概観諸元

分類:輸送揚陸艦 クラス:-
起工:2004年起工 竣工:2009年竣工
型式:サンアントニオ型 艦番:5番艦
艦名:ニューヨーク 6代目
諸元:満載排水量:24,900トン 公試排水量:-トン
全長:208.5m 全幅:31.9m

概要

ニューヨーク (USS New York, LPD-21) は、アメリカ海軍のドック型揚陸艦。サン・アントニオ級ドック型輸送揚陸艦の5番艦。ニューヨーク州に因んで命名された。その名を持つ艦としては6隻目。
2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件直後、ジョージ・パタキニューヨーク州知事は「USS New York」の名を、テロの犠牲者に敬意を表し、対テロ戦争に関与する水上戦闘艦に命名するようゴードン・イングランド海軍長官に書簡を送った。その書簡で知事は、州の名前は潜水艦に命名するため取っておかれることは理解しているが、水上戦闘艦に命名できるよう特別に配慮して欲しいと要請した。その要請は2002年8月28日に認められた。 ニューヨークにはワールドトレードセンターの残骸から24トンの鉄が使用された。7トンは溶かされ、船の「軸棒」(艦首の一部)に使われた。
船の建造作業員達はそのそばを歩く際に手で触れて、宗教遺物に敬意を表すように扱っている。 2004年9月9日、海軍長官は本級の2隻が9月11日の同時多発テロを追悼してアーリントン、サマセットと命名されると発表した。 建造契約は2003年にミシシッピ州パスカグーラのノースロップ・グラマン・シップ・システム社に発注された。 建造途中にハリケーン・カトリーナが襲来したが、被害はほとんど無かった。 2009年11月7日、就役。

Wikiより抜粋

同型艦:

使用部品

製作工程

2011/10/7

  1. ニューヨーク到着





    この商品が入荷したら追悼製作するつもりで心待ちにしていたのですが、本日到着!パッケージを開け写真を撮るまもなく製作開始してしまったので、キット全体の構成写真の撮影を忘れてしまいました。
    こちらでご確認をw
    組み立て説明書に準じて組み立てて行きます。要所要所でエッチング交換可能なものを交換して組んでいきます。
    RAM21連装発射機は異常な位い、細かなモールドです。すごいなっていつも思います。このドラゴン製(に限らず最近の海外キットは)。
    ボラード、キャプスタンも別パーツ化されています。概ね歓迎なんですが、ちさすぎてピンでつまんだら飛ぶって!wこれはさんで所定の位置持ってってる時とか、「おれアル中かな?」ってくらい手が震えてるのが判りますwちなみに、私は酒もたばこも飲み(吸い)ませんし、飲めません(;^ω^)。
    しかし、スライド金型ってすごいですね。でも、注意です、パテ埋め忘れたり、妙なとこにパーティングラインがあります。(これは宿命ですね)





    作業は、右舷側から回り込むような感じで左舷に写ります。
    ホイップアンテナ?は実感写真に比べ、野太いので交換ですかね。
    船体は鋼板継ぎ目が、艦首側4層、艦尾側2層になっているので、厚塗りしないように境目が出る程度にサーフェイサーを吹きます。
    最終的に、実艦写真を見て、梯子、ジャッキステー、水密ドア、手摺を設置していきます。





    細かな部品を取り付けたら、プラサフを吹きます。
    吹いて気づいたホイップアンテナw細目に0.5mm真鍮線を使用し、長さは長めに作ります。実艦写真もなんだか長く見えて細く見えるので。
    既に、ニュートラルグレーを吹いた後なので、ホイップアンテナはそれ自体を、プライマー処理しておきます。





    最後にライトグレーを吹きますので、ニュートラルグレー部分をマスキングしておきます。
    ライトグレーを吹いて塗装の完成です。
    明日は墨入れ、錆び(ほぼ錆は入れませんホースパイプ部、位です)汚しウォッシング、デカール貼り、救命浮標製作取付、マットコート、艦載機製作、最後に信号基ロープ取付、で完成です。
    艦載機ですが、下準備に仮組みしたのですが、新金型の本体に似つかわしくない貧モールド(これは旧金型間違いなし)なので、(明日写真アップしますが凄まじく酷いですw)これは乗せないことにしました。
    手を加えればいいでしょってはなしですが、クリアパーツにごまかされてましたが、お化粧したらバケモンでした(゜Д゜)。
    本体自体はかなりいいのに、残念ですorz まだキン消しの方がハイモールドですw

2011/10/8

  1. 最終仕上げ





    昨日のヘリコプター(搭載機)です。
    どうやら、モールドはデカールの様です。デカールを張ると、窓枠や、ドアモールドが再現されると言う仕組みらしいです。
    調べたら、旧キットの貧粗さをカバーするために、デカールは盛りだくさんになっているようです。
    このシースタリオンのデカールを見たら8枚のデカールをこの1cm強の機体に貼るようです。
    機体をウォッシング、墨入れ、錆び入れ(アンカーホール部分のみ)を行います。煙突の頂部までライトグレーですが、排煙による煤けた感じを出すために、マスキングして、適当な感じにマットブラックを吹きます。
    次に、喫水線部分にマスキングを施して、ここもマットブラックを吹きます。





    仕上がりは影にしか見えません。艦底色はこのマットブラックのストライプの下からになります。
    次はデカール貼りです。後部甲板は慎重に作業を進めます。
    デカールを貼った直後は大丈夫かってぐらい、酷くなりますが(軟化定着材使用時)大丈夫です。
    救命浮標は帝国海軍用に作成してて赤白なので、作ります。
    デカール、救命浮標を取り付けたら、後部の手摺を取付、(あとで手摺部分と判明した追加です。今取り付ける必要はありませんorz)マットコートを吹きます。





    最後に研ぎ出しを行います。これはデカールが定着した後に、気泡や、かすかな皺筋が見て取れる時に行います。艦船模型では行いませんが、私の場合、飛行機の模型製作が基礎にある為、必須作業になるのでいいんですが、初めての方は失敗するので、しないほうがいいかもです(;^ω^)
    で、作業方法は、トップコートを吹いて、(厚すぎ厳禁ですがいつもより厚めに)必ず、完全に乾燥させます。ここ重要です。必ずです。
    乾燥したら、つや消しの場合は800番程度以上でいいと思いますが、(粗いもの厳禁)丁寧にトップコート層を剥がさない程度で、でも、気泡は削り取る感じに表面をやすります。
    ある程度削れたら、番手を上げ、軽く仕上げ、目立たなくなったことを確認し、再度トップコートを吹きます。酷い箇所は、これを数度繰り返します。
    この作業は本来、飛行機の日の丸などのデカールと、塗装の段差を解消するための技法です。この作業をすると、デカールがデカールに見えなくなります。
    言い忘れましたが、再度トップコート吹く際は、汚れは綺麗に拭き取ってから吹きましょう。

完成写真

HULL SCAPE

ZOOM UP

WATERLINE VIEW

 



撮影環境
ミニクリプトン球(電球色)4燈直射による自作撮影ブース
撮影に使用したカメラなどの機材
Nikon D90, Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm, Nikon AF-S NIKKOR 18-55mm, Kenko CLOSE-UP Lens f330 52mm, SLIK三脚
撮影時のカメラの設定値
F-18, NOFLASH, ISO100-1400, 露出補正+1.7

製品所在

この艦は2隻同時製作は行っておりません。
艦番1:埼玉県在住のコレクター様所有 
艦番2:-

あとがき

10年前、知人を含め数多くの人名が失われた911、その瓦礫から鋼材を取り出し、その鋼材から製作されたニューヨーク、本来州名はこのクラスの艦には付けないらしいのですが、特例として、付けられたそうです。もう10年なんですね、発売決定当時911から10年を記念してとか書いてあったんで、ちょっとビックリw昨日のことのようです。この艦の鋼材に工事に携わった方々は、宗教遺物に触れるが如く振る舞ったそうです。
んー、でも、あの笑顔はもう戻らないんですね。(o_ _)o 同じ墨国の大学の同じ下宿先で、"日本人の女の子とエッチするにはどういえばいいの?どう誘えばいいの?"とか真剣に聞きやがって!w

編集 ヲヨヨ軍曹@軍艦堂 トップへ