キーロフ級ミサイル巡洋艦(キーロフきゅうミサイルじゅんようかん)は、ソビエト連邦海軍・ロシア海軍の重原子力ミサイル巡洋艦の艦級。これはネームシップの当初の艦名に由来しており、ソ連崩壊後に同艦が「アドミラル・ウシャコフ」と改名された後でも踏襲されている。ソ連海軍での正式名は1144号計画型重原子力ミサイル巡洋艦(ロシア語: Тяжёлых атомныхракетных крейсера проекта 1144)、計画名は「オルラン(海鷲)」(露: «Орлан»)であった。
第二次世界大戦後に開発・建造された航空母艦を除く水上戦闘艦としては世界最大であり、非常に強力な対水上打撃力・防空力を備えている。さらに装甲も施していることもあり、ジェーン海軍年鑑などの西側観測筋においては、巡洋戦艦とも通称される。ロシア海軍においても、本級は「”重”原子力ミサイル巡洋艦」(TARKR)に分類されており、通常の「ミサイル巡洋艦」(RKR)よりもワンランク上の存在と見なされている。
北方艦隊所属。ソ連崩壊後の新艦名は「アドミラル・ウシャコフ」であった。1990年、推進器事故を起こして予備役編入、その後、セヴェロモルスク基地に係留されていたが、1990年代末にセーヴェロドヴィンスク市に回航され、修理を行う予定であったが結局断念。除籍されて、「ピョートル・ヴェリーキイ」の部品取りのためにレイドアップされた。
2004年9月、同艦の解体工事が艦船修理工廠「ズヴェズドーチカ」に4,000万ドルで発注されたと伝えられたが、実際には解体工事に着手されず、誤報であった。「アドミラル・ウシャコフ」の名は、2004年6月、ソヴレメンヌイ級駆逐艦「ベスストラーシュヌイ」に受け継がれた。
2006年4月12日、セーヴェロドヴィンスク市に係留されたままとなっている本艦に元乗組員が集まり、キーロフの海軍旗掲揚25周年を祝うイベントが開催された。同日、キーロフに再びソ連邦海軍旗が掲揚された。キーロフは、元乗組員と慈善基金により、出来る限りの保守作業が行われていたが、2014年6月10日に解体が決定された。
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性能諸元:
分類:ミサイル巡洋艦
クラス:(重)(原子力)ミサイル巡洋艦
艦番:1番艦
起工:1974年起工 竣工:1980年竣工
型式:キーロフ級 艦番:1番艦
艦名:キーロフ 二代キーロフ 初代:大戦期巡洋艦
由来:人名 レニングラード・ソビエト議長を務めたソ連の革命家に因む
諸元:基準排水量:24,300トン 満載排水量:24,500トン 常備排水量:-トン
全長:251m 全幅:28.5m
兵装:
竣工時 | 再現時 |
AK-100 100mm単装速射砲×2 | AK-100 100mm単装速射砲×2 |
AK-630M 30mmCIWSx8 | AK-630M 30mmCIWSx8 |
S-300F SAM 8連装VLSx12 | S-300F SAM 8連装VLSx12 |
オサーM短SAM連装発射機x2 | オサーM短SAM連装発射機x2 |
P-700 SSM VLSx20 | P-700 SSM VLSx20 |
RPK-3 SUM連装発射機x1 | RPK-3 SUM連装発射機x1 |
RBU-6000 12連装対潜ロケット砲x2 | RBU-6000 12連装対潜ロケット砲x2 |
RBU-1000 6連装対潜ロケット砲x2 | RBU-1000 6連装対潜ロケット砲x2 |
5連装533mm魚雷発射管x2 | 5連装533mm魚雷発射管x2 |
搭載機:Ka-27PL哨戒ヘリコプター×2, Ka-25RTs誘導ヘリコプター×1
信号符字:調査中
補足情報:
同型艦:
キーロフ (Киров) 1980年竣工 (調査中) 現アドミラル・ウシャコフ 2014年解体決定。
フルンゼ (Фрунзе) 1984年竣工 (調査中) 現アドミラル・ラーザリェフ 現役。
カリーニン (Калинин) 1988年竣工 (調査中) 現アドミラル・ナヒモフ 現役。近代化改装中(2015)
ユーリ・アンドロポフ (Юрий Андропов) 1998年竣工 (調査中) 現ピョートル・ヴェリーキイ 現役。2018年から近代化改装に入る予定。
考証:
–
別仕様:
–
使用部品:
ピットロード製 インジェクションキット キーロフ
各社エッチング、金属素材、プラスチック素材等使用
製品所在:
2016年6月14日 軍艦堂にて起工
2016年6月19日 軍艦堂にて竣工
2016年 月 日 様所蔵
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あとがき:
編集 鴣囃子裕二@軍艦堂 トップへ
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