戦艦

1/700 日本海軍 戦艦 山城



山城(やましろ)は、日本海軍の戦艦。扶桑型戦艦の2番艦。横須賀海軍工廠で建造された。
1913年(大正2年)11月20日、横須賀海軍工廠で起工され、1915年(大正4年)11日3日進水、1917年(大正6年)3月31日就役した。完成時は世界最大の戦艦で、また初めて排水量が30,000トンを越えた戦艦でもあった。 しかし、完成早々に「扶桑」型の二隻はその欠陥を露呈した。
速力が十分に発揮できない事、舵を切るだけで速力が大幅に低下する事、主砲の爆風が艦全体を覆いつくし、艦橋構造物にダメージを与える事、三番主砲と四番主砲の間に煙突があるため三番、四番主砲の指揮がとりにくい。
その後扶桑型戦艦の改良版の伊勢ではこの結果が、反映されている。これらの欠陥のため、問題が発見されるたびに改装を行う事となり、大正~昭和初期にかけて改装に次ぐ改装を繰り返し、艦隊で行動した期間よりもドックで改装を行っていた期間のほうが長いという、“艦隊にいる方が珍しい艦”となってしまった。
「山城」は1942年(昭和17年)6月のミッドウェー海戦に主力部隊として出撃するが戦闘には参加せず、そのミッドウェーで失った空母戦力穴埋めの為の航空戦艦改造案が扶桑と共にあったものの実現されなかった。
西村祥治中将の旗艦となった「山城」は、リンガ泊地から10月22日午後3時に出撃。レイテ湾内部にて姉妹艦の「扶桑」がアメリカ海軍駆逐艦が放った魚雷4本を受け右に逸れて戦線離脱、その後「扶桑」は炎々と燃え上がり火薬庫に引火、大爆発を起こして真っ二つに裂けて漂流、その後沈没した。
山城も次々に被雷。それでも前進を続け3時51分より「山城」はアメリカ海軍の戦艦と巡洋艦からレーダー射撃を受け、自らも前方に見える砲火の閃光を目標に応戦した。このとき西村祥治中将は「我魚雷を受く。各艦は我に省みず前進し、敵を攻撃すべし」と残存艦に指令を出した。その後も「山城」は命中弾と駆逐艦の魚雷攻撃により艦の速度が低下、その後被雷により機関が停止。火薬庫に引火して爆発を起こした。この爆発までの間、前部主砲は砲撃を続けていたのが米軍でも確認されている。この爆発の衝撃は激しく艦橋が前に崩れ落ちるのが確認されている。 その後急速に傾斜し始め艦長篠田勝清は総員退去を命令するがわずか2分後の午前4時19分に右舷へ転覆して艦尾から沈没した。
生存者は10名足らずとされている(本当はもっと生き残っていたのだが鮫に食われたり、救助されるのを拒み自殺したり、運良く陸地に上陸した乗組員も原住民に殺害されたりしてこの数になってしまった)。
米軍がこの戦闘に発射した砲弾は大口径弾300発、中、小口径弾4,000発と言われる。 なお、山城を使用した敵上陸地点への突入作戦はこれ以前にも立案されていた。それはサイパン島陥落時に神重徳大佐が「私を山城の艦長にして下さい。サイパン島に殴り込みをかけます」と提案したものであったが、成算がないとして却下されている。ここで戦闘力速力防御力どの点から言っても、当時の日本戦艦では最も突入作戦の成功率が低いはずの山城が出て来るあたり、山城の不遇な状況を如実に表しているといえよう。

GNU Free Documentation License.

性能諸元:大正9年/昭和13年
分類:戦艦
起工:1913年 就役:1917年 最終:1944年 レイテ島沖にて雷撃、艦砲射撃により戦没
等級:扶桑型 2番艦
艦名:山城 地名 京都府の一部をなす旧国名
排水量:基準排水量:29,326/34,700トン 公試排水量:30,577/38,900トン 満載排水量:-,-トン
全長:205/210m 全幅:28.65/33.08m
兵装:

竣工時 改装時
四一式35.6cm連装砲x6 四一式35.6cm連装砲x6
四一式15cm単装砲x16 四一式15cm単装砲x14
三年式7.6cm単装高角砲x4 撤去
八十九式12.7cm連装高角砲x4
朱式6.5mm機砲x3 撤去
九十六式25mm機銃x16
留式7.7mm機銃x3
53cm水中魚雷発射管x6 撤去

搭載機:3機
同型艦:
扶桑

使用部品:
フジミ製 戦艦 山城 1941 特-71
フライホーク製 山城用エッチングセット
海魂製 12.7cm 高角砲
フライホークモデル製 日本海軍手摺 FH700019
海魂製 サーチライト H083
フライホーク製 リギング FH100001
フライホーク製 弾薬筐 FH700011
フライホーク製 13mm機銃 FH700068
海魂製 掃海具セット H118
海魂製 窓枠セット H036
海魂製 艦尾艦名板セット H111

他金属素材、プラスチックインジェクションパーツ等使用

塗料
MC219 BRASS
C32 DARK GRAY (2) 50% + C62 FLAT WHITE 50%
C44 TAN
C42 RED BROWN
C29 HULL RED
C33 FLAT BLACK
C62 FLAT WHITE
XF-2 FLAT WHITE 80% + XF-57 BUFF 20%
XF-2 FLAT WHITE
XF-1 FLAT BLACK
X-7 RED
X-28 PARK GREEN
XF-56 METALLIC GREY

模型作歴:

2018年9月25日 起工
2018年10月17日 竣工

らくがき帳:

COMPLETE PICTURES

About Yujers

現在、新規工廠地探し中!

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください