KIT : 1/48 ICM PO-2/U2 WITH PODS 48253
ポリカールポフ Po-2(ロシア語: Поликарпов По-2)はソビエト連邦のポリカールポフ設計局が開発した単発複葉の練習機。制式時の呼称はU-2(ロシア語: У-2)である。他国では十月革命以降ソ連が最初に自主開発した機体として知られており、また20世紀前半では世界最高となる40,000機以上が生産され、複葉機としては最多生産機でもあった。
1920年代後期になるとU-1練習機の陳腐化が始まった為、ソ連は新練習機の設計を指示、ポリカールポフが設計した機体をU-2練習機として制式採用した。
本機はアブロ 504等第一次世界大戦時の航空機とよく似ているが、ロータリーエンジンでは無く新設計の固定式発動機を搭載しており、潤滑油消費量と騒音はかなりの改善が見られた。
本機の最大の特徴は安定性にあり、錐揉み状態に入るのが困難で、偶然錐揉み状態になったとしても簡単に回復したという。初歩練習機に適しているとして軍民共に使用され、多くの搭乗員を育てた。
1930年代中期以降は単葉戦闘機の時代となり、ソ連空軍の主力練習機もUT-2練習機に改変され、本機は民間練習機、雑用機に転用された。
通常は複座の練習機であるが、戦術偵察機、観測機、夜間襲撃機、攻撃機、夜間爆撃機、傷病兵輸送機、特殊連絡機にも使用された。
本機は素晴らしい複葉機ではあったが、木製骨組に帆布張り構造の機体は維持整備が難しかった。さらに、同種の特殊任務により適したヘリコプターが第二次世界大戦や朝鮮戦争を経て実用化が進んだため、50年代になると各国での生産も終了した。
主翼は1張間のN字型支柱と補助張線で支持されていた。操縦席は開放式、尾輪付き固定式の主脚、機首には剥き出しの空冷式発動機に木製固定式2翅プロペラ推進であった。
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性能諸元:
分類:多目的機
機体略号:Po-2
初飛行:1927年
名称:-
製造:Polikarpov
全長:8.17m 翼幅:11.4m 全高:3.1m 自重:770kg
兵装:
機首 | – |
翼内 | – |
後方旋回 | – |
側方旋回 | – |
胴体 | – |
翼下 | – |
乗員:2名 (傷病兵輸送機はPod等で4~5名もあり)
エンジン: シュベツォフM-11 空冷星型5気筒 100hp
最高速度: 150 km/h
航続距離: 450km
上昇限度:3,000m
補足情報:
多芸多才な雑用機として民間広汎にも用いられ、主に農業用、森林保護、航空測量、救急輸送、遊覧機、曲技機等として使用された。
派生型:
–
考証:
–
使用部品:
1/48 ICM製 ポリカルポフ U-2/Po-2 w/救護ポッド
1/48自作シートベルト
1/48 軍艦堂製 GK48063 ポリカルポフ U-2/Po-2 マスキングセット ICM用 2
真鍮線 0.2mm, 0.3mm, 0.5mm
銅線 0.3mm
プラ棒, プラペーパー
製作年月:
2020年4月 製作
あとがき:
–
編集 鴣囃子裕二@軍艦堂 トップへ
傷病兵輸送機 1942年冬