットファイア
製造: スーパーマリン社
全長:9.47m 翼幅:11.23m 全高:3.86m 自重:2,309kg
兵装:

機首
翼内 イスパノ Mk.II 20mm機関砲 x2, ブラウニング AN/M212.7mm機関銃x2
後方旋回
側方旋回
胴体上限227kg
翼下上限113kgx2

乗員:1名
エンジン: ロールス・ロイス マーリン66 空冷式レシプロエンジン 1,720hp
最高速度:650km/h
航続距離:1577km (増槽接続時)
上昇限度:12,954m

補足情報:

派生型:
F/LF/HF Mk. IX(タイプ 361/378)
Fw 190の出現により、早急にマーリン60系エンジンを搭載したスピットファイアが必要となった。イギリス空軍は既存のMk. Vにマーリン60系エンジンへ換装したMk. IXを1942年に部隊配備した。この機体が卓越した性能を発揮したため、大量生産が決定された。当初はMk.Vからの改造機をMk.IXA、元からMk.IXとして生産された機体をMk.IXBと呼んで区別していたこともあった。高性能化に貢献したのは、2段2速過給機付きマーリン60シリーズエンジンと4翅式ロートル・ジャブロ・プロペラの組み合わせによるものだった。エンジンの種類によって、F、LF、HFの各機種があり、また、翼も従来のBタイプ、20 mm イスパノ・スイザ機関砲2門に加え7.7 mm ブローニング機関銃4挺もしくは更に20 mm 機関砲2門を搭載可能なCタイプ(ユニバーサル・ウイング)の他に20 mm 機関砲2門と12.7 mm ブローニング機関銃2挺を搭載したEタイプも使用された。 1943年に機体改修が行われた。この後期型では尾翼の大型化、ジャイロ式照準機の装備、後部胴体への燃料タンク増設、バブル・キャノピーが採用された。生産数は5,663機(ヴィッカースで5,117機、その他557機)といわれている。しかしながら、別のリストによれば5,440機(378機がスーパーマリン、Castle Bromwichで5,062機)となっている。 航続距離については、シリアルML186を用いてジェフリークゥイルが45英ガロンのドロップ・タンクを使用した飛行で、1,000ft以下を5時間飛行(Salisbury Plain – Moray Firth間)しており、護衛戦闘機としての使用にも耐えうることを証明している。 極少数のMk.IXでは、速度を向上させるために、塗装をはがして機体を平滑化した機体が用意された。これらの機体には、特別に150オクタンの燃料が使用され、ブースト圧を25lb/sq.inまで上げることができた(しかし、150オクタン燃料の使用は整備間隔を短縮しなければならなかった)。これは、コードネーム「バスタ(Basta)」と呼ばれ、1944年夏のV-1迎撃に活躍した。

考証:

使用部品:
1/48 ハセガワ製 撃墜王 蒼空の7人 スピットファイア Mk.IX “ジョニー ジョンソン” 07997

製作年月:
2020年2月 製作

製作記:

編集 鴣囃子裕二@軍艦堂 トップへ

イギリス空軍 第127航空団 司令官 ジェームス E. ジョンソン 中佐乗機 JE J 1944年6月

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