概観諸元

分類:特設水上機母艦 クラス:特設水上機母艦
起工:1938(昭和13)年起工 竣工:1939(昭和14)年竣工
型式:相良丸型 艦番:2番艦
艦名:讃岐丸 初代讃岐丸
諸元:基準排水量:7,189トン 公試排水量:-,---トン
全長:146.2m 全幅:調査中m

概要

讃岐丸(さぬきまる)は、日本郵船のS型貨物船。日本海軍に徴用されて特設水上機母艦となった。
緒戦はリンガエン湾上陸作戦を支援、インドネシア方面各地の攻略作戦を支援した。その後はフィリピン方面で活躍。 特設運送艦になった後の1945年1月に戦没している。

Wikiより抜粋

同型艦:

使用部品

製作工程

2011/2/23

  1. 製作開始





    蒼龍も完成して今度はまた懲りずに地味艦に向かってしまいます。小型艦(駆逐艦以下)とか、このような地味な存在の地味艦(活躍したかは別ですよ)はライフワークのようか気がしてなりません。基本的に大好きなジャンルです。ただ、箱を開けてけっこうびっくりなのがランナーの数ABCDEFG+バラスト、デカールと言った構成です。DEGに至っては各3枚計13枚の大量構成なのです。以外に値段が高かったのも納得。ただ、写真には写ってませんが、専用エッチングは反して質素です。わずかな手摺と窓枠、ラッタル、プロペラ、カタパルト、台車のみです。これで1890円って!どうなんでしょうw正味600円?wまぁある意味手を加える余地があり楽しそうでいいのかもですね。かたや重巡洋艦に大判エッチングつきでこの船の値段くらいのものもあったり、フジミマジック炸裂!でも、あのアオシマと共に'70年代2大WLゲロゲロメーカーとは思えない飛躍ぶりとこのリリースの頻度は大感謝ですね。もちろんアオシマも最高です。
    キットですが、高角砲の砲身なんかも触ると折れそうなぐらい細くていいディテールとなっています。(交換しちゃうんですけどね(;´Д`))中央艦橋構造部なんかのパーツもモールド、パーツ構成とも良好です。船底はWL特有の艦底がもろ別パーツに見えると言うタイプではない、完全に隠れる(船底に貼り付ける)構造となっているのも個人的には歓迎です。
    ただーし、薄すぎますかね船体、ちなみに流し込み瞬接は厳禁です。割れます!(多めで割れるのは過去にもありましたが少量でも割れました。)

2011/2/27

  1. 素組




    開封23日から4日、素組の完成です。下地の処理、開口部の開口、接着した部分の下地処理などけっこう手を取られて即日完成予定がこのありさまです・・ただ、素組している間に結構改善の余地と、不要な開口の存在など様々な問題点が発見できたのでよしとして・・・でもなんで使わないのにあながあいてるんでしょう?wといいますか設計図にはあいてません!キットにはあいてますw




    その問題の穴がこちら!私の間違いかと何度読み返してもやはりありません。ちなみにキットはまだ固定しない方が良い部分は固定してない関係で素組は一部隙間だらけの部分があります。また、デリックは設置していません。  

    2011/3/7 時点で問題の前部甲板に取りかかっていますが、どうやら一部設計図の間違いではないかと推測されます。周囲のウインチと同様の部品がちょうど一組余るのでパテ埋めしましたが、再度開口して、部品を取りつけてあります。

2011/3/6

  1. 艦首~艦橋部




    艦首部分の本組開始です。15cm単装砲の砲身先端部を真鍮線に置き換えますこのキットの単装砲は後述しますが結果として別製品のパーツと金属砲身へ交換しました。チェーンは一旦モールドを丁寧に削ぎ、定番超極細チェーンに交換しました。15cm単装砲座はブルワークをそのままでは肉厚なので、肉削ぎを行い、シャープさを強調します。単装砲座内は組み立て設計図は色指定は無し(軍艦色)なのですが、実際は木甲板を8角形に敷き詰めたタイプのものではないかと推測されますので何らかの対応をしてみたいと思います。写真では讃岐丸のものではないので確定的ではありませんが、他の商船改造型(特設)水上機母艦の15cm単装砲座の写真にはっきり写っているものがありましたので参考にしてみました。ちなみにその写真ではブルワークは鋼板ではなく手摺にキャンパスを張ったものでした。





    艦橋部です。ここの甲板含めて全木製甲板は0.4mmマスキングテープで丁寧に1枚1枚張って4層に塗り分けて木甲板の質感を出します。写真は1層目(タン)をブラシで吹いてマスキングをしたところです。
    製作はこのまま1層目で進めていき、(各色まとめてブラシ吹きを行うため)最終的に塗装時に一気に塗り分けを行う予定です。写真の艦橋部はプラを極限まで薄く削いで窓を開口しようかと思ったのですが、薄くしすぎて割れたため、素直にエッチングを使用しています。工作は、ウナギはきっちり全て開口してあります。また、ウナギの後の蒸気管?は真鍮線に交換してます。
    結構細かい部品の組込のため、各所に極めて薄い隙間が出来るのですが、溶きパテできっちり補修します。

2011/3/8

  1. 前部甲板(船倉甲板)





    ここも木甲板なのでまず1層目のマスキングをランダムに施します。キノコとかウナギも取りつけておきます。ウナギは破れないようにセンターを取って丁寧に開口してやります。デリックポストは現在どうしてやろうか思案中でまだ手を付けていません(;´Д`)。
    ちなみにブリッジへのラッタルはエッチングへ交換するので、丁寧にモールドを削いでおきます。

2011/3/11

  1. 艤装工作





    後部銃座の台座にエッチングのストレート手摺を這わせます。讃岐丸は資料が少ないので、ある程度相良丸の資料を基に作成しています。台座の艦尾張り出しに向かって左の基部に水密ドアが写真から確認できるので取りつけます。銃座へ上がるラッタルの位置が確認出来なかったので思案中ですが、銃座前部の角張った部分のはっきりした写真があるので、おそらく側面がわか後部の丸くなった部分かと推測されます。前部銃座ははっきり丸い方が欠けている写真があるのでそうではないかと思います。銃座はチェーン手摺にキャンバスが張ってあるものだと思われるので肉は丁寧に削いでおきます。あと、銃座基部は前述の通り、木甲板の八角張りだと写真から推測できるので、イラストレーターでデカールで作成しておきます。

2011/3/12

  1. 後部甲板





    後部甲板です。この甲板は木甲板1層目の塗り分けマスキングの前にデッキレールを這わせる予定なのでモールドをある程度の高さ削いでやります。(完全に削ぐと木甲板のモールドまで削ぐので粗めで大丈夫です)キノコとウナギ、後部銃座前のパーツを取りつけておきます。

2011/3/15

  1. 塗装





    一通り一層目のマスキングが終わったので2層目のエア吹きを行いました。先日から今日までひたすらマスキング作業です。
    今回はタン > ダークイエロー > 薄茶色(フレッシュ) > ウッドブラウンという流れで塗装してみようかと思います。





    また0.4mmマスキングをマットに張って等間隔に切り出してダークイエローを吹いた上から2層目マスキングを行っていきます。

2011/3/22

  1. 甲板塗装続き




    マスキング終了しましたので3層目のカラーをエア吹きしてやります。流れではここで薄茶の予定でしたが、ウッドブラウンに変更しちゃいました。次薄茶で、仕上げタン噴きで終了。
    このウッドブラウンも写真のようないい加減なエア吹きで十分です。実はここできっちり吹くと逆に不自然になってしまうのですねー

2011/3/24

  1. 甲板塗装続き





    薄茶を本日無事吹き終わりました(;´Д`)これもある程度ぼやかした感じで吹きます。最後のマスキングと仕上げタン吹きへとこれから移ります。

2011/3/25

  1. 甲板塗装続き&エッチング作成





    さて、最後のマスキング中ではありますが、一息入れるつもりでエッチングパーツ準備です。航空機運搬台、単フロート用台、双フロート用台、カタパルトを作成(写真は2隻分です)一息のつもりがぁぁぁ、まもなく全甲板マスキングが終わりそうです。この後は船体にマスキングしてサフ吹きによる鋼板継ぎ目表現です。

2011/3/28

  1. 船体鋼板継ぎ目作成





    例のごとく2.5mm幅にカットしたマスキングテープを使用して。(アイズの2.5mm幅マスキングがあれば便利です)船体継ぎ目を再現しました。厚吹き厳禁です。軽くさっと吹く感じで充分です。今後の船体塗装なのですが、実はこの船の資料がほぼ皆無に等しく(実際私は船員手記しか情報を入手できてません(;´Д`))軍艦色一色で行くか、相良丸のようにダークグレーとライトグレーのツートン(艦尾はダークブルー)にしようか悩んでます。キットの塗装指示は軍艦色1色ですが、乗組員の手記によれば、「炎天下総員特異ナル塗粧作業二狩出サレ、ヘトヘトニナレリ」とあることから、写真日本の軍艦空母IIの通り、シンガポール工作部に在席した福井静夫氏の発案による相良丸の迷彩塗装が同時期あったように、何らかの迷彩が施されていたことは確かだとは思うのですが・・・

2011/4/1

  1. 甲板塗装終了





    先に船体を済ましてしまってますが、本日本来作業をしていた甲板塗装が終了いたしました。24日は手を掛けすぎです(;´Д`)。

2011/4/3

  1. 甲板ウォッシング





    4色+タン再度吹き終わった後、マスキング剥がして、木の感じと、4色のはっきりした境をごまかすためにオレンジ>フラットブラウンでウォッシングを施します。
    写真はエナメルオレンジを5倍に薄めたものを大きな平筆でどばどばっと適当に塗りたくった後乾燥させてるところです。
    その後、エナメルうすめ液に浸した綿棒でわずかに色味が残る程度に拭き取ります。更に乾燥後フラットブラウンを塗布して、隅に陰影が残る感じに拭き取ってやります。

2011/4/10

  1. 艦橋部ユニット





    艦橋部の製作です。分割製作していたものを木甲板部分にマスキングを施し、軍艦色を吹いて組んでやります。注意しないと上部甲板と中層甲板の面合わせをしないと後部側艦橋の垂直面が傾斜してしまいます。

2011/4/14

  1. 前甲板組み付け、塗装





    前甲板のマスキング作業が終わったので軍艦色を吹いてやります。この段階で、小物もある程度完成したものも一緒に塗装しちゃいました。
    船体は14mmピンバイスでアンカーホールホースパイプを抜いてやります。その後、軍艦色を吹いてやります。甲板は塗装を終え、乾燥したらマスキングを剥がして、船体に取りつけて艦橋との位置調整を行います。船首楼に遮られてそのままだと通風筒が艦橋に干渉してしまうので前甲板前部を2mmほどヤスってやります。
    艦橋仮組みして干渉無いようであれば、前甲板を流し込みタイプの接着材で固定します。
    その前に・・・ボルト仕込ませる必要がある場合は、お忘れ無く・・・私は忘れました(;´Д`)
    気づくの早かったのでよかったんですけどね。
    写真の艦橋は、裏工作で手摺取りつけてあります。

2011/4/18

  1. マスト





    マスト製作です。0.5mmと0.3mmをプラキットに合わせて切り出します。0.5mmはピンバイスのチャックに挟んで丁寧に回しながらヤスって先細に痩せさせます。やすったあとは真鍮線に水平にデザインナイフなどでかんながけの要領で表面の粗傷をなめらかになるまでなめてやります。
    艦橋前のアーチ型デリックポストは上部モールドは実際とは異なるので切断してヤスっておきます。あとで工作しますのでおいといて、トップのマストを接着しておきます。写真取り忘れたのですが、この段階でアーチ型でないタイプのもの2本はすでに登り梯子も取りつけてある状態でプラサフ待ちです。

2011/4/19

  1. 後部甲板貼り付け~艦橋





    先日のマストはサフ吹きして、後部甲板軍艦色吹きにあわせて塗装してやります。
    1枚目の写真は後部甲板を塗装乾燥後マスキングを剥がしたものと剥がす前のものを並べてみました。
    マスキングを剥がし終わったら後部甲板を船体に取りつけます。既述でご存じかとは思いますが、飛行機運搬用軌条はエッチングで後程取りつけますのでまだ板張りの状態にモールドを削いだ跡が見える状態のままです。
    3枚目は艦橋を取りつけた状態です。艦橋部と船体に結構隙間があるのでパテ埋めを行い、両舷艦橋部の柱が省略されているのでプラペーパーでスクラッチビルドしてやります。この段階でパテ等で汚れますがレタッチしてやりますので問題ありません。
    今日はマスト立てて作業終了です。明日以降のこの後の作業はパテ部が完全に乾いてから修正、前述の柱再現、アーチデリックポストのトラス構造の再現、甲板上の軌条の設置といった流れで作業を進めてみます。

2011/5/9

  1. レール仕上げ~デカール製作







    比叡
    が完成しましたので讃岐丸が仕上げドッグへ入渠(にゅうきょ)です。私は艦船模型の製作は2箇所で行っており(自宅と職場なんですけどねw)ますが、仕上げは1箇所でしか出来ない(工具類の関係ですが(;´Д`))ので(m´・ω・`)m
    作業ですが、前後砲塔台座の床の作成ですが、けがくのは無理なのでPCでデカール作成です。過去にスキャンした木甲板のパターンを使い八角形を作り敷き詰めます。前後の四角い部分も作ります。デカール定着スプレーを台紙に吹き付け乾燥待ち中に気になったアンカーのホースパイプをついでに作成。これは2mm径の伸ばしランナーに銅線を巻き付け作成しました。救命浮標と同じ要領ですね。
    デカール台紙が乾燥したら、インクジェットプリンターで印刷してクリアトップコートを吹き付け保護します。切り出して中央のセンターを2mm径ポンチで抜いて完成です。色味は汚し塗装してない分薄めな印象があります。ソレモ見越して濃いめが良いかもですね、てか余分作り過ぎちゃいました(;´Д`)。
    写真はありませんが、水につけて台紙から剥がし、所定の位置に貼付して軟化接着材剤で接着してあります。
    注意点はデカール用紙はホワイトベースを使いましたが、それでも下地の軍艦色が透けます。事前にタン吹きをおすすめします。

2011/5/13

  1. 艦載機







    艦載機は2種類です。零式水観と零式三座水偵です。
    写真1枚目は三座水偵の風防を削ぎ落としたとことです。妙に無人偵察機っぽくて気味悪い(/ω\)。このキットの付属艦載機は非常にうれしい点があります。スピナーカバーが結構いい!エッチングプロペラ付けた後に、パテ形成かプラ材ヤスって表現する部分が良い感じの形してるんです。
    と言うことで2枚目がそのスピナーカバーを付けた状態ですが・・すいません写真逆でした(;´Д`)2枚目はちなみに水観です。
    水観作業は機体上翅取付用穴のパテ埋め>スピナー切り落とし、プロペラ取付、スピナー戻し>主座、副座の風防エッチング取付>フロート支柱、上翅支柱3枚、左右補助フロート支柱取付>組み付けの順です。
    三座水偵はカウル縁エッチング取付>スピナー切り落とし、プロペラ取付、スピナー戻し>風防エッチング、アンテナ支柱取付>双フロート支柱取付>フロート組み付けの順です。
    塗装は機体などばらばらに塗装して(写真3枚目)それを組み上げて、最後にレタッチとプロペラなど細部塗装の順です。
    ちなみに3枚目の写真は謎のテープ固定状態になってますが、実は暗緑色塗装して、明灰移る際に写真撮り和すれて撮ったのでこうなってます(;´Д`)。
    写真4枚目が塗り分けして最終組付け待ち状態、4枚目が支柱組み付け作業の図です。
    三座水偵は最後に運搬時にするため主翼の下側の分割線で切り込みを丁寧に何度もナイフを入れ優しく折り込んでいきました。1機だけプロトタイプで主翼折り済みと折り中の写真を撮りました。

2011/5/15

  1. 艦載機





    艦載機作業の続きです。エッチングの数が多いせいか進捗が芳しくありませんでしたが、ようやく形になりました。が、組み立て説明書には塗装指示が無いため、箱絵を元に塗装しましたが、念のため資料をあさっていましたら、讃岐丸の艦載機の水観は全面明灰白色で上翼の両端が赤く塗られていたことが分かり急遽塗り直しです。(;´Д`)
    三座水偵は勉強不足かどうしても讃岐丸搭載の状態の資料が出てこなかったため基本的な塗装の濃緑・明灰のツートンとしました。
    デカールは軟化剤で貼り付け、三座水偵の暗緑色部分は写真から白縁日の丸なのでまず、少し大きめの白丸を張り、乾燥してから赤丸を張り、白縁を再現しました。
    讃岐丸の三座水偵、どうしても資料が見つかりません。つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚ご存じの方は是非情報を頂戴出来ましたらとおもいます。yujers@gmail.comまで(全角半角まぜてますのでコピペはできません)(人∀・)

2011/5/16

  1. 艦載機





    三座水偵のフロートのプロペラ警告帯はどのでかーるも細すぎで単色のため白縁、赤太帯のデカールを自作します。ついでなので比較的多めに用意しちゃいます。
    サイズは0.8mmの高さの暗緑色の線(線太0.25p)に囲まれた白塗りの帯を作成してその上に線なしの塗りのみ赤0.5mmの帯を上に重ねて作成しました。
    デカールシートは毎度ですが、定着液スプレー>乾燥後印刷(インクジェット)>完全に乾燥後(放置2日しました)表面にうっすらトップコートしました。
    デカール貼るのは又後ほどとして、あとは残りのパーツ類の軍艦色塗装です。この段階で、15cm単装砲は14cm砲の金属砲身に交換しあります。
    キットの砲身は本来15cm砲ですがあまりに細すぎですかね。かといって15cm砲をあしらってみたら砲身だけ太過ぎになったり(;´Д`)・・
    結果、別商品の単装砲を使用して砲身自体は14cm砲の砲身を使用しました。(写真の単装砲がそれです)

2011/5/17

  1. カッター




    艦載艇の製作です。製品は大型艦装備セット付属の11m内火ランチです。幌と後部の四角い部分をカッターナイフで削ぎ落として、タン塗装しておきます。幌はファインモールド製のものを使用しました。それに幌を貼っていきます。写真一枚目はその幌張り作業の途中です。溶きパテを私は使用しています。写真にはありませんが、他に11m内火艇をファインモールド製のものを使用して製作、塗り分けと、窓枠エッチングを半分に切断して手摺を製作、また、余ったエッチングを切断して旗竿も作成しました。旗竿には救命浮標を取りつけておきます。

2011/5/19

  1. 仕上げ





    今日の完成を目指しての仕上げ作業です。写真1枚目は艦橋上部に搭載してある艦載艇です。あまりにもあっさりしすぎなので、無造作に溶きパテを上に塗りたくりサイドにはカンバス地のい止めを再現して波打ってパテ塗りしています。乾燥後マットホワイトをキャンバス地に塗ります。これは全面ラップや紙で包んでロープで周囲を巻く手法でも良いかもしれませんね。
    次いで三座水偵の仕上げです、デカール乾燥待ちの間にしびれを切らして搭載してしまってます。(わざわざしんどい様にしなくてもとおもいつつも(;´Д`))翼の折れた部分が目立つのでエッチングを取りつけます。

2011/5/21

  1. 仕上げ





    ふとデリックを取付中に(デリック取付までこぎ着けました)気がついたら何か物足りない?そう!前甲板のデリックポストがついてない!あとでトラス構造にしようと取りつけていなかったのです(;´Д`)
    早速、製作です。下側アーチは円形のものに0.5mm真鍮線を押し当ててアールを付けたものを切り出します。相良丸の写真では縦の梁は3本でセンターと左右中央に1本づつ、その間にXにトラス構造となっています。
    地味艦なのでそういうエッチングはないし、汎用トラスは正方形が前提で合いません。なのでXは伸ばしランナーで再現しました。1本目は多少奥まった位置に接着してクロスが通常位置に納まるようにします。
    仕上げ工程ですが、デリックポールもなんだか棒だけってのもなんて考えたらあぁぁ(;´Д`)
    平行作業のネノヒが先に完成しそうですww
    写真2枚目はそのネノヒの救命浮標作成ついでに讃岐丸の11m内火艇の旗竿に掛ける救命浮標も作ってるところです。これ実は比叡作成時に大量に輪っか作って赤塗りしておいたものです。

2011/6/10

  1. 仕上げ





    デリックですが索は表現するつもりだったのですが、やはりフックがほしくなり追加工作です。
    てか、日数経ちすぎです(ノ∀`)タハー
    手持ちのあまりを切り出したのですが、これだけでは足りないのでフックのみ購入しました。
    このあと汚し(墨入れ、ウォッシング、錆び表現)を行い乾燥後マットクリアーでトップコートを施した後、張り線、ロープの表現を行い完成です。
    小物も少々追加しました(;´Д`) 6/15

完成写真

HULL SCAPE

ZOOM UP

 



撮影環境
ミニクリプトン球(電球色)4燈直射による自作撮影ブース
撮影に使用したカメラなどの機材
Nikon D90, Nikon AF-S NIKKOR 55-200mm, Kenko CLOSE-UP Lens f330 52mm, SLIK三脚
撮影時のカメラの設定値
F-16, NOFLASH, ISO AUTO, 露出補正+1.7

製品所在

2隻同時製作
艦番1:千葉県在住のコレクター様 所蔵
艦番2:張り線の無い状態で完成とし製作者ガラスショーケースの中に保管

あとがき

まだ寒い2月に製作開始してもはや半袖の季節です。この艦の資料は皆無に等しく、同型艦や類似艦、ボックスアートを参考に製作を行いました。長い日は半日資料とにらめっこしてどっちにする?どうする?などなど頭を悩ませた記憶がつД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
雑誌同型他艦の作例はインジェクションキットではなくレジンキットの作例でウインチ形状も張り線状態も異なりましたので思い出はただただ "考えすぎた" です'`,、('∀`) '`,、

編集 ヲヨヨ軍曹@軍艦堂 トップへ