概観諸元

分類:潜水艦 クラス: 1等潜水艦
起工:1943(昭和18)年起工 竣工:1944(昭和19)年竣工
型式:伊四○○型 艦番:1番艦(伊400)と2番艦(伊401)
艦名:伊400/401 初代伊400/401
諸元:基準排水量:3,530トン 水中排水量:6,560トン
   全長:122m 全幅:12m

概要

伊号第四〇〇潜水艦(いごうだいよんひゃくせんすいかん)は、第二次世界大戦中の大日本帝国海軍の潜水艦。伊四〇〇型潜水艦の一番艦。正式には伊號第四百潜水艦である。潜水空母(潜水母艦ではない)と俗称される本艦は、独創的な構造で3機の特殊攻撃機『晴嵐』を搭載し、かつ、地球一周半分の長大な航続距離を持っていた。この能力は、アメリカ西海岸のアメリカ艦隊への攻撃やパナマ運河への攻撃を企図して持たせられたものであったが、完成した頃には本土周辺の制海権・制空権すら完全に失われており、本艦が活躍する余地は残されていなかった。 3機の特殊攻撃機『晴嵐』を搭載し、第二次世界大戦中に就航した潜水艦の中で世界最大の大きさであり、全長はアメリカ海軍のガトー級を37メートル上回る。前述の通り、理論的には、地球を一周半可能という長大な航続距離を誇り、日本の内地から地球上のどこへでも任意に攻撃を行い、そのまま日本へ帰投可能であった。大柄な船体(排水量3,350tは軽巡洋艦夕張と比較してなお大きい)を持つが水中性能は良好であった。急速潜航に要する時間は1分である。1945年(昭和20年)7月23日ウルシー攻撃のため大湊を出港。 8月15日終戦をウルシー南方海面で迎え、日本へ帰投。 8月29日三陸沖で米駆逐艦「ブルー」に発見、捕獲される。 1946年(昭和21年)1月佐世保を出港、アメリカ本土に回航し技術調査される。 6月4日ハワイ近海で実艦標的として撃沈処分 。伊号第四〇一潜水艦(伊401) ウルシー攻撃に向かうが終戦により日本へ帰投。アメリカ本土に回航され技術調査され、ハワイ近海で実艦標的として撃沈処分。

Wikiより抜粋

同型艦:

使用部品

製作工程

2010/5/22

  1. 晴嵐・艦橋





    今回は潜水艦 です。ネットサーフィンしていたらピットロードの公式ショップで目にとまり、(てゆうか峯風付属のエッチングで3隻作れるという書き込みに素直に反応'`,、('∀`) '`,、)この峯風と神風、睦月、ついでにこの伊400もエッチング付だったので購入。なんとというか小さいので当たり前かもですが2隻入りのお買い得品!w
    別名潜水空母!あの世界最大の潜水艦を今回は造ります。
    手持ちの資料を参考にウルシー前の伊400と黒灰色塗り(デッキタン部分も塗りつぶされました)のウルシー状態の伊401を再現しようかと思います。キット自体はフルハル対応ですがもちろんコレクション性から喫水モデルです。今回の製品もすばらしいモールドですが魚雷発射管部分が貧粗だったりってのはありますがまぁ許容範囲です。
    余談ですがこのエッチング付セットをお買いになりますときは是非通常版の伊13もどうぞwなぜって峯風の時と同じでこのエッチングで伊13もまかなえるからです。(ピットロードの罠?w)





    まさかの艦載機晴嵐からの製作www実はすでに深夜0時過ぎなので思考回路がw
    ということで飛行機のプロペラを削り落とし、スピンナーカバーのみ残しプラスチックのプロペラを切り落とします。
    エッチングのプロペラをゼリー状瞬間接着剤で接着した後、同様にスピンナーカバーのみ取付直します。





    艦橋部分にエッチングを取り付けた状態です。潜望鏡などやはりシャープな感じが良いですね。
    このとき間違えてハッチのハンドルをハッチに取付ていますが正解は船体外部左舷側が正解です。
    後日修正しますが一応パシャっと(;´Д`)

2010/5/23

  1. 船体加工





    船体部分の製作です。船体にカタパルトの打ち出し台を乗せます。このときのこの位置では飛行機が乗せられないことが後日(5/24)判明して(しかも塗装後にw)後日もう少し前方目に設置しました(/ω\)仮組せー(# ゚Д゚)





    船体後部のスクリューガードですがプラキットは4点止めですが実際は3点止めですのでパテ埋めして修正します。
    付属のエッチングはちゃんと修正されて3点止めのパーツが付属してます。
    実はこの少し前先走ってこの穴は無いはずなのに"舷窓"だと勝手に思ってピンバイスで開口しかけたことは内緒U>ω<)ノ





    なぜプラ版で工作してるかと言いますと、船首側の艦載機格納庫ハッチを開放した状態で製作しようかと思っていますので、庫内を再現する必要があるためです。実際の庫内は天井面に規則的に竜骨が強度確保のために施されていました。
    さて、製作です。手持ちが0.3mmプラ版で薄いので2枚2mm幅程度にカットしたものを接着して土手を作ります。そこに予めマットホワイトに塗装しておいたプラ版を格納庫床として貼り付けます。ここで注意ですが庫内は床面貼る前にエアブラシ吹いて塗っとかないと後で塗れません・・
    伊401or402のときは羽を折って格納された状態からすこし外に出ている状態を再現しようかと思ってます。←これ実はサイズ的に不可能なことが後日伊401制作時に発覚っwwwなんでw晴嵐はゴムなのか?ww

2010/5/24

  1. 船体加工続き





    潜水艦の手すりはあまり多くないので助かりますがその代わり高さ70センチ前後の1層なので作るのが結構まんどい!w
    素直に1段タイプの手摺のついたエッチングを購入するのがベストです(;´Д`)ちなみにこれはアオシマ製エッチング付戦艦長門の全く使用しなかった手摺の流用です。長門はライオンロアの長門セット買いましたからwしかも手摺はチェーン形状なのにこのエッチング太めのストレート手摺でした。(まぁおかげさまで・・)

2010/5/25

  1. 晴嵐





    手摺も取付完了したので塗装です。
    今回も気分転換に晴嵐からw黄色い帯をマスキングして塗装します。このときすでに濃緑色と明灰白色は塗装済みです。





    完成・・・完成!あー窓が塗ってない:(;゙゚'ω゚'):
    この後ライトブルーで塗りましたが、皆さんがよくされている汎用メタルメッシュで風防作成してるようなのでまた後日トライするとして・・・
    伊400本体の塗装はアクリルラッカー系で塗装(Mrカラー)
    今回もウォッシング想定の定番の白20%混色です。甲板はデッキタンで塗装後墨入れその後全体をジャーマングレーと黒の混色薄め液でウォッシング後錆薄め液で適所にウォッシング、乾燥後綿棒で縦方向に拭き取り水汚れ錆風化を表現して完成。デカール貼付後水性マットコーティングを吹いて完成です。張り線はちなみに少ないですが3本船尾のエッチング電線架台に金属テグスを張りました。撮影は後日と言うことで・・

2010/6/3

  1. 艤装工作続き





    そして伊401の製作へ・・前述の通り羽をたたんだ状態を再現するため切断して断面を黄緑色ぽく塗装しました。実際は靑竹色ってんですけど。
    こちらの晴嵐はキャノピーを水色に塗らず削ぎ落として汎用メッシュでキャノピーを製作してあります。晴嵐は垂直尾翼頂部を切断、水平ぴよくを下へ折り曲げ、主翼切断しました。写真はその後見方識別帯の部分のマスキング中です。





    今回の伊401はウルシー作戦後を表現するため写真の通常時塗装の上に黒を80%以上混色したかなり濃いグレーで全体を塗装します。写真はシュノーケル部分のモールドを削ぎ落として真鍮線を使っての再現中です。
    この6/3日以降船体黒灰色塗装済みではありますが、手摺をまだ取り付けてないまま他の艦船が忙しくなり伊400完成後伊401は軍艦堂工廠にて放置中となります。ヾ(゚д゚;) スッ、スマソ

完成写真

HULL SCAPE

ZOOM UP

 



撮影環境
ミニクリプトン球4燈直射による特設専用撮影ブース
撮影に使用したカメラなどの機材
Nikon D40X, Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm, Nikon AF-S NIKKOR 18-55mm, Kenko CLOSE-UP Lens f330 52mm, SLIK三脚
撮影時のカメラの設定値
記録無し

製品所在

2隻同時製作
艦番1:製作者がガラスケース内に陳列所持中 伊400
艦番2:黒灰色塗装後製作仕上げ前で製作停止中 伊401

展示箇所はこちら

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あとがき

船体自体は甲型駆逐艦以上のサイズを持ちながら地味な艤装のため製作は比較的に容易でした。伊401は黒灰色塗装後(ウルシー作戦時表現)放置中ですが、こちらは晴嵐を収納時状態に表現してシュノーケルも真鍮線に交換するなど同時作成ながら多少伊400完成後手を加えました。舷外電路がサイズ的に再現できなかったのが残念です。
次回又製作するときはモールドを多少修正して舷外電路も再現してみようかと思います。

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