概観諸元

分類:戦艦 クラス:戦艦
起工:1911(明治44)年起工 竣工:1914(大正3)年竣工
型式:金剛型 艦番:2番艦
艦名:比叡 2代比叡 初代:1878(明治11)年イギリス・ミルフォード・ヘヴン造船会社で竣工。帆船形状。1911年退役
諸元:基準排水量:32,156トン 公試排水量:36,600トン 常備排水量:-,---トン
全長:222m 全幅:31m

概要

金剛型戦艦(こんごうがたせんかん)は、大日本帝国海軍の戦艦の艦級。日本初の超弩級巡洋戦艦であり、また英国によって建造された最後の日本主力艦である。太平洋戦争時には最古参艦でありながらも30ノットの快速を利して機動部隊護衛などに活躍、戦記などでは、「高速戦艦」と呼ばれることも多い。太平洋戦争では艦齢のもっとも長い戦艦であったが、最も戦果を上げた。
比叡 (ひえい)は、日本海軍の戦艦(建造時は巡洋戦艦)で、その金剛型戦艦の2番艦。艦名は、滋賀県と京都府にまたがる比叡山にちなむ。1911年(明治44年)11月4日、横須賀海軍工廠で起工。1912年(大正元年)11日21日進水、この時大正天皇行幸による初の命名が行われる。1914年(大正3年)8月4日竣工。第一次大戦による対ドイツ参戦により竣工後1ヶ月で早速東シナ海方面へ出動している。1929年(昭和4年)10月15日より呉海軍工廠にて第一次改装に着手するが、ロンドン海軍軍縮条約成立により工事は一旦中止された。条約により戦艦1隻が練習戦艦へ改装されることになり、金剛型で工事の一番遅れていた比叡が選ばれた。工事は4番主砲と舷側装甲の撤去及び機関の変更が行われ1932年(昭和7年)12月31日に完了、翌1933年(昭和8年)1月1日に練習戦艦に類別変更された。練習戦艦となった際の兵装の撤去により艦内に余裕のあること、また艦隊所属でないためスケジュールの組みやすいことから天皇の御召艦としても利用された。この年(昭和8年)の5月に展望台を設けるなど御召艦用施設の設置工事を横須賀工廠で行っている。比叡はこの年と1936年(昭和11年)、また戦艦に復帰した第二次改装直後の1940年(昭和15年)の合計3回も観艦式での御召艦を務めている。また1935年(昭和10年)には宮崎、鹿児島御行幸の際の御召艦を、更に同年4月の満州皇帝の訪日の際にも御召艦となっている。これらにより戦前では長門型、高雄型と同じくらい親しまれた艦であったという。1936年(昭和11年)12月末の条約切れをまって翌1937年(昭和12年)4月1日より呉工廠で戦艦として復活する大改装が行われた。この改装は他の金剛型戦艦が一次、二次と2回で行われた改装を一度に行った形となった。艦幅は他の同型艦より1m広い。他の艦は改装により吃水が深くなりすぎ、防御甲板(下甲板)が水線下となってしまった。このため吃水を浅くし防御甲板を水線上に上げるためにとられた処置である。またこの工事では、後の大和型戦艦のテスト艦としての役割も担っており、艦橋構造物は他の艦と違い塔型構造を採用している。艦橋トップの方位盤も大和型で採用予定の九八式射撃盤と九四式方位照準装置を大和型と同様に縦に重ねて搭載している。これにより姉妹艦とは艦影がかなり異なる形となった。また主砲旋回用水圧ポンプに大和型への導入テストとしてブラウンホペリ社のターボポンプを導入したと言われる。1939年(昭和14年)12月5日の公試では排水量36,332トン、出力137,970馬力において29.9ノットを記録している。比叡は開戦時、霧島と共に第3戦隊第2小隊を編成、第一航空艦隊(いわゆる南雲機動部隊)の空母部隊護衛として真珠湾攻撃、セイロン沖海戦、ミッドウェー海戦に参加、その後も第二次ソロモン海戦、南太平洋海戦と空母部隊の護衛を務めた。1942年11月12日深夜、第三次ソロモン海戦において日米ともに戦闘準備をしないまま米巡洋艦部隊と遭遇し500~1500mという艦隊決戦としては異常な至近距離で砲戦を行った、海戦の初期は駆逐艦の主砲と機銃が比叡の艦橋に集中したため指揮に問題が生じ主砲をもてあますが戦艦の防御力を生かし敵艦隊を壊滅に至らしめた。しかし、装甲が非常に薄いバルジに重巡の20cm砲弾が命中し舵機室の損傷による浸水のため操舵不能となる。機関の出力調節でなんとか艦を安全水域まで退避させようと努力されたが、翌日B17爆撃機及び空母「エンタープライズ」の艦載機による攻撃で被害が拡大し、機関損傷(連絡の手違いに起因する虚報だったという説もある)に陥ったため、艦を救う事を断念した。連合艦隊司令部は本艦によって敵の空襲を吸収できると判断し自沈をしないよう命じたが、艦長らは乗員を退避させた上で、随伴駆逐艦から魚雷を打ち込み(打ち込んでいないと言う文献もある。)、自沈した。なお艦長は乗員らが強引に退避させた。ちなみに本艦の沈没は、太平洋戦争中の日本海軍における戦艦喪失の第一号である。

Wikiより抜粋

同型艦:

使用部品

製作工程

2010/9/18

  1. 製作開始





    実はこの文章の執筆時は2011年4月4日です。昨年2010年9月18日に製作開始して2日で製作休止になっていた比叡の再開です。
    キットは最近のフジミならではの全く安心な感じです。実は金剛、榛名を先に見たことがあるんですが、ハセガワ製キットは船体は使い回し?だと思うんですが、フジミのこのシリーズは形状が明らかに違います。大改装後の艦尾延長で拡張になったバルジ(舷側の膨らみ)がしっかり再現されています。(つまりこの船体は比叡のために作られた)また、キット付属のランナーには HIEI の刻印が。これ、クリアパーツにまで及んでます。同じ金型は使っていない徹底ぶりです。概ね歓迎なクオリティーです。

2010/9/19

  1. 船体塗装





    船体塗装なわけですが、この段階までには艦底の固定ネジ用開口と、ナットの仕込ませが終了してます。艦底接合後に2.5mmマスキングで鋼板継ぎ目の再現を行いました。ちなみに船体ですが、舷窓庇、舷外電路はきっちりモールドされています。また、フェアリーダーも美しい!ちなみにこのキット、エッチングに交換してしまいますが、なんと錨見台も後部フェアリーダーも再現されてます。 1/350キットがそのまま縮小した感じでしょうか。





    これをもちまして秋の部は終了です。写真は木甲板を貼ってるところです。木甲板から突出する箇所は予め軍艦色を吹いておきます。木甲板シールは実は曲者で狭い部品をシール内に通すことが多く、時間経過で浮きが発生します。数ヶ月後に浮きが発見されたらその部分に流し込みタイプの瞬間接着材をその隙間に少量使用して、押さえて硬化させるといいです。

2011/4/6

  1. 砲塔




    4/4~4/6でまずは砲塔作成です。エッチングは砲塔前部の梯子、左右の梯子、砲塔上部の手摺と2番、4番砲塔上の構造物を組み付けてサーフェイサーを吹いたところです。毎回思うのですが、このサーフェイサー精神衛生上良くないですねーベト-っとのるので毎回 "うぁ" とかおもいます(;´Д`)でも乾いて引けたらモールド埋まってたのチャント出てきますね。ただし、絶対吹きすぎは厳禁です。
    最近はサーフェイサー吹かない方(かた)が多いみたいですね。理由はキットのモールドが緻密且つ繊細になってきたので、逆にシャープさが損なわれるからみたいです。大型艦なら吹いた方が良いのですけど、1/700の最近のクオリティから見たらそれも納得ですね。ファインモールドの究極のゼロの製作説明にもはっきり "吹かない方が良い" って書いてありますね。
    私個人の方法ですが、実はエッチングパーツなどの金属パーツはメタルプライマーは吹いてません。タミヤのスーパーサーフェイサーのみです。(以外と知られてませんが実はこれはプライマーとサーフェイサー兼用なのです)。実際鋭利なピンセットでの取付作業でも全く剥がれません。

2011/4/7

  1. 船体





    砲塔は全て軍艦色で塗装した後、説明書に従って船体です。甲板1層目上の9mカッター、8m通船、12m内火艇、パラベーン、予備フロートを塗装して配置していきます。写真は9mカッターですが、付属のものはほとんどモールドが無いので、加工するより別の持ってきた方が良いと判断して、かなり大量に余ってる、WL大型艦兵装キットの9mカッターを使用しました。9mカッターはオールの溝が左右6箇所計12箇所あるのでその部分を丁寧にエッチングノコか、デザインナイフなどで彫ってやります。あと、プラペーパーを切り出して船尾の舵を作ってやります。8m通船はキットのものをそのまま使用、ちなみにオールの溝は通船にはありません。

2011/4/8

  1. 船体





    細かいものの製作、処理、塗装が終わりましたので艦首側から工作開始です。チェーンはエッチングのものは平面ガエルのごとくぺらっぺらだしチェーンの径が駆逐艦用かと思うぐらい小さいので極細チェーンに交換してやります。
    事前に、アンカーレセスとホースパイプは15mmピンバイスで開口してやっときます。
    主鎖から分かれたチェーンは3連づつでカットします。楕円の先端をニッパでカットしてそのカット部分を主鎖の輪っかへ連結させて連結部分を作ります。
    写真はアンカーチェーン甲板、ホースパイプ、ホースパイプ蓋など甲板周りと錨見台(張出台)を取りつけたところです。

2011/4/9

  1. 船体





    甲板部の削ぎ落とした絡車のモールド部分に配置する絡車のホースの製作ですが、中は作り置きが10cm程あるのですが、大が切れてたのでついでに作り置きです。1mmのプラ棒に銅線を巻きつつ、低粘度の瞬間接着材で固定しつつ10cmほど作っておきました。写真はその巻きの作業中です。
    巻き終わったらさっとタミヤのプライマー兼サーフェイサーを軽くサッと吹いておきます。この作業を行ってやると、バフの塗装時に下地の銅色が透けないし、当然、塗料のノリが断然違いますのでおすすめです。

2011/4/10

  1. 船体





    写真は手摺などを除いた(後日設置)甲板中央部の様子です。その後が船体後部の様子です。





    チマチマ作業です。先日の甲板上の通船、内火艇、カッターのディテールアップと塗装、配置です。写真は内火艇作業中です。
    てか、どこにピントあわしてたんだ(m´・ω・`)m 手摺はKAモデルの手摺に付属の窓枠っぽい大きめの正方形枠を12m内火艇の手摺数にあわせて6区画分を半分に切断して手摺としました。艦尾旗竿は、最近の工作の0.2mm真鍮線ではやはり太過ぎとの判断で、0.2mmピンバイスで開口して、0.1mm程度の手する部分のエッチングを切断して(ファインモールド製やハセガワ製は太過ぎです。KAモデルやライオンロア, フライホーク, 海魂, レインボーモデルくらいの太さが適当です)。旗竿には救命浮標をあしらいます。内火艇の操船足場に0.3mmメッシュを切り出したものをウッドブラウンで塗装して取りつけます。
    写真2枚目は1層目の甲板まで終了した状態の写真です。
    次に飛行甲板の前準備です。カタパルトや軌条、飛行機運搬台、射出台をエッチングで用意します。飛行甲板上の台座、回転盤、軌条はモールドを削いでおきます。
    モデリングチゼルで削いでたら余分に削いじゃったのでパテ埋めして表面をヤスっておきました。(;´Д`)エッチングと飛行甲板にタミヤのプライマーサーフェイサーをかるくさっと吹いておきます。

2011/4/12

  1. 九五式水上偵察機




    艦載機の九五式水上偵察機に掛かります。いつもの定番工作はファインモールドのトラス構造で上下翼間の支柱を再現するんですが、今回水上機のエッチングセットを使ってみました。
    交換した箇所は風防前後席、主フロート支柱構造一式、両翼端フロート支柱構造一式、上翼支柱構造一式、上下翼間支柱構造一式(水平、垂直トラス構造全含め)全11箇所です。デカールはデカール軟着剤で固定しました。
    写真は作業開始時の風防取付直後の写真と完成時の写真です。作業工程は機体濃緑色エア吹き塗装>機体明灰白色エア吹き塗装>エッチングにプライマーサーフェイサー吹き>エッチングに明灰白色塗装>風防、フロート取付(関連エッチングも)>上翼取付前に再度濃緑色のエア吹き>上翼取付関連エッチング取付>両翼支柱関連エッチング取付>上翼取付>レタッチ>デカール貼付です。
    ちなみに写真の九五式水偵ですが機体全長1.1cmです(;´Д`)。

2011/4/14

  1. 飛行甲板~第2煙突





    飛行甲板の完成です。写真は九五水偵を乗せた状態で固定しています。
    飛行甲板はリノリウム塗装>マスキング軍艦色塗装>軌条敷設、ターンテーブル設置、デリック設置と起倒式の歯車取付、飛行機運搬台設置と単フロート用台設置後水偵設置です。
    塗装後ですが、軌条設置時にはみ出しは無くても、ゼリー状瞬接によりレール際が白化します。が、問題ありません。写真はトップコートを吹いた状態ですが、トップコートで白化はほとんど消滅します。




    続いて第2煙突と後部艦橋です。
    写真はパテ修正、煙突上部整流孔に0.3mmピンパイスで開口、筒内に整流板取付>ファンネルキャップ>真鍮管で配管の交換を行った時点、後部艦橋上部構造物の接着境目に溶きパテを塗って加工待ちの図と、今日の比叡作業最後のエッチング取付、配管の全取り替え作業であと配管3本残して作業終了の図です。すいません中途半端で(;´Д`)。
    この後はずっと引っ張ってる並行作業、讃岐丸甲板マスキングです。

2011/4/15

  1. 第2煙突





    昨日のやり残しの0.5mm真鍮パイプの捨て蒸気管@3本とH煙突です。2枚目の写真が取りつけた状態の写真です。

2011/4/16

  1. 第1煙突





    第1煙突のユニット作成です。煙突は第2同様整流孔は0.3mmピンバイスで開口、ゲート処理パテ埋め、捨て蒸気管、H煙突作業です。写真は第1煙突部分の台座加工中です。右後ろがキット、キットの水雷艇台座は3連ですがモールドを削ぎ落としてセンターを取って4連の台座エッチングに置き換えます。
    写真2枚目は昨日の第2煙突部分のプラサフェ吹き終わって乾燥後の写真です。
    実はモチベ維持のためあれこれ順番多少変えながらやってます。その最大の理由は第1煙突の9本の捨て蒸気管にあります(;´Д`)

2011/4/17

  1. 第1煙突





    今日完成予定が未完に終わってしまった第1煙突です。写真は今日の終了時の第1煙突部ユニットの様子と、17m水雷艇の作業中の様子です。
    第1煙突ユニットはファンネル組み付け、トラス構造部分の全エッチング交換、支柱の真鍮線置き換え、連装、単装機銃の設置です。まだ探照燈は塗装が終わってないので設置していません。
    水雷艇は左右の手摺再現、足場の0.3mmメッシュでの製作切り出し、モールドされている救命浮標の削除(自作のものを設置するため)、旗竿と艦号標燈の再現、機械室ケーシングの窓の掘りを深めるところまでやって塗装待ちにしています。ついでに通船、カッターも塗装待ちにしています。カッターは漕ぎ手の部分をデザインナイフで切込んでおきます。

2011/4/18

  1. 第1煙突のあいまの左右探照燈台





    第1煙突の捨て蒸気管作成が多いため時間が掛かっている合間に気分転換に左右探照燈台作成です。これは艦橋やや後、第1煙突前あたりにあります。
    写真は1層目の機銃座と2層目の探照燈台です。肉厚なので丁寧に肉削ぎを行ってシャープにします。各左がオリジナル、右が削ぎ中の写真です。
    削いだ後はデザインナイフなどで丁寧にかんながけを行って粗傷をとります。
    実はこの後構造のトラス組みとプラサフ吹きを行い、軍艦色が吹けるようクリアパーツの探照燈(レンズ部マスキング済)を設置してあります。
    3枚目は19日ですが軍艦色を吹いてマスキングを剥がした状態です。ここまで距離近づくと(10センチ前後の距離)実際は蚊の足みたいに細いファインモールドの機銃ですら太く見えますねw

2011/4/19

  1. 船体中央構造部組み付け





    やっと14本(うち第1煙突9本)(2隻で28本同18本)の捨て蒸気管が完成したので早速配置していきます。写真はそのうち最後の8本完成時のものです。
    2枚目の写真が組み付けた状態です。この後プラサフ>探照橙(レンズ部マスキング済)を取りつけます。

2011/4/21

  1. マスト





    マストは8mm真鍮線で支柱2本を作り替えます。メインポールはデリック取付など多々ありますのでキットのものを使用します。この太さなら強度も申し分ないですかね。銃座は定番の肉削ぎでシャープに仕上げます。連装機銃は海魂のものを使用してみました。 マスト上部は真鍮線(0.5mmと0.3mm)で作り直し、ヤードはエッチングパーツです。ここはプラパーツを使用したのはメインポールとデリックポール、銃座のみであとは全てスクラッチかエッチング置き換えとなります。デリックの滑車、ワイヤー、フックもエッチングパーツです。
    写真3枚目がプラサフを吹き終わった状態になります。

2011/4/22

  1. 艦橋除く部分の塗装組み付け







    マストまでのトップのつや消しブラック吹きを終えた状態です。ここまでのユニットの組付けを行っていきます。
    高角砲は今回海魂のものを使用してみました。予めオークションで2000円で落札しておいたのですが、売ってる方が安かった(;´Д`)。このキットはカバーまでエッチングが付属していますが、カバーを付けると極細密なモールドを全て隠してしまうため、敢えて使いません。(実際の写真も外されてるケースがほとんどです)パーツは捨てボス形式で慎重に切り落とさないと破損してしまいます。
    説明書がいまいち分かりづらく雑記帳で詳細な12.7cm高角砲の絵を見て組みました(;´Д`)

2011/4/25

  1. 艦橋







    23~25日は艦橋ベッタリでした。基部から上部へ真鍮線やエッチング、兵装などへ交換しながらの作業です。一部のフロアはリノリウムを敷いていた床があるため、その部分を塗装しマスキングしての作業となるため36ブロックで分割しての組み立てになります。(マスキングしたまま組み上げていくとマスキングが剥がせなくなりますので(;´Д`))
    一枚目の写真は基部の上の段です。窓のピンバイス開口、ドア、手摺のエッチング交換、配置、兵装はピットロードの2連装機関銃を使用しました。
    それを基部に取りつけて塗装を行った状態が2枚目の写真です。この段階でドアが開けてある状態にしてあります。両サイドのダビットはまだ取りつけてありません。
    3枚目が先述のリノリウム床の層です。ここで同時に吹いてやっと来ます。余談ですが、リノリウム色はウッドブラウンを指定してあるキットもありますが、新造時(といいますか、リノリウムが新しい状態)はそれで良いと思います。私の場合、ある程度の使用感のある表現をするのでレッドブラウンを使用します。ちなみに、汚れていけば行くほど(掃除しても)黒ずんでいったようです。塗装したフロアのの奥にあるのが中層のフロアの5層目?くらいだったかの塗装前の状態です。これらの窓枠は全てエッチング交換、また、手摺も再現します。
    4枚目ですが 1層目のリノリウム甲板です。ここで一旦ブロック分割で、リノリウムにマスキングを施しました。柱は全て真鍮線(ここは0.5mmと0.8mmを使用)に交換しました。
    5枚目は最上部ですが、この間、各層は作業中です。6枚目がその作業中に使用した定番工作の遮風板です。幅1mmが遮風板、幅0.5mmが間板です間板は下は0.5mm斜めにカットします。

2011/4/26

  1. 艦橋





    昨日の続きで遮風板を取付です。一揃え艦橋のユニットが完成したら塗装に入ります。写真2枚目が塗装前、3枚目が塗装後マスキングを剥がした状態です。
    しかし、組み立て説明書ですが、あれ見てメーカーの人組み立て確認してるんでしょうかね?艦橋のフロア1層抜いちゃってますねwかなりの時間????でした。あと更に言っちゃうとエッチングの組み立て説明書分かってなかったら無理なとこあったり、エッチング部品で用意されてる艤装品が説明書はプラキットのままとか(;´Д`)。

2011/4/27

  1. 仕上げ作業







    船体手摺を取りつけるに当たり前部高角砲座を取りつける必要があるため前述の海魂高角砲を使用、次いで副砲準備です。数多いです(;´Д`)。
    副砲は15cm砲ですが、海魂の金属砲身15.5cm砲だと太過ぎかつ長すぎです。写真2枚目下はライオンロアの14cm砲と海魂の14cm砲身ですが海魂のものは14cmと15.5cm砲の中間の太さと長さがあるため、海魂砲身(14cm砲身)を使用しました。ライオンロアだと明らかにダウンサイズっぽい(14cm砲適正)です。
    その後の作業はそれらの塗装>艦橋大黒柱(塗装不要)、後部支柱(要塗装)の準備(後部支柱は塗装後挿入のため軸径調整とプラサフ必須)写真6枚目以降は艦橋ユニットの組み上げの様子です。
    本日の作業は写真はありませんが手摺取付、両舷ダビットエッチング組み上げまで行ってあります。

2011/4/29

  1. 仕上げ作業





    いよいよ最終段階のつもりですが、ここにきてなかなか小物群のパンチの応酬です。(;´Д`)
    昨日からの継続の両舷ダビット組み上げを終えて荷揚用ダビット準備、主副錨の塗装設置、艦首艦尾旗竿の下地処理塗装(0.3mm真鍮線使用)などを行ってそれらを設置、写真2枚目はそれらを取りつけた状態の写真です。ここまで設置してなかった17m水雷艇、12m内火艇、9mカッター、通船を配置していきます。3枚目が内火艇と水雷艇を搭載した状態です。のこるカッターと通船を搭載したらあと舵柄標識や両舷橙、救命浮標をあしらって張り線残しで完成です。が、明日の作業にしてきょうは12m内火艇で終了です。ちなみに9mカッターのダビットは振り出してますが、係船桁、舷梯は振り出さない(設置しない)方向です。
    明日で完成したいです((-。-) ボソッ

2011/4/30

  1. 仕上げ作業





    9mカッターまで取りつけましたが、まだ細かなディテールの追加があります。両舷の赤緑の舷灯、せっかく塗り分けた艦橋トップの防空指揮所の双眼鏡の追加、救命浮標などなど。写真2枚目はその双眼鏡エッチングにプラサフを吹いて乾燥させたところです。
    なかなかに仕事が忙しく今日の完成は持ち越しになってしまいました・(;´Д`)。

2011/5/8

  1. 仕上げ作業続き





    久しぶりに1/700製作模型仲間が徳島から帰郷してきたので4/末から昨日まで突貫模型製作イベントで戦艦扶桑(先月発売のアオシマのキット)を製作することになったため少々仕上げに時間が掛かってしまいました。本日は小物やら張り線やらで最終仕上げで本日完成予定です。
    張り線を残した状態で(後檣の舵柄信号や艦橋の信号旗の速度表も含む)ウォッシング、錆びの表現などを行った後、トップコートを施して、2番艦は完成としてショーケースに今日入りました。
    さて、ここからは1番艦の作り込み作業です。
    信号旗ロープ設置>速度標設置(両舷)>後檣ロープ張り、後檣舵柄信号標設置、風向風速計設置、舵柄信号位置白線塗装>艦橋側面張り線支柱設置>張り線>軍艦旗アルミホイルへ貼り付け切り取り接着
    デカールの糊の乾燥待ちで撮影まで一日おきますが完成いたしました。

完成写真

HULL SCAPE

ZOOM UP

WATERLINE VIEW

 





撮影環境
ミニクリプトン球(電球色)4燈直射による自作撮影ブース
撮影に使用したカメラなどの機材
Nikon D90, Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm, Nikon AF-S NIKKOR 18-55mm, Kenko CLOSE-UP Lens f330 52mm, SLIK三脚
撮影時のカメラの設定値
F-16, NOFLASH, ISOAUTO, 露出補正+1.6

製品所在

2隻同時製作
艦番1:オークション早期終了のご依頼があり早期終了 タヌポン艦隊旗艦に就任
艦番2:張り線、後檣ロープと舵柄信号標などは取りつけてない状態で完成として作者ガラス陳列ケースに展示。

あとがき

昨年秋口から長期間製作放置してきたのですが、昨年春に完成させた大和より自分の納得のいく作業ができた感じがします。今回より取り入れた製作要素も多々あり、幾分安定感のある仕上がりになってきたところはうれしい限りです、が!?
比叡に取りかかった動機が、製作途中の艦の数をこなして減らしていこうと心に決めてのことなのですがぁぁぁ、気がついたらとなりにUSSブキャナン, USSランズドーン, 摩耶, 扶桑, 子の日, 日向, 5500t級軽巡の山, 橋立, 讃岐丸, ( ゚д゚)ハッ!増えてるっw Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
しかし、舷窓庇、舷外電路、完璧なモールドだなーとついつい関心してしまいます。
さて、次は讃岐丸を仕上げます。

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