駆逐艦

IJN Yugumo Class DD Takanami


信号符字不明または調査中
高波(たかなみ)は、大日本帝国海軍の駆逐艦。一等駆逐艦夕雲型の6番艦である。艦名は高波に由来し、海上自衛隊の護衛艦に継承された。
1939年度(マル4計画)仮称第121号艦として浦賀船渠で建造。1942年8月31日に竣工。
ガダルカナル島、トラック島、サボ島沖海戦、第三次ソロモン海戦を戦い、1942年ルンガ沖夜戦にて集中砲火を浴び、魚雷が艦尾に命中弾薬庫が爆発し、サボ島の南6海里の地点(アイアンボトム・サウンド)で沈没した。
艦長小倉正身中佐は高波艦橋で指揮中、1番砲塔被弾時の弾片と爆風により重傷。艦橋から運びだされたのち、戦死している。第31駆逐隊司令清水利夫大佐(海兵46期)も行方不明となった。高波乗員のうち211名が戦死。生存者はガダルカナル島へ泳ぎ着いた。
余談ではあるが、本海戦で増援部隊旗艦「長波」(田中司令官)は真っ先に避退してしまい、開戦以来の『第二水雷戦隊司令部は弱い』という批判を打ち消すことができなかった。「高波」を囮同然にした挙句、長波(田中司令官)が先に帰ってしまった事に対する反発もあったという。戦史叢書では本海戦における勝利について「高波が一艦で敵の攻撃を引き受けた為、他の駆逐隊が態勢を立て直し夜戦能力を発揮できたから」と総括している。
駆逐艦「高波」は12月24日附で帝国駆逐艦籍、 第31駆逐隊、 夕雲型駆逐艦のそれぞれから除籍された。

竣工後91日で沈没は榎の87日間に次ぐ日本駆逐艦の短命記録。

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性能諸元:
分類:駆逐艦
起工:1939年 就役:1942年 最終:1942年 ガダルカナル島沖にて艦砲雷撃により戦没
等級:夕雲型 6番艦
艦名:高波 高く立つ波
排水量:基準排水量:2,077トン
全長:119.3m 全幅:10.8m
兵装:

竣工時 最終時(推定)
50口径12.7cm連装砲x3 50口径12.7cm連装砲x3
25mm連装機銃x2 25mm連装機銃x2
61cm4連装魚雷発射管x2 61cm4連装魚雷発射管x2
爆雷x18~36 爆雷x18~36

搭載機:なし
同型艦:
夕雲 | 巻雲 | 風雲 | 長波 | 巻波 | 大波 | 清波 | 玉波 | 涼波 | 藤波 | 早波 | 浜波 | 沖波 | 岸波 | 朝霜 | 早霜 | 秋霜 | 清霜

使用部品:
ハセガワ製 早波 462
真鍮線
ニッケルチタン線
0.5mm金属パイプ
フライホーク製 新素材張り線 FH100001
海魂製 リギング (揚旗索) H025
レインボーモデル製 信号旗セット Rb7062
海魂製 木箱ドラム缶セット H106
海魂製 艦名板 H111
海魂製 横桁、プロペラガード H055
海魂製 窓枠 H036
海魂製 陽炎型ディテールアップセット HH700001 準同型艦一部流用
海魂製 電探セット H015

塗料
MC219 BRASS
C32 DARK GRAY (2) 50% + C62 FLAT WHITE 50%
C41 RED BROWN
C44 TAN
C29 HULL RED
C33 FLAT BLACK
C62 FLAT WHITE
XF-2 FLAT WHITE 80% + XF-57 BUFF 20%
XF-2 FLAT WHITE
XF-1 FLAT BLACK
X-7 RED
X-28 PARK GREEN
XF-56 METALLIC GREY

模型作歴:
2018年2月21日 起工
今回は高波の製作です。3か月の短命ながら、名前を目にする機会も多い夕雲型6番艦です。
当然、竣工から、対空兵装強化を待たず戦没しているので、再現は初期型の夕雲型での再現になります。
艦尾は水圧と手動の爆雷投下台6基形状、前檣は三本柱の初期型、22号未搭載、後檣変則三脚柱は当然ながら、13号未搭載で製作していきます。

2018年2月26日 竣工

らくがき帳:
竣工後91日で沈没は榎の87日間に次ぐ日本駆逐艦の短命記録。

作例写真

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