概観諸元

分類:戦艦 クラス:戦艦
艦番:八八艦隊1号艦
起工:1917(大正6)年起工 竣工:1920(大正9)年竣工
型式:長門型 艦番:1番艦
艦名:長門 初代長門
由来:国名 山口県の旧令制国名長門国
諸元:基準排水量:39,120トン 公試排水量:-,---トン 常備排水量:-,---トン
全長:224.94m 全幅:34.59m
竣工時兵装:45口径41センチ連装砲×4 50口径14センチ単装砲×20 40口径7.6センチ単装高角砲×4 53cm魚雷発射管×8
改装時兵装:45口径41センチ連装砲×4 50口径14センチ単装砲×18 40口径12.7センチ連装高角砲×4 25ミリ連装機銃×10
信号符字
J G I A

概要


長門型戦艦(ながとがたせんかん)は、大日本帝国海軍の戦艦の艦型のひとつで、八八艦隊計画により最初に作られた戦艦。長門と陸奥の2隻が建造された。2番艦の陸奥は、ワシントン海軍軍縮条約で完成しているかどうか問題になり、結果として陸奥の建造は認められたが、代償としてアメリカ海軍はコロラド級戦艦2隻の建造(別に1隻が既に完成。)、イギリス海軍は戦艦2隻の新造を認められた。長門型戦艦は建造時(1920年)、世界最大・最強・最高速の戦艦であり(大きさ、速力では同時期のフッドが上回るが、これは巡洋戦艦)、日本海軍の象徴だった。
長門(ながと)は山口県の山陰地方旧長門国を名前の由来に持つ日本海軍の戦艦で、長門型戦艦の1番艦。完成当時の1920年では世界最初であり、かつ最大口径の16.1インチ(当時日本はメートル法を採用していたため実口径は41cmちょうど)主砲と、当時の戦艦の中では非常に高速である26.5ノットの機動力を持つ高速戦艦で、世界の軍事史や軍艦史にも大きな影響を与えている。2番艦の「陸奥」と共にその高性能故に、各国海軍から注目され、当時大艦巨砲主義に染まっていた列強海軍の熾烈な建艦競争に、ワシントン海軍軍縮条約による一定の歯止めを与えるきっかけとなったのも本艦であった。完成後に連合艦隊旗艦となり、第二次世界大戦後に有名になった戦艦「大和」が戦中は存在そのものが極秘だったこともあり、戦前と戦中には長門・陸奥こそが日本海軍を代表する戦艦として、国民から親しまれた。太平洋戦争開戦時には戦艦「大和」が完成前で、連合艦隊旗艦として連合艦隊司令長官 山本五十六大将が座乗していた。太平洋戦争中は「大和」「武蔵」に次ぐ主力艦として温存され、終戦まで稼動可能な状態で生き残った唯一の日本戦艦である。日本軍の降伏後、1945年8月30日にアメリカ軍に接収される。アメリカ軍による詳細な調査の後武装解除され、1946年3月18日にクロスロード作戦(米軍の核実験)に標的艦として参加するためマーシャル諸島のビキニ環礁へ移動する。長門は空襲によって中破したまま修復されておらず、外洋への航海がままならない状態であった。時速数ノットというあまりの低速のため、小修理のためエニウェトク環礁に立ち寄っている。1946年7月1日の第一実験では戦艦「ネバダ」が中心に配置され、長門は爆心予定地から400mのところに置かれた。爆弾は西方600mにずれてしまい、結果爆心地から約1.5 km(1,640ヤード)の位置となった。この時長門はほとんど無傷(爆心地方向の装甲表面が融解したのみで航行に問題なし)であった。長門と同時に実験標的にされた「酒匂」は翌日に沈没した。7月25日の第二実験では爆心地から900-1000mの位置にあり、右舷側に約5度の傾斜を生じた。それでも長門は海上に浮かんでいた。しかし、4日後の7月29日の朝、原爆実験の関係者が長門のいた海面を見てみると、既に長門の姿は海上にはなかった。7月28日深夜から29日未明にかけての夜間に、艦内への浸水によって誰にも見取られる事なく静かに転覆し沈没したものと見られる。長門が二度被爆してなお4日後まで沈まなかったことは、当時の日本では「米艦が次々沈む中、最後まで持ちこたえた」「長門が名艦だった証拠」「日本の造艦技術の優秀性の証明」と喧伝された。なお実際には、長門より爆心に近かった大型艦(アーカンソー、サラトガ)は沈み、長門より離れていた大型艦(ペンシルベニア、プリンツ・オイゲン)は沈没していない。現在、長門沈没地点はダイビングスポットとしてこの地の貴重な観光資源となっている。沈没状態とはいえ、ビッグ7の中で一応形が残っているのは長門だけである。現状は上下逆さまで沈没しており、艦橋部分は折れている。

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同型艦:

陸奥(むつ)東北の旧国名にちなむ。1921年竣工(横須賀海軍工廠)1943年爆発事故にて柱島沖で沈没。

考証

バリエーション

使用部品

製作工程 1941 真珠湾支援時

2011/8/24

  1. 製作開始




    これから11月末までかけてゆっくり製作して行く長門、製作依頼案件です。
    ご存じの方も多いかと思いますが、開戦時連合艦隊の旗艦であり、日本海軍の象徴的な戦艦で、開戦時は敵の反撃を想定して、機動部隊援護のため、真珠湾に向かいました。反撃がなく、すぐ帰投しましたが、連合艦隊旗艦は、陸奥と交代することもありましたが、大和に取って代わるまで続きました。
    戦後は残存戦艦として米軍に接収され、水爆実験の標的艦として、米戦艦、独巡洋艦などと共に水爆に晒され、爆風に耐えましたが、数日後、誰にも看取られることなく海底に没しました。詳細は既述の概要を参照いただくとして、製作キットは1942年ですが、製作は開戦時、1941年として行います。1942年はミッドウェイを想定してのことかもしれません。1942年の入渠では、塗粧を除き、風信儀の改変程度しかない?のでそのまま使用可能かと思います。キットはリテイク版で、新金型で発売された従来の製品のさらに補完をする感じの長門専用パーツが、2ランナー同梱されています。探照燈台トラス構造なんか、なんと、板チョコではなくほんとにトラス構造です。同じリテイクの扶桑もそうしてほしかったですね。
    まず船体からの加工です。船体とは言っても、下地です。底板は、毎度苦言を呈する底板貼り付け型です。ゲート処理はしっかりして、合いを見ながら修正していきます。
    バラストを仕込み(さすが戦艦用2枚!重量感あります)、底板に刻印して船体上部構造物との兼ね合いを見ながら、3.5mmドリルで固定用ビスの仕込みを行います。
    船体上部は接合面を大きなフラットタイプのやすりでやすってやり、隙間を発生しないよう調整します。定番のエッジ処理も忘れず行います。

2011/8/25

  1. 船体




    今日は船体接合です。定番を流し込みタイプの接着材を用いて固定していきます。
    艦首甲板も同様に接着してやりますが、合いは余りよくないため、隙間部分は溶きパテで修正してやります。
    船底との隙間も(やすってるのでほぼ無いですが)同様にパテを塗っていきます。こちらは隙間という感じではなく、段差の修正に近いかもしれません。
    今日は雨なので、念のため(しっかり乾燥させるため)明日まで乾燥させます。
    これが甘いと、カンナがけの際に、パテが起きてきたり、根っこからもげる事があります。

2011/9/6

  1. 船体




    菊花紋章は切り出した状態ですと真っ平らなので艦首形状に合せて(または艦首形状より深めに)アールを持たせます。接着時にアールを艦首に合うようにテンションをかけてやります 。
    船体は11日間かけてしっかり乾燥させてありますので、パテの剥がれ屋浮きも無く、平面処理できました。舷窓は0.5mmドリル刃で全開口してあります。
    開口、パテ処理が終わったらマスキングを鋼板継ぎ目の再現用に行います。この継ぎ目の再現はお好みで形状を変えても良いかもしれません。(細目の幅がランダムなタイプとか、テグスや伸ばしランナーでの板目再現とか)
    舷側の鋼板部分を110°パターンに交換します。キットのモールドはしっかり均して平滑にしておきます。




    エッチングセット付属の110°パターンは細目の部分の省略や形状が少々異なるものがあるので、汎用の110°パターンシートがあると便利です。写真は細目の省略されている4.25mmx1.25mmの板を切り出している処です。
    一通り切り出したら、後部から順次貼り付けていきます。(前からは目印、てか目測処が無く難しいですよ)明日は反対側(左舷)を行います。

2011/9/8

  1. 船体





    昨日からの継続で左舷のすべり止め部分を仕上げます。昨日は作業が少なめだったので本日まとめてのアップです。
    すべり止め部分は後部艦載機用デリックは面倒な作業にはなりますが、倒した状態の再現を予定しています。
    デリックポールの軸受け部分は避けて110°パターンを艦首方向へ順番に張っていきます。
    艦首は甲板部分と両舷のアンカーホールを開口させます。





    キャプスタンに使用するのは定番大きめのキノコ通風塔です。モールドは削いだ中心軸に0.5mmドリル刃で穴を開けそこにカットした通風筒の軸を挿入して固定します。
    チーェンを固定したら、ライオンロアエッチングセット付属のキャプスタンキャップをかぶせます。
    細チェーン部分はKAモデルの甲板セットについていたものを使用します。明日取付予定です。

2011/9/9

  1. 左舷舷外電路敷設





    アンカーは非常に肉厚で、あ、ライオンロア製品の長門用付属のものです。ほとんどインジェクションものと遜色の無いくらいです。
    フェアリーダーは艦首菊花紋章の延長と一体形成では無く、一度落ちて小さなボラードを超して出現する感じです。一区画チェーン手摺があった後、錨見台がせり出します。(手摺等はまだ先です。)
    この後舷外電路敷設です。
    写真、資料をいろいろ調べて、ようやくはっきりしなかった、艦首、フェアリーダー、アンカー周りの舷外電路ルートもレイテ時数枚の写真で確定っぽい感じになりました。
    舷外電路敷設は個人的にとっつくまでウダウダなんですが、始めるとすごい好きな作業です。毎度屈曲部から始めて行く癖があります。今回も船首から中央部の落ちた部分からのスタートです。これの理由は、位置ずれの発生が少ない為です。
    艦尾はフェアリーダー用に両舷に0.4mmドリル刃で穴を開けそこにフェアリーダーを設置します。
    明日は右舷電路設置です。

2011/9/10

  1. 右舷舷外電路敷設





    昨日、艦首から廻したところで終えてた電路を右舷艦首側へ廻し込みます。
    左舷同様に菊花紋章を避けた後、フェアリーダー部で落ち込ませ、戻してあとはそのまま艦尾方向へ引きます。
    一旦そこで終えて、左舷とおなじ開始点の艦橋前あたりの落ち込み部分を配置して艦尾へ引きます。
    船体中央部は形状に沿う感じでいいです。後半は船体形状に合せて上下した後、後部で垂直に近い形に甲板近くまで上がって船尾方向へ、船尾付近は左舷同様、副錨部分で下がります。
    最終的に艦橋下から艦首までの空白部分を埋めて完成です。

    来週は甲板張りの予定ですが、メンタル維持の意味でw多少艤装関係も着手予定です。

2011/9/13

  1. 甲板張り





    今週~来週は甲板を張って行きます。
    先ずは、塗料がエッチングに掛かる部分を事前にプライマーサーフェイサーで下地処理しておきます。
    1層目はタン+薄松葉混色のものを全体に吹き付けます。 丁度、暗めな感じの甲板色っぽくなります。
    ここではゲンミツに塗り込まなくても、見た目、多少まだら状になってても問題ありません。これから4層塗り重ねていくので逆に厚塗りは厳禁かもです。
    船体以外の木甲板(かんぱん)部のパーツも同様に塗装しておきます。
    最下層なので一応一晩おいて明日1層目の甲板張りを行います。

2011/9/14

  1. 再計画立案





    製作依頼のご依頼者様のご意向で甲板は4層塗り分けでは無く木甲板シールでの再現となりました。塗り分けと異なり、甲板シールは順番を間違えて貼ってしまうと厳しいので、一応今日は手順確認から入ります。
    結構この作業が幸せな瞬間でもありますw
    どう組み上がっていくのかなって思い描いて。
    部品と設計図の照らしあわせを行い、逆に後で張ると困難になる、艦橋下あたりからの作業を行います。
    今日は、第二砲塔から延びる木甲板部分の塗装前の部品取付です。水密ドア、梯子(KAモデルの一般的なヤツを両端折って立体的にしました。)、砲塔補強筋(海魂製)、ジャッキステー、0.2mm真鍮線で艤装小物作成明日は右舷側からこの層を完成させて、摩耶といっしょに塗装>甲板張りを行います。

2011/9/15

  1. 第弐砲塔基部層





    昨日の続きで今日は右舷側の面を加工して行きます。
    昨日巻き掛けで止めていた極細分の船体補強筋リベット付を砲塔周りに完全に廻しきって、右舷側水密ドア、梯子、真鍮線、ジャッキステーを取り付けます。
    チェーン手摺を設置したら、プライマー、サーフェイサーを吹きます。
    軍艦色を塗ったら、慎重に甲板シートを所定の位置へ持って行ってやります。位置が決まったら、満遍なく、甲板面に対してテンションをかけて定着してやります。
    事前に、ゴミ埃、油分は完全に除去しておかないと、浮きが後々発生しますので、注意が必要です。明日は第壱砲塔に掛かります。

2011/9/16

  1. 第壱砲塔





    今日は第壱砲塔です。これが何気キット純正で良いんではってほどに素晴らしい。これで、も少しシャープなら素組でも十分鑑賞に堪えうる品質になりますね。
    その素晴らしい砲身をザックリ切除、砲塔基部のキャンバスの下のモールドもエッチングに置き換えるので削除します。
    砲塔は、リベット補強筋、砲塔下足場、ラッタル6箇所(KAモデル製梯子を加工して使用)、手摺(海魂製駆逐艦用)、金属砲身を使用しました。





    梯子は両端を折り込んで浮かせてあります。手摺は下に当たる部分はカットして、傾斜部分は硬化した後、テンションをかけてポールをできる限り垂直に整えて自然な感じにしてやります。
    プライマーサーフェーサーを吹いて、軍艦色、バブを塗装して完成です。

2011/9/19

  1. 第四砲塔





    今日は第四砲塔です。第四砲塔は第壱砲塔と同型なので工程的に同じ手順で作成します。掛かりだけになりますが、第弐砲塔もゲート処理など下地まではやってしまいます。





    すごい怒られそうですが、同じ写真が今日は並びまくってます。最後の1枚以外は(;´∀`)
    1941年仕様の第弐砲塔は機銃座は無く、櫓がある構造でしたので、それを再現します。

2011/9/20

  1. 第弐第参砲塔~





    昨日、第弐砲塔の部品切り出しで終わったので今日は、工期遅れを取り戻すため、第参砲塔完成まで目指します。
    第壱砲塔と基本的な工作は同じです。形状が異なるのは砲塔後部に梯子がある、砲塔上面、10m測距儀が付いている点です。
    まず、10m測距儀は上面をエッチングで再現します。取付に際して、砲長用観測鏡をカットしたので、0.3mm真鍮線を輪切りにして再現し直します。
    フードも両方カットしてエッチングに交換します。
    ラッタルは資料の長門の図面集 スーパーイラストレーションNo.2 日本海軍戦艦長門を参考に第壱砲塔同様、KAモデルの梯子を加工して使用。エッチング付属の物は、モンキーラッタル形状ですが、実際の写真は年代を追っても全て、一般的な梯子形状なので、あえて使用しませんでした。すいません。(それと幅が狭く野太い気がします)
    両端を折って立体化してありますが、実際はもっと砲塔に近く、へばりついてる感じです。
    砲身基部に本来は練習砲が取り付けられてる場合もありますが、真珠湾の後方護衛で出撃した時の再現を考えていますので、再現しませんでした。
    手摺は、後部が左右非対象なのを注意して取り付けます。第壱砲塔同様、傾斜は効果後に垂直軸をピンセットでつまんで傾斜面に水平にテンションをかけて手摺水平面をずらして、見た目垂直になるように変形させます。
    最後にプラサフを吹いて今日の作業は完成です。
    明日は第壱砲塔同様、第弐砲塔から第四砲塔まで塗装を行い、最後に全砲塔墨入れ、錆び乗せを行います。

2011/9/21

  1. 全主砲塔





    今日は全主砲塔を仕上げます。まず、昨日作成して塗装準備しておいた第弐第参砲塔上部の櫓を作成します。昨日作成して乗せてからプライマーサーフェイサーを吹いた方が効率的には良いです。
    櫓を乗せて、軍艦色を吹き、キャンバス部分をバフ塗装、墨入れ、錆び乗せ(ウォッシング)乾燥させ主砲の完成です。
    明日は高角砲に取りかかります。

2011/9/26

  1. 高角砲





    22日からぼちぼち高角砲を作成する作業を行ってきました。
    全部で4基ありますので、丁寧に作業を進めると丁度良い時間でした。
    先週の作業のまとめと仕上げを行います。






    海魂製の樹脂高角砲を使用します。ライオンロア付属の物はこの海魂製に比べてモールドが浅いので交換しますが、海魂製は粗めなので丁寧な仕上げを行う必要があり、時間は海魂製の方が掛かります。
    制御室のしたの穴あき三角桁を慎重に削ぎ落として、エッチングパーツを配置します。ここはものすごくもろいところなので、デザインナイフなど刃物は刃先交換必須です。エッチングは他に、装填頭、装填台左右、梯子、砲台回転盤です。砲身は金属砲身に交換です。
    4個仕上がったら、最終的にサフを吹いておきます。主砲塔と違い、別ユニットに組み込んだ上で塗装をかけますので、今回はサフ止めです。
    明日からは内火艇、カッター、艦載機を製作します。

2011/9/29

  1. 内火艇 カッター 艦載機





    内火艇、内火ランチ、カッター長官艇を搭載するもの全て用意します。
    正確に記載しますと11m内火艇、12m内火ランチ、9mカッター、17m水雷艇、15m長官艇となります。
    15m長官艇は、大和が連合艦隊旗艦に取って代わるまで搭載されていました。
    今日は長門デーだったのですが予想外の多忙から12m内火ランチすら未完に終わってしまいました。明日はIT関連作業は部品が届かない関係でないので精力的に長門行きます!
    9mカッターですが、オールはエッチング、オール溝はデザインナイフを斜に下ろして切り込みを片舷6基、船尾に舵を設置します。
    12m内火ランチはピットロード製のものを使用して、加賀で使用した自作の内火ランチ床マスキングをはり軍艦色とタンの塗り分けを行い、上構造をはめ、最後にキャノピーフレームを設置しました。
    このキャノピーフレームは帆は今回一部、張りません。実艦は張ってたり、一部の区画だけはったり、張ってなかったり、そもそもフレームすら撤去してたりと様々だったようです。自由に表現していい部分かもしれません。

2011/9/30

  1. 内火艇 カッター 艦載機





    内火ランチは昨日完了した作業から追加で、舵輪、支柱、操船部手摺、舵、旗竿を追加して、キャンバスを張り、塗装して完成です。
    11m内火艇,17m水雷艇はそれぞれ塗装して、組み立てます。11m水雷艇は手摺、架台、プロペラシャフト、シャフト固定金具、プロペラ、舵、旗竿を取り付けて塗装前の状態にしておきます。(明日、17m水雷艇と同時に仕上げます。)
    明日はこの3隻を完成させます。
    昨日用意するものとして15m長官艇を書きましたが、キットに用意されていなかったので説明書通り17m内火艇での作成です。どうしても納得いかない(気持ちが煮え切らない(`・ω・´))ので、時間は延びますが、明日の追加工作で、17m水雷艇を詰めて、11m内火艇の部品と17m水雷艇の部品と、パテにて、15m長官艇創っちゃいます。

2011/10/2

  1. 内火艇 カッター 艦載機





    12m内火ランチから仕上げです。 防舷物はウッドブラウンで塗装、先日の段階で組み付けしてなかった救命浮標を艦尾手摺の向かって左側外側に設置します。諄いようですが、幌の表現は、フレームなしを含めて自由に設定していいと思います。
    9mカッターは外舷軍艦色、内面白、トップ軍艦色またはウッドブラウン、木面タン、基本的に白は外舷には、はみ出しません。(写真で白く見えるのはキャンバス地です。)舵も軍艦色です。オールはタン、実際このカッター内には、他に、バレル(樽)、数種のロープ類、箱類が収められていました。
    11m内火艇ですが、 手摺、幌(これも表現は自由でいいと思います。半開や全快などの写真が残されています。キャンバスを取るとフレームのみになります。ちなみに12m内火・長官艇まで主に幌、15m長官艇と17m水雷艇(内火艇と呼んでも間違いではありません)はキャビンとなります。15m長官艇は幌のケースもあります。)、旗竿、救命浮標、プロペラシャフトと支柱、スクリュー、架台を設置します。場合によっては通風筒も再現して良いかもしれませんが、ぶっちゃけ野暮です!0.2mmの真鍮パイプなんて加工する技術有りません。゜(゜´Д`゜)゜。
    市販の通風筒だと、人体吸い込めますね@@
    余談ですが、内火艇を船上に、軍艦旗を掲げて、収納してる作例がありますが、軍艦旗は(命をかけて?こりゃ言い過ぎかな?(;´∀`))厳重に管理されており、船上の内火艇に掲げたままということはイベントでも無い限り、絶対あり得ません。
    17m水雷艇は、艦首旗竿、艦尾旗竿、マスト、救命浮標、舵輪、ジャッキステー3箇所、両舷手摺、スクリュー、プロペラシャフト及び支柱、舵をエッチングで表現、交換します。写真4枚目は作業中の写真です。今日艦載機も掛かるつもりだったのですが、遅くなるので明日製作します。来週(今週になるのかな?w)は金属配管除く(後日作業)煙突、探照燈台、射撃指揮所左右を製作します。

2011/10/3

  1. 17m水雷艇、95式水偵





    17m水雷艇完成です。本業(もはや副業)のホスピスのIT案件が半日仕事だったので憩いの長門製作が遅くなってしまいました。 orz
    早速九五式水偵に掛かります。九五式水偵は昭和10年頃までは銀無垢保安粧装だったのですが、後期開戦時は暗緑or迷彩が多くなってたので、今回も比叡時と異なる迷彩で作成します。
    実は昨日切り出して艦載用とケージ収納用の三座水偵とガチです。もはやジャンクヤードの様相を呈しております。
    お間違いにならないように、長門は九五式水偵でございます!実は、静模の九五切り出した後に、摩耶のランナーで使用しなかった、不要部品の中に、あれ?これって・・・そうなのです!静模も悪かないんですが、ピットロードのものは、縞模様が見えるではありませんか、逆にパーティングラインは静模が少ないです。ちなみに比叡はフジミ純正でさらに細かなモールドになります、あ!wフジミから出てたなwセットがwそれ使います!@1500円也!でも1番綺麗かな?かつものすごい(っても16機ですが)いっぱい入って、探照燈ついて、12m内火ランチの幌だけついて(つまり比叡のランナーだw)お得です。ちなみにこの製品ランナーにやはり HIEI の文字がございます。(o_ _)o
    完成は水雷艇だけになっちゃいましたが、明日は、煙突までは行きます。

2011/10/4

  1. 艦載機





    九五式水偵の製作です。昨日のコメントのフジミの艦載機セット九五式水偵16機セットです。これだけあったらかなり作れそうw
    塗装はお隣のドックの那智の三座水偵と共に塗装です。先ずは明灰白色からです。筆塗りでなければ、忘れずにフロートの上面も明灰白色吹いておきましょう。実機迷彩塗装の写真が確認出来たのですが、フロートの上は迷彩のままでした。
    暗緑色が塗装できたら、今度はエナメルでウッドレッドブラウンをランダムに吹いて描いてやります。




    この段階で、翼支柱3箇所、フロート支柱、補助フロート支柱を取付、その後、上主翼を乗せ、硬化してから、中央の支柱を内に折り込んで、機体に接触させます。フロートを取り付けたら、デカールを貼り、完成です。
    フジミ純正のデカールは、シロが大きくかなりはみ出すので、セッター、ソフターを何度か重ねて、軟化させ、なじませてしまいます。この状態だと、多少段差が気になりますが、このちささなら、トップコートでほとんど判別着かなくなります。写真はその作業の2層目ですが、まだなじんでなくて浮きがあるのが見えます。この作業が終わったら、お約束の煙突作業に着手です。
    今日は、使用部品の切り出しと接着、加工部分は仮組み(乗せるだけ)で状態を見るだけで作業終了とします。

2011/10/5

  1. 煙突





    煙突作業です。最初に素組を行って様子を見てみます。今年発売されたリテイク版長門の煙突です。頂部内に雨除板を組み込みますが、サイズが大きいので端を少しずつカットして収まるように調整して収めます。頂部のネットはレインボーモデル製のファンネルキャップを乗せます。他のエッチング部品はライオンロア製のものを使用しています。

2011/10/6

  1. 右舷九四式高射装置





    ライオンロアのスーパー長門エッチングセットでもこの部分は、梯子が1箇所つくだけなので、ある意味つつき倒せる部分でしょうか?
    実は製作依頼者様に今日は簡単でしたとご報告申し上げた後、火がついちゃった次第ですww
    報告メールから3時間後触れなくなってしまいました。w
    最後は鰐口に挟んでプラサフ吹いて作業終了です。この部分、部品として自立しないんです。固定まで鰐口生活です。

2011/10/8

  1. 左舷九四式高射装置





    ライオンロアのスーパー長門エッチングセットでもこの部分は、梯子が1箇所つくだけなので、ある意味つつき倒せる部分でしょうか?再!w
    こちらも右舷と同様の作業となります。
    最後は鰐口に挟んでプラサフ吹いて作業終了です。この部分、部品として自立しないんです。固定まで鰐口生活です。
    明日は探照燈台作成です。

2011/10/9

  1. 110cm探照燈台





    探照燈台(110cm)は煙突の周囲にありますが、この周囲(先日作成した高角指揮台含め)が長門の見せ場でもあります。エッチングの説明書は、この台下部のトラス構造+防弾板で出来た台座も同時に作るように書いてありますが、こちらに従って作ると、後で取り付けられなくなりますので、上部だけの作成に留めます。
    ライオンロアディテールアップ付属のエッチングを使用します。
    中央の台座は幅2mm程しか無いのでかなり緊張しました。最後に(多分25mm用の)射撃指揮の火器制御器が収まる左右の張出しブルワークを取り付けます。
    最後に25mm機銃用火器制御機器の収まる左右の張出しブルワーク部分を取り付けて、床面は完成です。





    次は、手摺ですが、ステンレス製のものは手摺に限らず、磁力でピンセットに飛びついてくるのが、気になっちゃいますが、形状を保持する意味ではこちらの方がいいのかもです。探照燈台基部に合せて取り付けて
    行きます。形状は基部だけしっかり這わせて置けば、ある程度は事後修正が容易です。
    機銃管制器両舷分製作して探照燈台から一段下に取付ます。これ自体1mm強ほどしかないのですが、機器管制器、椅子などいっぱい!これ肉眼ではほぼ見えませんw
    探照燈は、ピットロード製 艦船装備セット 新Ver. NE-02 を使用しました。
    来週は船体、主砲搭載、副砲搭載となります。主砲は完成してるので、搭載するのみと言うこともあり、その大半の作業は船体関連に費やされるかと思います。

2011/10/10

  1. 飛行甲板





    今日から10月第2週作業の船体に移ります。
    概ね順調ではあります。が、多少右往左往して他艦作業していますので、整然と作業しなきゃと思ってるんですが、今月事務所の移転があり、製作に集中できる環境をなんとか確保しなきゃと思ってますが・・
    今週は木曜から週末までホビーショーがありますので行って参ります。業者用招待券@2枚残ってますのでご希望の方はお気軽に yujers@gmあいl。こm までメール下さい。業者招待日から一般向けの日まで通しで入場可能です。(一般入場料1日1000円必要です。)
    作業ですが、キットの飛行甲板から手を加えます。ここは第弐砲塔部と異なり、船体と同時に塗装します。
    モールドは削ぎ落としますが、通気装置、指揮台、甲板用水密ドアのモールドは残します。
    両舷の舷窓は再現されていないので、0.3mmのピンバイスで、位置を正確に決めて、開口します。
    第弐砲塔部同様、リベット補強筋、ジャッキステー、足場、水密ドア、梯子を設置してやります。
    明日は、手摺を配置して、リノリウム色を吹き付けて(リノリウム押さえは船体塗装後設置します。)船体に接着して、軍艦色を吹き、木甲板を敷いていきます。(これ多分キモになるかも)実は、KAのアオシマ用木甲板はキッツイのです。
    この木甲板シール、厚みがある為、嫌うコレクターの方がいらっしゃいますが、私は大好きです。いや、塗装も大好きだし、木甲板シールも大好きが正解ですか。

2011/10/11

  1. 飛行甲板、船体





    昨日の飛行甲板部分をリノリウム色に塗装します。リノリウム押さえや、軌条、ターンテーブルはここで取り付けると、マスキングできなくなるので、取付は後ほど行います。ただし、通風筒は先に取り付けます。
    取り付けたら、船体のすりあわせを確認して、接着します。明日はリノリウム部をマスクして、軍艦色を吹き、手摺を取り付けて、甲板を貼って行きます。

2011/10/12

  1. 船体





    船体の塗装の準備で手摺を配置して行きます。長門のディテールアップ製品付属の手摺はステンレス製なので細く、写真でははっきり確認しづらくてすいません。(;´Д`)
    手摺を貼りつつ、リノリウム部分にマスキングを張って行きます。(並行でなっちんのリノリウム押さえもやってます)
    木甲板シールとのすりあわせを確認しながら、手摺を配置して行きます。クレーンの部分は図面によると2層に手摺が張られていたようなので、それに準じて設置していきます。
    木甲板シールはやはり、かなりサイズが違うようで、このまま剥がして張ることは困難の域を出ません。
    モザイクに切断して張り込むか、ドライアーを当ててみるか、ただ、ぴったりの部分も伸ばすと今度はそちらが合わなくなってくるし、明日から出張なのでその期間ずーーっとそのこと考えてみます。
    今日は、手摺を設置したところで終了にします。

2011/10/15

  1. 船体





    本日はセルター部といいますか船首楼甲板の後部にある張出し甲板部分を作成しました。キットだと断面が正方形ですが、実際は、鋼板のあつみだけなので、プラペーパーでスクラッチとなります。ブルワークも同様に厚みがあるので、プラペーパーでスクラッチビルドしました。最後部のラッタルを取り付けてから、張出し部分は左舷クレーン甲板部分同様2重に手摺が見えるので、2重に設置してやります。
    明日は、副砲を取り付けて軍艦色を吹き、甲板の敷設を行います。多分ここが鬼門です。

2011/10/16

  1. 船体





    こまかな部分を取り付け終わったのでプライマーサーフェーサーをラッカーシンナーで溶いたものをエア吹きして下地処理しました。
    下地処理後、乾燥したら、軍艦色を甲板上の構造物、ボラード、通風塔など、もれなく吹きます。
    これで船体完成!ならいいのですが、ここからが最大の難関、木甲板シールです。フジミ製キット用のものは、比叡や、霧島、各種空母含めて、しっかり詰めてサイズ取ってあるのですが、KAモデルのアオシマ製用は扶桑、陸奥、長門、どれもサイズが合いません、それどころか、この長門は合う以前の問題なので、加工必須です。
    艦尾のぶぶんで約合計5mm弱の誤差、ただ、各ブロックの穴はきっちり収まる感じです。





    錨甲板は、塗装塗り分け前提で先に完成させてしまってますが、甲板シールへの張り替え作成変更のため、ここは潔くチェーン撤去!考えるより産むが易し、ここの複雑な形状を木甲板シールをカットしても、錨甲板部分が、木甲板シールの厚みに負けてしまい、陥没した状態になってしまいます。実際ここは、陥没はあり得ず、むしろ少し高くならないとなので、木甲板シールの上に、錨甲板をその上に別部品として用意し、敷設、そして、撤去したチェーンを戻します。
    作業は時間を要するため、徹夜になりそうなので明日改めて作業します。

2011/10/17

  1. 船体





    今週の作業は飛行甲板から最終的に艦橋着手です。が、実は姫には内緒で、ここでスケジュール的にゆとりを持たせてあったので、飛行甲板作業をかけながらの甲板前部の錨甲板などの手入れが可能なのです(`・ω・´)
    その船首部分の作業ですが、まず、チェーン撤去、ホースパイプの上部カバー撤去(これは汚くなっても、歪んでもKAモデルのこの木甲板シール付属のがあるのでOK)、チェーンは撤去後、硬化させるために流し込んだ瞬接を除去するために、火であぶります。
    瞬接は、ゴテゴテしたら、金属部品付着部分の場合、火であぶればリセットされます。(プラキットはあぶるな!w)つまり、ホントの灰だけになります。(しかも瞬間に)
    綺麗に灰を除去したら、またプライマーから塗装へ工程を持って行けば、何事もなかったほど綺麗に仕上がります。
    木甲板は、艦首側も、タイトな区間とルーズな区間が波状に現われ、つまりは合いませんので、細切れで許容範囲に分断させて貼り込んでいきます。写真砲塔右側の後部側はタイトで一枚物では全く貼れませんでしたが、細切れにすると上にわずかに乗り上げて、その上からテンションをかけ、よく見ないと境が判らないように同化させる事が出来ました。
    明日から飛行甲板ですが、艦首側の錨甲板のエッチングの準備やらを並行で行って行きます。

2011/10/18

  1. 船体





    リノリウム部分のマスキングを剥がして飛行甲板作業に入ります。艦首部分の作業は別途行っていきます。
    今週は飛行甲板から艦橋準備へと進みます。
    艦首部分の甲板を貼ったら、錨甲板を用意しましたが、切り出したとたんエビぞりw形状記憶合金かっ
    この甲板やら、カタパルト、軌条を用意して軍艦色塗装の準備を行います。
    その作業と並行して、別ユニットで完成させてあった艦橋下部の甲板部分を船体に溶接します。
    飛行甲板に必要な艤装品を作成しておきます。作成したら、ターンテーブルだけ飛行甲板に設置しておきます。
    明日はリノリウムを敷いていきます。

2011/10/19

  1. 船体





    飛行甲板にターンテーブルだけ設置した状態です。カタパルトはまだ軌条もリノリウム押さえも敷いてないので、設置しません。
    リノリウム押さえは縦2本敷いてから、横を敷いていきます。今回も、阿武隈、那智同様海魂製のものを使用しています。

2011/10/20

  1. 船体





    艦首のホースパイプを開口して、最先端の木甲板をすこしアールを持たせてカットして、船体形状に合せて木甲板を固定します。
    錨甲板を固定したら、チェーンを所定の位置に固定します。
    飛行甲板はリノリウムを敷いていく作業の延長と、前方側から軌条を敷設していきます。
    写真は貼り込み作業中です。明日は中央あたりまで貼り込みと軌条設置を完了させます。

2011/10/21

  1. 飛行甲板





    引き続き飛行甲板作業中途の写真です。

2011/10/22

  1. 飛行甲板~艦橋準備





    リノリウム押さえは完了したので順次設置して行ってた飛行機運搬軌条の残りを完成させます。
    作業と並行して、来週から取りかかる艦橋の準備を行って行きます。
    飛行機収納用クレーンは巡航状態再現を行ってみました。キット自体は起立状態でしたので、長さを詰めて頂部に滑車、クレーンを交換して、先端にフックを取り付けてみました。
    来週作業の艦橋を仮組みして周囲の摺り合わせを見ました。この部品の90%はリプレイスされることになります。
    世界で最も好きな船の朧氣ながら見えてきたシルエット、やはり、世界一ですね。

2011/10/24

  1. 艦橋





    今週から艦橋です。山口出張をこなしたのはいいんですが、PCのRAID構築されたSSDのいずれかが死亡なのか、障害発生、Win起動後停止orz。手を煩って作業が少々遅れました。伊藤整一中将の妻へあてた遺書を拝見してきましたが、又機会がありましたら、詳細を記すとして、早速遅れを取り戻すべく、艦橋周囲の(背面)兵員待機所を作成。あ、それと、陸奥の主砲の砲身の実物に触れてきましたが、あんなに大きかったと覚悟はしてはいたのに、腰を抜かすほどでかかった!(この曖昧な日本語に混乱度合いを汲んで頂きたい)これも又機会がありましたら(;´Д`)
    艦橋は上部から下へ製作して行きます。
    九四式方位盤標準装置はキットのものをカットして、パイプ、ドア、除き窓用ハッチ、スライドレールをエッチングや銅線で用意します。これは過去の余った部品類などからスクラッチや流用して作成します。
    スーパーディテールキットにはプラキットをカットして使用、しか用意されていないので、艦橋は顔ですし、しっかり用意します。方位盤の基部は穴あき手他を用意したら、0.5mm程度のものでさえ収まらなくなるので、ここは交換しません。スライドレール前のカバー部分は、写真で見てもなめらかな感じですので、シャープさを持たせるために、ケガいて彫りを深くします。
    床面部分は、ブルワーク(これもスクラッチで作成します)、横桁用ロープ、双眼鏡(あれば椅子付なければ通常のもの)パイプ手摺(左舷張出し)筺を設置します。





    戦闘作戦室は部屋を組んだら、艦首側の遮風板を設置して、床面側に双眼鏡を4基設置してやります。
    最終的に、方位盤標準装置層と戦闘作戦室層の接合を行います。接合部分は隙間の出来ないように、ゼリ瞬を付けて接合します。
    明日は、この作戦室底面の三角桁を取り付けて更に層を下ります。

2011/10/25

  1. 艦橋





    今日は昨日の底面に三角桁設置するところからでしたが、方位探針儀や方位測定室の設置がまだでしたので、そちらから、無線電話送信機4箇所も設置します。スーパーディテールの指示は3箇所に見えますが、手持ちの図面は4箇所ですので余分目を使用して設置します。
    副砲指揮所は、各種制御器、双眼鏡などを設置しておきます。今日最後は、羅針艦橋です。この段階ではいずれも、まだ全ての部品を敢て取り付けてない中途の状態を写真に収めてますので、製作の参考とすることは、ご注意下さい。それらの細かな部品類は最終的に接合した後、設置していきます。
    明日は下部艦橋、副砲予備指揮室を製作します。

2011/10/27

  1. 艦橋





    艦橋は中央部あたりまで機だって来たので、逆に基部から構築していきます。床面を交換する部分などはモールドを削いで事前に準備を行います。
    高角砲台はエッチングの床に交換、木甲板部分は、塗装後、木甲板シールを貼付しますので、モールドを削いでおきます。中央の洗濯室、電源室上部の天窓、給水塔などは各社エッチングや銅線で再現してあります。
    2層目はまだあとで木甲板が貼られますので、双眼鏡など設置はしません。
    基部最下部の舷窓、ドア類を準備します。両舷のパラベーンは自作のレジンパーツを使用しますので、まだ設置しません。
    副砲指揮所は裏に三角桁を設置してやります。





    最終的に、先日製作した、羅針艦橋を接合させます。大黒柱、支柱は位置確認、位置決めに使用します。まだ接着はしません。

2011/10/28-29

  1. 艦橋





    昨日の上の階層へ上がっていきますが、常に支柱の通りを意識して組み上げていかないと大変なことになるので、注意が必要です。
    折り曲げ箇所が多く、エッチングの隙間が多々あるので、表面処理、パテ埋めを行ってやります。見た目的に汚くはなりますが、塗装すれば綺麗になりますので、心配入りません。むしろ、手を加えないで、スキッパになった艦橋の方がペラく見えるのでここはしっかり手を加えてやります。
    いよいよ下層からと上層からの接合点が近くなってきました。今のところ支柱の通りは良好です。しかし、この層からシビアになってきますので、キットから切り出した部品との摺り合わせをよく把握しておく必要があります。今回のケースですと、主砲前部予備指揮所の中央構造物と支柱は干渉します。通りはしっかり確保しておきます。
    最後に測敵所(まだ部品を配置していません)と既に完成済の戦闘艦橋を載せて状態を見ます。ただ、支柱を通してないのと、接着してないため上が後方に傾いて見えます。
    あたりを見たら、今日の作業は終了、明日は測敵所を製作します。

2011/10/30

  1. 艦橋





    測敵所です、いよいよ最後です。来週大黒柱予定だったんですが、あたり見ながらやってた関係で、自然に準備完了しちゃってますので、来週は煙突配管、煙突周り集中です。
    測敵所にも戦闘艦橋同様遮風板が設置してあったので、これと信号桁手摺からです。
    遮風板が完成したら、底面の穴あき三角桁を配置して行きます。底面が終わったら上面の双眼鏡を配置して行きます。





    最後に10m測距儀を設置して完成です。10m測距儀には背面にドア、前面に角窓を取り付けました。
    明日は艦橋完成です。

2011/11/1

  1. 艦橋





    艦橋は下部からサフを吹く前に、先に取付手置いた方が良い小物部品を取り付けたりしておきます。設置した部品は数多いので省略いたしますが、演習砲は、甲板を貼った後の方がいいので取り付けません。また、パラベーンやウィンチは自作のレジンパーツを用いるので、ここではまだ取り付けておりません。
    中断の測距儀は取付けて、間に手摺を設置、兵員待機所も同様に取り付けておきます。
    最後にパテで、エッチング折り目などを埋めてやります。明日は、塗装、甲板貼付、塗り分けを行います。演習砲は後程取付となります。

2011/11/2~12

  1. 艦橋





    艦橋を塗装して木甲板を貼り付けます。エッチングに置き換えた部分は、キットと形状が異なりますので、それに合せて形状を整えます。
    艦橋を船体に接合します。この段階ではテンションがかけらんないので、事前に摺り合わせはよく行っておきます。
    煙突部分は、配管を躱して機銃座を設けます。2層になっていますので、支柱も障害無いよう、ルーターで綺麗に機銃座を抜いていき、全てが(配管も支柱も)クリアになってから接着を行います。この作業は膨大な時間を要しますが、ここはしっかり作業したいところです。完成したら、塗装して(プラサフ>軍艦色>マット黒)船体に取り付けます。





    煙突を取り付け終わったら、周囲の探照燈台ですが、多分、キモなので、明日精神集中して望むので、今日のトリは艦載機ということで。
    作業自体は簡単です。運搬台に単フロート用架台を載せて、その上に九五式水偵2機固定して(前後左右から垂直になってるか✔)硬化したら、レール上へ持って行き固定します。車輪部分とレールの接点は極めて小さいので、目立たないように、瞬接を多めに流して硬化させます。

2011/11/14

  1. 探照燈台




    加賀入賞でプレゼントに頂いたマイ、ハイモールドレジン長門、これが今回製作長門の2番艦なのですが、2艦同時制作の最大のメリットである、事前確認がもう1艦で行えると言うことが、ここにあります。
    余談ですが、ハイモールドレジン長門は、あまりエッチングを使用しないで組んでいくつもりです。レジンキットの良質な質感がいいですね。実は阿武隈以下ジョーワールドのレジン軽巡7艦も入手済なので、すごく楽しみなのです。(軽巡7隻連続はさすがに飽きちゃうか)
    探照燈台ですが、実艦は煙突を避けるように歪んでいるので難易度は高いわ、図面とキットと全然違うわ、ピットロードの説明書も厳密な位置は指定してないわ、と、かなり難関でした。この仮組みで位置を詰めていき、仮固定して本組みに入ります。

2011/11/17

  1. 探照燈台、後部ラジアルダビット




    位置が正確に決まったので、塗装を行い、所定の位置に設置します。
    右舷後方のラジアルダビットに縄梯子と安全索(ロープ)を設置します。縄梯子は、ダビッド中央の高さあたりから、安全索は頂部から左右に渡して設置します。
    後部艦橋とマストに作業は移ります。最下部はエッチングを使用、主軸部分はキットをカットして使用します。




    頂部の九四式方位盤照準装置、4.5m測距儀、主砲後部予備指揮所左右部分、副砲方位盤はスーパーディテールでは窓枠周囲のみしか再現されていないので、高角砲指揮所の時と同様に、90%以上様々なエッチングを用いたり、金属素材を用いてディテールアップします。塗装して、位置を決めたら、接着しますが、基部から順番に位置をすり合せて固定していきます。事前に組んで持ってきたら、左右非対象の軸部なので、十中八九、どちらかの方向に歪みますので、順繰りに組んでいきます。

2011/11/20

  1. 後檣




    ようやく後檣の上段を除く部分まで完成しました。使用部品数もはや不明w軸部は後部艦橋の軸受け部分とすり合せてありますが、支柱とエッチング基部使用や中央構造物のヤスった分、長さ調整で軸底部を詰めて行います。足かけ2日掛かりましたが、これがおそらく長門完成までの最後の山場だったと考えます。いよいよ、完成間近です。

2011/11/21

  1. 後檣




    今日は昨日の上部部分後檣トップです。ここは金属線をチャックに挟んで先細加工を行い、横桁を0.3mm線で再現します。垂直に登り梯子、水平に索と桁を追加して、トップに風力計と避雷針を設置、一段下がって昨日の作業の仕上げに、支柱部分にハンギングラダーを設置して、デリックポール、滑車と索、フックを再現してサフ>上部マットブラック、下部軍艦色塗装として、完成。
    後部艦橋に固定したら、基部に事前に作成して保管していた12.7cm高角砲を設置します。
    明日は艦載艇を載せて索を再現、あと、各所追加を予定しているダビットや兵装、艤装小物など順次設置していきます。

2011/11/22

  1. 完成工程




    完成工程となります。今日は事前に完成させて保管しておいた各種小艦艇を搭載します。艦橋後部に3艇カッター設置(そのため両舷に振り出されたブームダビットは設置しません)、煙突後部に内火艇、内火ランチ、水雷艇を設置。写真には写っていませんが、第2砲塔左に通船1艇、艦載機2機目をレール上に搭載しました。明日は艦首から順に完成工程を行って行きます。

2011/11/23-26

  1. 完成工程




    23日から艤装品、兵装品、その他細かな作業を行っています。順次組み付けて行ってます。
    最終的にレタッチしていきます。エア吹き可能な箇所は最終塗装前に軍艦色を吹いてやりますので、素材色のまま取り付けて行ってます。
    最後の艤装品、演習砲を作成して、船体部品(艤装兵装)全行程が完了となりました。この3日間で用いた部品点数200点オーバー(のべです)。心地よい疲労感がw
    レタッチ前ですが、1枚パシャッと。この後、レタッチ、ウェザリング、>トップコート>張り線で完成です。
    製作記はこれをもちまして、終了致します。後程、あとがきと、完成写真にて。

完成写真

HULL SCAPE

ZOOM UP

WATERLINE VIEW

あとがき

戦艦と言えば?大和?いいえ、私個人的には長門です。金剛型戦艦も、斜め後ろのシルエットが美しいですが、多分、長門型が世界一美しい戦艦です。、横須賀で撮影された、水爆実験へ供されるため曳航される、長門を見て、複雑な気持ちになるのは、この年になっても変わりません。(一体何歳だw)
最近は昨年、製作に向かって頓挫したほど、個人的に敷居の高い厳格な船でしたが、ようやく完成させることが出来ました。
しかし完成した船をあらゆる角度から眺めるのは、やはり、楽しいです。ましてや、それが長門ならなおさら。
製作依頼を頂戴致しましたタヌポンに感謝です。そして、元秋雲乗組員でいらっしゃいますおじいさんもいつまでも長生きして下さい。

編集 鴣囃子裕二(タヌポンの工廠長)@軍艦堂 トップへ