概観諸元

分類:艦上戦闘機 クラス:戦闘機
機体略号:A6M5
運用開始:1943(昭和18)年4月
名称:零式艦上戦闘機(れいしきかんじょうせんとうき)
型式:五二型
製造:三菱重工業 ライセンス生産として中島飛行機製もあり
全長:9.121m 全幅:11m  全高:3.57m 自重:1,876kg
兵装:翼内20mm機銃×2(100発) 機首7.7mm機銃×2(700発) 30kg~60kg爆弾2発
航続距離:2,560km(増槽あり) 1,920km(正規) この数値は二一型を大幅に上回る
コードネーム Zeke (ジーク) , Zero (ゼロ)

概要

零式艦上戦闘機(れいしきかんじょうせんとうき)は第二次世界大戦期における大日本帝国海軍(以下、海軍と表記する)の主力艦上戦闘機。
零戦(ぜろせん、れいせん。“ゼロ戦”とも)の略称で知られている(以下、零戦と表記する)。
海軍の艦上戦闘機(以下、艦戦と表記する)としては実質的に最終型式で、日中戦争の半ばから太平洋戦争の終戦まで前線で運用された。
零戦は、大戦初期において、その長大な航続距離、重武装、優れた格闘性能により、連合国の戦闘機に対し圧倒的な勝利を収めた。このため、零戦は当時の連合国パイロットから「ゼロファイター」の名で恐れられた。
しかし後継機の開発の遅れにより前線で運用され続けた結果、大戦中期以降には、大量投入された連合国側新鋭機に対する零戦の機体としての優位は失われ、日本側の熟練搭乗員の損失や物資の不足などの面からも零戦の戦闘力は劣勢に追い込まれた。
大戦末期には、他の多くの日本機と同様、特別攻撃機としても使用された。 零戦の開発元は三菱重工業(以下「三菱」という)である。生産は、三菱のみならず中島飛行機でもライセンス生産され、総生産数の半数以上は中島製である。
零戦は、アメリカ陸軍のP-51マスタング、ドイツ空軍のメッサーシュミットBf109、イギリス空軍のスピットファイアなどとともに、第二次世界大戦期の代表的な戦闘機として知られている。

Wikiより抜粋

系列機:

使用部品

製作工程

零式艦上戦闘機五二型  第六五三航空隊 戦闘第一六六飛行隊機

  1. コクピット




    私(1966年生まれ)の伯父(生存していたら昨年2011年で93歳でした。)は既に他界していますが、戦闘機乗りであり、 最終的に空母に搭乗する予定だったのですが、この653航空隊で振り分け待ちであったとのことで、 製作です。(短絡的な(;´Д`))
    この1/72 航空機 と 1/700 の艦船が子供の頃からのライフワークでした。なぜ?1/72 子供の頃のお小遣い金額の問題もありますが、1/32 や 1/48 でひかれたレールは全く面白くない!1/350を全く作らないのと同義です。 つまり、つつき甲斐があるのと、このチサ過ぎず大きすぎず。絶妙なサイズ。集めるならこのサイズですね。
    さっそく久しぶりに、製作です。ちなみにこの製作でエッチングは一切使用しません。
    コックピットは椅子部分のサスアームとそれにかかる吊りワイヤーを再現します。シートベルトは切り出したマスキングにウッドブラウン系の色を塗り再現してあります。床面の配管類、油圧ポンプ系統などなど、省略されているものを再現しますこれには燃料タンク開閉レバー、燃料ポンプ手動給油レバーも含みます。





    塗装したら、それぞれ塗装します。ベースになる三菱系コクピット色ですが、今回は1/72ですので、既述のスケール的な観点から、明るめのダークグリーンを使用しています。(あかるいのにダーク!)
    計器類はマークソフターを使用して、デカールを凹にフィットさせます。レバー類等ここでも省略されている計器類は復活させます。
    完成したら、シート部分、計器パネルを床面に接合させます。





    塗装したら、それぞれ塗装します。ベースになる三菱系コクピット色ですが、今回は1/72ですので、既述のスケール的な観点から、明るめのダークグリーンを使用しています。(あかるいのにダーク!)
    計器類はマークソフターを使用して、デカールを凹にフィットさせます。レバー類等ここでも省略されている計器類は復活させます。
    完成したら、シート部分、計器パネルを床面に接合させます。
    機体は内側からシルバーを吹きます。質感表現、透過防止と靑竹色の発色補助となります。





    エンジンはモーター基部をスカイブル、ディープグリーン、白の混色で塗装して、空冷フィン部分をメタルグレーで塗装します。最終的にシルバーを含ませてティッシュで乾燥させたドライブラシで分をはたいてやります。この後、1/72の醍醐味? パイピングです。荒く赤線で引きましたが、正確には52型の場合ダクトへのパイピングもあります。その部分は引いていません。
    省略されてる配管は循環パイプの前層空冷フィンとの渡し全て、排気管への渡し3本、これを伸ばしランナーで用意します。





    次いでディストビューターケーブルを設置。これは今は素材色ですが、グレー系に塗装します。
    最後にプラグケーブル。これは前後並列なので口は1個ですが2本が表裏へ伸びていく感じに配線します。それが2層。
    今回は前層が3.5mmと5mm 次層が4mmと7mmの銅線で再現しました.塗装はこれはしないでおきます。





    機体の接合です。仮組みなど怠ってなければ、複雑に入り組んだコクピットもすんなり収まるはずです。もし干渉するなら、その部分を慎重に躱す策などを講じます。
    機体内部の靑竹色の塗装したときについでに他の箇所も靑竹色を塗装しておきます。
    格納庫などは最後という方法もありますが、好みで良いと思います。
    主翼も仮組みして合いをよく見たり、接合箇所に当たりを付けておきます。多少隙間が出来た場合、躊躇なく溶きパテを使用して、完全に乾燥してから、余分な部分のみやさしくセラミックナイフなどでカンナがけします。やすりはモールドに影響を与えますので、極力使用しない方法にします。





    機体仮面の明灰白色を塗装しますので、靑竹色の部分にマスクを施します。塗装が終了したら、キャノピーをかぶせてコクピット内への塗料の流入を防ぎます。





    機体は、全面シルバーに塗装します。質感が重量感が増す感じになるのと、ハゲを再現するのに最適です。(この方法は熟練度が必要になります。ご注意下さい。)
    エンジンカウルも同様シルバーまみれにします。内部もシルバーにします。(実際は違います。)これで金属質感と暗がりで質感が増します。





    暗緑色塗装完成です。識別帯はデカールもありますが、リアル感はやはり塗装です。多少むらっぽく(ホントのむらはダメ)下地が少し透ける程度でいいかもです。
    仕上げ準備に入ります。デカールの内、所属標の部分は白系の下地が必要なのですが、このデカールは下地が無いので塗装してやります。
    早速スキャンした画像を読み込んでイラストレーターで大きさを少しだけ大きめにして原稿を製作し、カッティングマシンでカットさせます。ただの長方形なので、サイズ計って切った方が早いです。(私の場合、こちらの方が早いので使用してるだけだったり(;^^)ヘ..)





    マスクを吹き終わったら、先程銀塗装したカウルにマットブラックを吹き、チッピングをします。
    照準器は偏光板が無いので、透明プラバンで再現してやります。
    キャノピーは裏マスクして、表をフレーム残しで同様にします。





    この段階で、着艦フック、後輪クッション、後輪、前輪、主脚関連部品。など小物を取付けてます。
    コクピット周囲のチッピング作業中の写真です。チッピングは適当にしておきます。この方法ですと、あとから好きな箇所にチッピング再現できるので、コレクター好みにすることが出来ます。





    上面のデカール乾燥中に撮影したものです。デカールが完成したら、チッピングを見直して、トップコートを施し、研ぎ出しを行います。でこモールドがあるので、不可能な部分はそのままにします。
    甲板は木の板をランダムに敷き詰めて再現してみました。
    日の丸デカールですが、日の丸部分もチッピング再現したくて、塗装に変更です。(でもはがさないw)





    日の丸部分の下地は、チッピングして、わざと凸凹にしてあります。その上に日の丸をエア吹きします。
    機体は疲弊しても、日の丸は真新しく塗装した気概を表現しました。
    尾灯は一体形成ですが、カットして、クリアパーツで再現してみました。

    細かい書き切れない些細な表現はありますが、完成です。

完成写真

LAND SCAPE

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horizontal VIEW

 



撮影環境
ミニクリプトン球(電球色)6燈直射による自作撮影ブース
撮影に使用したカメラなどの機材
Nikon D90, Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm, Nikon AF-S NIKKOR 18-55mm, Kenko CLOSE-UP Lens f330 52mm, SLIK三脚
撮影時のカメラの設定値
F-18, NOFLASH, ISO100-1400, 露出補正+1.7

製品所在


売却額 15,000円にてコレクター様に売却

あとがき


運命の出会いでした。パート2

編集 岵囃子裕二@軍艦堂 トップへ