Re.2002 (Reggiane Re.2002) は第二次世界大戦中にイタリアで生産された単座の戦闘爆撃機である。愛称は“アリエテ II(Ariete II)”。“II”と付くのは既にRe.2001の愛称に“アリエテ”が使われていたため。 ドイツ製ダイムラー・ベンツ DB 601液冷エンジンを搭載し、1941年にイタリア空軍で採用されたRe.2001アリエテは、前作のRe.2000ファルコ(空冷エンジン)に比べてさほど性能が向上しなかった上に、搭載していたDB601エンジンの供給が不足気味であった。 そこで、Re.2001のエンジンを同程度の出力の国産空冷エンジンであるピアッジョP.XIX RC45“トゥルビーネ(旋風の意)”に換装したのが本機である。このエンジンは直径が小さく、また先細りのカウルやスピナーの形状と相まって、本機の外観は空力的に洗練されたものとなっている。 また、本機は当初から戦闘爆撃機として開発された。胴体及び主翼の下に設けられた合計3つのハードポイントには合計650kgまでの爆弾が搭載可能である。 原型機は1940年10月に初飛行し、最高速度こそRe.2001に劣るものの総合的に見て性能向上が認められた。1942年から部隊配属されたが、実際に活動を開始したのは1943年に入ってからである。1943年7月に連合軍がシチリア島に上陸すると(ハスキー作戦)、これを迎え撃つために本機は同島に展開したが損害も多かった。 1943年9月8日にイタリアが降伏すると、残存機の一部は連合国側に投降し、10数機が連合国軍機として地中海で使用された。また40機あまりがドイツ軍に渡り、フランスでレジスタンス掃討の為に使用された。
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性能諸元:
分類:戦闘爆撃機
機体略号:Re2002
初飛行:1940年
名称:アリエテII
製造:レッジャーネ
全長:8.16m 翼幅:11m 全高:3.15m 自重:2,400kg
兵装:*爆装は胴翼含めて都合650kg上限
機首 | 12.7mmBREDA-SAFAT機銃x2 |
翼内 | 7.7mmBREDA-SAFAT機銃x2 |
後方旋回 | – |
側方旋回 | – |
胴体 | 上限650kg* |
翼下 | 上限650kg* |
乗員:1名
エンジン: ピアッジョP.19 RC45 空冷星型14気筒 レシプロエンジン 1,175hp
最高速度:530km/h
航続距離:1,100km
上昇限度:10,500m
補足情報:
–
派生型:
–
考証:
–
使用部品:
1/48 タミヤ(イタレリ)製 89787 レジアーネ Re2002
製作年月:
2020年2月 製作
あとがき:
–
編集 鴣囃子裕二@軍艦堂 トップへ
Regia Aeronautica 239a Squadriglia, 102° Gruppo, Reggio Emilia, Italy, February 1943